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新任の教師

五月の終わりの平日

また新たな変化が起こる

果たして永子の正体とは?

そして霊学部はどう動くのか?

「あ…あなたは…」

そう立ち尽くす未理恵、彼女は確かに驚きの表情をしている…

「か、かわ…」

未理恵が動揺していると真琴はにやっとして発言する。

「どうだ?何か見えるか?」

その時母と優美も部室に入ってきた。そしてようやく未理恵が呟く。

「この子どこの子?可愛いんですけど!!」

未理恵はそういいながら永子に飛びつき可愛がる。

「え?あの…」

真琴が焦ったような顔をして未理恵に話しかける。未理恵は永子を可愛がりながら質問する。

「うふふ…で、この子は妹さん?」

真琴は唖然として答える。

「あの…杏芽條さん?その子に霊的なものはついてますか?」

未理恵は不機嫌な顔をして答える。

「あの、華原さん。何故そんなことを気になさるのですか?」

真琴は答える。

「あのですね、その子が昨日話したループができる人で…」

その時未理恵が真琴の言葉を遮り言う。

「この子に霊なんて取り付いませんわ、それよりこの子は何処の子かしら?本当に妹さんかしら?」

未理恵が興味津々な顔で質問する。真琴は答える。

「昨日から突然居候してきた女子だよ…」

未理恵がそれを聞くと自分が最初座っていた椅子に座り永子を自分の膝の上に抱いて質問する。

「それってつまり家出少女のこの子を自宅へ連れ込みあんな事やこんな事をしたってことでございましょうか?」

真琴は大きな声で全否定する。

「んなわけないだろ!!母さんも何か反論してくれよ!」

真琴が母と優美のいた方面を向いて叫ぶ。

「お母さんならさっき車で待ってるから終わったらきてって言ってたよ!」

優美がそう答える。その証拠に既に母はいない…どうやら母は楽しそうにやってるねっとでも思って笑顔で車へ戻ったのだろう…

「じゃあ香崎さん…反論お願いします」

真琴が押し付けるように優美に反論を言うように押し付ける。優美は笑顔で答える。

「お母さんの話だと、昨日ベットが足りなかったから永子ちゃんは華原くんのベットで一晩過ごしたんだって」

真琴は唖然とする。直後永子も発言する。

「うん…昨日は真琴の…部屋で寝た…ベットも同じ…です」

真琴は流石にこれはやばいと思って反論する。

「俺は昨日は一人で寝たし永子がいたのは起きた時で…」

しかし直後未理恵が発言する。

「やっぱり私の見立て通り華原さんはロリコンですのね…昨日お父様が言ってましたわ、小さい女の子が好きで堪らなくて性的観点から見てしまうことをロリコンって…」

真琴が大きな声で反論する。

「僕はロリコンじゃないしほんとに今日の朝起きたらベットで一緒に寝てただけだし、性的観点とか見てねえよ!!!」

未理恵は聞いて聞かないふりをして話を変える。同時に優美も昨日座っていた席に着く。

「変態ロリコンさんはほっといて…香崎さん、実際この子は本当にループ出来るのですか?」

真琴が自分が昨日座っていた席に腰掛けながら発言する。

「だから俺はロリコンじゃ…」

優美も無慈悲に無視をして未理恵の質問に答える。

「どこまで出来るのかはわかりませんが部長さん、この子は確かにループを行えます」

未理恵は興味深そうな顔をして質問する。

「成る程…でも本当に私はこの子に霊は取り付いていないことを確認しました。ではこの子は一体どこから来たのでしょうか?あ、華原さんも答えていいですよ。部員なんですから」

真琴は呆れた顔をして答える。

「まったく…こいつがどこから来たのかは不明、自分が何者なのか、なぜ能力を所持しているのか、その他にも配偶者についても覚えてないらしい…唯一覚えてたのは自分の名前と…」

