第百十八話『いろいろ話パート019にゃん』
第百十八話『いろいろ話パート019にゃん』
《ネコも『お邪魔するのにゃん』くらいはいうもんにゃの?》
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「別に、
いわなくってもいいんじゃない?
だぁってネコなんだもん。
抜き足差し足忍び足で、
こそっ、と、
どこぞへと侵入するのなんて、
日常茶飯事。
誰もがご存知の、
当ったり前の前、なのわん。
気にするほうが、
むしろ、おかしいというもの。
違うのわん?」
「と、ウチも思うのにゃけれどもぉ」
「んじゃあ仮にさぁ」
『お邪魔なのわん』
「って返事されたらどうするのわん?
なぁんにもしないで、
のこのこ、と、
引き下がるしかなくなるじゃない。
ネコともあろうもんが、
んれで、ホントにいいのわぁん?」
「にゃあるほろぉ。
まさに今こそ」
『開眼の至り』
「にゃ。
よくぞいってくれましたのにゃん。
ミーにゃんの助言にしたがい、
ウチはこのまま」
『こそっ、と侵入』
「に務めますのにゃん」
「んの心意気なのわん。
ミアンもだんだんと、
ネコらしくなってきたのわぁん」
「化けネコとして、
生まれ変わってから、はや二百年。
ナマネコにゃら、
成ネコをすっ飛ばして、
とうの昔に、
お亡くにゃりにゃ歳でも、
霊体としてみれば、
まにゃまにゃ幼児期。
まにゃまにゃ子ネコにゃん。
にゃもんで、ミーにゃん。
何卒これからも、
ご指導ご鞭撻を、
賜りますよう、
よろしく、
お願いいたしますのにゃん」
「えっへん!
——久しぶりに、
肩をそびやかす時がきたのわん。
相手が、
下手に出るなら、
こっちは、
上手に応じるのが、
『道理』なるもん、だもんね——
いうに及ばず。
万事アタシに、
任せるがいいのわぁん!」
《持つべきもんは親友思いの親友にゃん》
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『知らず知らずのうちに』
「相手を傷つけてしまっている。
ああ。
一体わたしは、
どうすればいいのかしら?」
「それって、
いつ頃、気がついたのにゃん?」
「もちろん」
『知らず知らずのうちに』
《にゃんでも、知らず知らずのうちにゃら、お手上げにゃんよ》




