第百三十八話『大忙しにゃん』
第百三十七話『大忙しにゃん』
《ヒトはヒト。ネコはネコにゃん》
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「んなら」
『妖精は妖精』
「なのわん」
「だったら、ワタシも」
『精霊は精霊』
「なのよ」
「なら、ワシも」
『ヌシはヌシ』
「なるぞ」
『バロンにゃん!』
《湖のヌシまで顔を出してきたもんで、お話の始まりにゃん》
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「私の間違いはね。
あなたを愛してしまったことよ」
「かもしれん」
『恋』
「とは、
常態ではいられなくする」
『心の病』
「らしいから」
《あんたらもにゃの?》
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「ミムカん。
ベンチ、もう一つ追加なのわん」
「また、でありますかぁ。
なかなか忙しいでありますねぇ」
《ふにゃっ。まさに台所は火の車にゃん》
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「にゃあ、イオラにゃん。
まにゃ精霊の間は、
治らにゃいのにゃん?」
「ごめんなさいね、
ミアンちゃん。
フィーネちゃんと、
マミ(=マザーミロネ)ちゃん、
ふたりの報告からすると、
まだまだかかるらしいわ」
「にゃらあれは、
ずぅっ、とあのままにゃの?」
「そういうことになるのだけれどぉ。
はあぁ。
……と思わず、
ため息がもれちゃうくらい、
ホント、困ったものね。
素性の知れない霊体が、
どんどん入ってきたかと思えば、
大半が、なにを話してるのか、
さぁっぱりのぱり、な、
イチャイチャカップル。
いいとこ見つけた、
といわんばかりに、
増えていく一方なんだもの」
「迷惑にゃら、
いえばいいじゃにゃいの。
ベンチにゃんて、
用意しにゃくたって」
《ウチのネコにゃ意見にイオラにゃんは……、つづくのにゃん》