その時優美が発言する。

「不思議なことに華原真琴って名前をなぜか知ってて華原くんをずっと探し回ってたみたいなの…」

その時未理恵が何かに気づいたような顔をして答える。

「つまり華原さんが永子ちゃんを調教、そして記憶を全部奪い自分の所有物に…」

真琴がきっぱり否定する。

「してないからな!そんな暇あったらオンラインゲームのランキング狙ってるから!!」

未理恵が上品に笑いながら答える。

「クス…で、実際は華原さんの名前と永子ちゃんって名前しかこの子は覚えてなかったのね…そして謎の能力が使用できる…」

真琴が肯定する。

「そうなんだ…でこの子の正体を知るべく…」

未理恵が真琴の言葉を遮り発言する。

「それは昨日聞きましたわ…私も前例は聞いた事もありませんが…とりあえずそのループ能力というのを体験させていただけないでしょうか?」

優美が永子に質問する。

「永子ちゃん、昨日見せてくれた時間を戻すのを部長さんにやってくれない?」

永子がちょっとニコッとして答える。

「いいよ…じゃあ部長さん…手…掴んでて…」

未理恵がそれを聞くと永子の右手を掴んで答える。

「分かりましたわ…これでいいかしら?」

永子が答える。

「うん…それでいい…大丈夫…じゃあ見せてあげるね…」

永子がそう言うと未理恵は空間が捻じ曲がるような感覚に襲われ思わず目をつむってしまう。

「何…この感じ…まるで全てが捻じ曲がるような…」

そう未理恵が言った瞬間、その感覚は消えていた…そして目を開ける。

「永子ちゃん、昨日見せてくれた時間を戻すのを部長さんにやってくれない?」

先ほどと同じシーンだった…未理恵は驚く。そして永子が答える。

「優美ちゃん…もう部長さんは…時間を戻してるよ…」

未理恵が驚いた顔を隠せずに答える。

「本当に戻ってる…ですよね?」

それを聞いた真琴が発言する。

「あぁ…お前が俺らと同じく空間が捻じ曲がるような体験をしたのなら時間は戻ってる。ようこそ、ちょっと先の未来人さん。」

その時優美が質問する。

「ところで…今何時かな?」

真琴がそれを聞くと携帯を確認する。そして答える。

「今は…18時22分だな…そろそろ帰らないとまずいな…」

優美はそれを聞くとちょっと気を使ったような言い方をして帰る準備をはじめる。

「すいません部長さん…私、今日洗濯物を入れるの頼まれてるから早く帰らないといけないんです…」

未理恵がちょっと微笑しながら答える。

「いえ、気を使わなくていいんですのよ…まぁ永子ちゃんの件、一応調べてみますわ…詳しくは明日の部活の時に調査結果を報告いたします…それでは皆様、解散ですね…」

真琴が優美に話しかける。

「俺は多分車なんだがお前はどうする?多分母さんのことだから乗せて帰ってくれるかもしれないし…」

優美が笑顔で答える。

「大丈夫よ、華原くん!私多分自転車で帰ったほうが体力的にもいいから今日は自転車で帰るよ!明日の部活楽しみだね!」

優美はそう言うと荷物を持って霊学部をあとにした、続いて真琴と永子も退出する。

「杏芽條家のお嬢さん…またな、情報楽しみにしてるぞ…」

真琴がそう言うと未理恵が送り言葉をする。

「ええ、またね華原さん…たまには永子ちゃんも連れてきてね。可愛いから」

真琴は荷物を持ってない左手で振り返らず手を振り部屋を後にした。


真琴と永子は母のいる車に乗っていた。

「やっぱり自転車積んでるじゃん…安心したわ…」

真琴がそう呟くと母が答える。

「あら?やっぱり自転車で帰りたかった?」

真琴は否定する。

「普通に車でいい…楽だしな…」

永子は疲れたのか眠っていた…

「結構楽しそうにやってるじゃない…母さん安心したわ」

母は嬉しそうな笑顔をして運転しながらそう発言する。

「楽しくないよ…疲れるだけ…結局明日か…ダル」

そんな風に愚痴を言った後は何も話さず三人は家に帰った。


真琴は食事を終え、風呂を終え、いつものようにゲームをしたりSNSをしたりしていた。

「まぁ、確かに傍観者だな…結局俺がいなくてもあそこでの会話は成り立つんだ…」

真琴は一人そんなことを呟きながらSNSのDAINEのグループを見ていた。

