第百二十五話『エンターティナーにゃん』
第百二十五話『エンターティナーにゃん』
《にゃんとかにゃるのにゃん?》
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「どうにもにゃらにゃいのにゃん。
にゃもんで」
すやすやすや。すやすやすや。
「し、しまったのわぁん!」
『アホな考え、休むに似たり』
「なら、おネムしてなにが悪い?
といわんばかりに、
ひとり芝居を口実にして、
まんまと夢の世界へ、
旅立ってしまったのわぁん」
《夢ん中、ミーにゃんと『おトイレ』で鉢合わせにゃん》
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「にゃんにゃん。
今日は朝から、
気持ちいいのにゃあ」
そよそよ。そよそよ。
「ウチの」
『毛並み』
「も、そよ吹く風ににゃびかれて、
うれしそうにゃん」
「看破したのわん!
んれって」
『日和見』
「な性格だから、
に違いないのわぁん!」
「にゃ、にゃんと!」
《ネコと生まれて、初めて知ったのにゃん》
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どさっ。
「あっ!
ミアン、大変なのわん。
ほら。あの大木。
あそこの枝の上で何時間もね。
ミアンみたいにお腹をかきながら、
ぐぅたら寝そべっていた」
『あぁんなにも、
のぉんびりのんきな、
生きもんが、
ほかにもいたんだだなぁ』
「なぁんて、
あきれるやら、
うらやましいやら、
くやしいやら、
ほめそやしたいやら、
などなどなどの、
口に出して語りつくせないほどの、
ありとあらゆるさまざまな感情が、
心の中に次々と湧き上がって、
アタシをファンにさせずには、
いられなかった」
『エンターティナーなナマネコ』
「が……無念。
真っ逆さまに、
落ちてしまったのわぁん!」
「あんた、それ、
ずぅっ、と見ていたのにゃん?」
「うん!」
《ヒマにゃお方にゃん》




