第百十九話『ミーにゃんは光でウチは影にゃん』
第百十九話『ミーにゃんは光でウチは影にゃん』
《あんまりにもまぶしすぎるきらいはあるのにゃけれども》
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『光あるところに、
……影があるのにゃん』
「んれもまた然り、
にゃのにゃけれども。
当ったり前の前、
の話ではあってもにゃ。
深く重々しく語れば語るほど、
耳をすませて聴いてる相手に」
『にゃあるほどぉ』
「と感心されてしまうものにゃんよ」
「かもしれないけどさぁ。
んだから、どうだっていうの?
なにどうしようもないことを、
ほざいてるのわん?」
「まぁまぁ。
ちにゃみにミーにゃんは、
泣く子も黙る」
『イオラの森のお姫さま』
「にゃもんで、当然」
『光』
「にゃん」
「へぇ。
アタシがねぇ。
すると、ミアンは?」
「ウチ?
聴くまでもにゃいじゃにゃいの。
これまた当然」
『影』
「にゃんよ」
「えっ。
そうかなぁ。
——と振り返ってみればぁ……。
おや? おや? おや?
なシーンが次から次へと、
あたかも走馬灯のように——
どっちかっていうと、
アタシのほうがいっつも、
ミアンの影の中に、
縮こまっているようなぁ……」
「ミーにゃん。
しょうがにゃいじゃにゃいの」
「うん?」
《にゃらば、実例にゃるもんでもあげてみようにゃん》
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『こぉんな清々(すがすが)しい朝は景気良く』
「とか」
『森のすみずみまで見回せたらなぁ』
「とかで、
どっがぁぁん! するしにゃ」
『雨風で、
あっちの木々が、
なぎ倒されているっていうのに、
こっちの木々がへっちゃらなのは、
どうにも不公平なのわん』
「とかで、
にゃあんでも、
『公平にしちゃうのわぁん』
と尽力しようとするしにゃ」
《するしにゃ、で、実例がまにゃあるもんで、つづくのにゃん》