「ふーん…こいつあの鬼神級クリアしたんだ…やるな…まぁ流石に1%のやつは出なかったか…」

真琴はグループに「そういや後輩にそのクエストで希に出現する都市伝説級の激レア持ってる奴いて自慢してきて腹たった」とメッセージを書き込み送信した。

するとグループでは「え?マジ?」「うわうっぜえwww」「そいつ運ヤバいなwww」「裏山」等とメッセージが流れてきた。

「はぁ…今日は早めに寝るか…流石に学校で倒れるといろいろ面倒だしな」

そう言いながら真琴はDAINEに「もう寝る」と書き込み全ての機器の電源を落としベットに入り眠りについた。


次の日のショートホームルーム…

「…ですので皆さんもちゃんと服装を整えてきちんと登校しましょう」

どうやら生徒指導から服装が最近少し乱れ気味ということで指導が入っているようだ…

勿論のようになんの服装違反もしてない真琴は机に顔をうつむせて静かに寝ている。

涼は相変わらずゲームを隠れてやっている…勿論優美は真琴がゲームをしないかを時折見ながら担任の話を聞いていた…

「それと今日の一時間目はロングホームルームの予定でしたが都合上科学の授業に変更いたします」

担任がそう告げると生徒がめんどくさがり愚痴をこぼし出す。

「えーマジー?一時間目に課題終わらそうと思ってたのにー…」

課題を昨日やってなかった茉絵がそう呟く。同時に担任が話し出す。

「はい!では皆さんにもう一つお知らせがあります!本日より来年の2月まで本校で科学の担当を受け持ってくださる新任の教員を紹介いたします。」

その時、茉絵が手を挙げて発言する。

「先生、新任の教師って全校集会とかで紹介するんじゃないんですか?」

担任は答える。

「えっと…今日は色々と職員の都合が忙しいので今日、科学の授業があるクラスだけに紹介してます。正式な紹介は月曜日の朝に行います。」

担任がそう答えると茉絵は手をおろした。

「えっと、では先生、入ってきてください!」

担任がそう言うと教室の扉が開く。すると眼鏡をかけて、赤いネクタイをしてスーツを着た茶髪の男性が入ってきた。

「私が今日から2月まで化学の担当を受け持つ赤田有都(あかたあると)です。よろしくお願いします。」

有都がそう答えお辞儀をすると担任が指示をする。

「はい!では皆さん拍手をお願いしますね」

…パチパチ…

クラスの3分の2が拍手をした。勿論優美と茉絵も手を叩いていた。

「では今日のホームルームはこれで終わりです。では1時間目はこの赤田先生が行いますので準備していてくださいね」

担任がそう言い教室を出るとクラスの生徒たちは有都にいろいろな質問をしていた。

「赤田先生って何歳?独身?」

「趣味何?」

「何か興味のあることとかある?」

「DAINEとかやってる?」

そんな感じで教室が賑わってる中真琴は携帯をポケットに入れて教室を出た。もちろん行き先はトイレだ。

「…はぁ、五月蝿いな…つい一昨日転入があったばかりなのに次は新任かよ…まぁいいわ」

そう言いながらトイレで携帯をつけ、ゲームをやってると涼が来た。

「マテリアル?今回のイベント進んでるか?」

イベントとはゲームのイベントのことだ、真琴は残念そうな顔をして答える。

「やる暇なくて参加できないわ…今回はパスかな?」

すると涼が自慢げに自分の携帯を見せてくる。

「俺さっき今回のイベントの激レア無課金でとれたぞ」

無課金とは課金…つまりゲーム内のアイテムを現金で一切買わずプレイすることだ。勿論課金ユーザーよりかは劣るが運と実力でプレイしている場合もあって今回涼がとったのは運で手に入る景品のことだ。

「はぁ…俺も時間あれば諭吉1枚つぎ込むのに…くそ…」

真琴が嘆いたような顔をする…

…キーンコーンカーンコーン…

「早!!もうチャイムかよ!!」

真琴がそう言うと涼が呟く。

「お前はもうそろそろ傍観者をやめてもいいんじゃないか?現実に生きたほうが…」

真琴が少し怒ったような顔をして否定する。

「俺はゲームとネットが全てだ…それ以外は見たくもないし本来見る価値もない…だけど生きるために仕方なく傍観者をやって現実を見てやってるんだ…もしかしてお前疲れてるんじゃないのか?」

