第百四十九話『んれでもやっぱミストにゃん』
第百四十九話『んれでもやっぱミストにゃん』
《神秘とてあるもんにゃ。心の悩みにゃんてもんは》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「ミーナ」
『とっ捕まえるため』
「じゃなくって」
『抱きしめるため』
「だとしたら?
三にん家族の」
『愛』
「という名の輪をとりもつ」
『幸せの道具』
「と考えたら、どうかしら?
——あら、イヤだ。
わたしったら、
お説教まがいの、
『ごたく』を並べているわね。
……ああそれとも、
インチキまがいの、
お説教を唱えている、
といったほうが、
この場に、
ぴぃったりのたり、なのかしら。
まっ。
どちらにしても、
ミリアになった気分で、
なぁんとなく心苦しいのだけどぉ。
たまにはいいわよね。
たまには——」
「幸せの道具……」
「さぁ帰りなさいよ」
『あなたに、
そばにいて欲しい、
と願うものたちのところへ』
『あなたが、
そばにいて欲しい、
と願うものたちのところへ』
「……うん。
ミストん、ありがとう」
「礼には及ばないわ。
いつものように、
ただ思ったことを、
ずけずけ、と、
しゃべっただけだしね」
「ミストん。
アタシ、帰るのわん」
「そう。
じゃあ、またね」
「うん」
ぱたぱたぱた。
「わたしったら……。
神秘の妖精が、
お説教なんてするものかしら?
ミアンからも」
『お笑いの妖精』
「なんて呼ばれちゃうし。
どうして未来は、
わたしの思いどおりに、
なってくれないのかしら?」
ぼおぉっ。
《悩める神秘のかたわらに突如、謎のシルエットにゃん》
∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
「なもんで」
『生きる』
「はオモシロいのですよ。
ミストさん」
「……出たわね」
ぱっ!
「——と、ここが出番とばかりに、
くっきり登場ですね——
はい」
にっこり。
『愛』
「を説かれたからには」
《まさかの登場にゃもんで、つづくのにゃん》