真琴がそう言うと涼が笑いながら答える。

「お前には愚問だったな、お前に現実に生きろって方が無理だもんな」

真琴が呟く。

「なんだよ…冗談かよ…」


昼休みの食堂…

真琴と涼はいつもの席に座っていた。

「それにしても5月の下旬だっていうのに暑いな…今年の夏どうなるんだよ…」

真琴が弁当を食べながらそう呟くと後ろから聞き覚えのある声がした。

「先輩、明日は30度超えるかもしれないそうですよ」

そう…宵夢だった。

「なんだよ…いやみか?」

真琴が質問するが宵夢はそれを無視して涼の隣に座った。

「そういえば先輩たちって今日科学の授業ってありましたか?」

涼が答える。

「あったよ、新任の赤田先生だろ?」

宵夢がそれを聞くと弁当を食べながら話し出す。

「あの先生結構普通の先生でしたよね?僕ゲームしてたんですが全然気づかれませんでした」

真琴がため息をついて呟く。

「そりゃよかったな…こっちは香崎の監視があるからゲームはできないよ…」

真琴がそう呟くと涼がいやみでも言うように答える。

「俺もずっとゲームしてたよ。ってかめっちゃ進んだ。」

すると宵夢が突然話題を変える。

「そういや先輩、今回のイベントのこれ、僕も手に入れましたよ」

宵夢はそう言うと携帯画面を見せてくる。そこには涼が入手した激レアと同じものが写っていた。

「マジか!実は俺も今日の朝取れたよそれ」

涼と宵夢が楽しそうに話を進める。真琴がそのやりとりを見ながら弁当を食べていると優美が話しかけてきた。

「あれ?華原くんだよね?一緒に弁当食べる?」

真琴は条件をつけて答える。

「今は昼休みだからゲームするけど取らないのならいい。」

優美はにこっとして答える。

「もちろん今は昼休みなんだし取らないよ。でも先生に見つかったりしたときは知らないよ。」

真琴が質問する。

「まさかとは思うがお前、先生呼んでないよな?」

優美がちょっと悲しそうな顔をしながら答える。

「私そこまで卑怯な手は使わないよ…じゃあとなりにお邪魔するね。」

優美はそう言うと再び笑顔を見せて真琴の隣の席に座った。

「で、今日の教師どうだった?科学の新任。」

真琴が優美に質問する。優美は答える。

「うーん…私はちょっと苦手かな?ちょっと怖そうなイメージがあるし…」

真琴はそれを聞くと弁当を食べ終わり答える。

「俺はなんかどっかで見たきがするんだよな…遠いようで近いような…よく分からんが…」

真琴がそう言うと優美が笑顔で答える。

「案外昨日の夢で見たとかじゃない?例えば赤田先生が大統領になった夢とか」

真琴は呆れて答える。

「そんな馬鹿みたいな夢見るわけないだろ…まあいいや…で、昨日話したこと、杏芽條のお嬢さんは調べてくれてると思うか?」

優美が答える。

「調べてくれてるんじゃないかな?だってあんな体験したんだし…」

真琴がそれを聞くとゲームのイベントの話で盛り上がってる二人に質問する。

「そういやお前らって霊とか信じてる?」

涼が答える。

「幻想は存在しない。だから俺は信じてない」

続いて宵夢も答える。

「僕はまぁ、見たことないから何とも言えませんね…先輩は信じてるんですか?」

真琴は答える。

「さぁな…」


放課後の教室…

いつものように涼は車で帰り他の生徒はショッピングモールやゲームセンターへ行ったりして遊んだり部活をしたりしていた。

「華原くん?今日の部活行くんでしょ?」

机に頭をうつむせた真琴は答える。

「あぁ…いく…くっそ眠てえ…」

そう言いながらも荷物を持って席を立ち上がり教室を出て霊学部の部室へ優美と向かった。

「はぁ…なんで5階に部室なんだよ…もっと下の階に作れっての…」

真琴が呟きながら霊学部のドアを開ける。

ケエエエ!!!

「またかよ…この仕掛けどうにかならないの?」

真琴が不気味な日本人形が3体出てきたにも関わらず無心で奥へ入る。

「私も慣れた。この仕掛けって知ってる人にとったら意外と怖くないのよね…」

優美もそう言いながら奥に入る。真琴が奥の扉を開ける…

「あら、いらっしゃいお二人とも」

未理恵が上品な笑顔で出迎える。真琴はまず提案をする。

「毎度飛び出すあの日本人形の仕掛けだけど撤去したほうがいいんじゃないか?」

未理恵は豪華そうなカップに注がれたお茶を飲みながら答える。

「あの仕掛けはあなたたちのような本当に霊に対しての目的がある人だけが通れる通過儀礼のようなものでございます…生半可な人間が入ってこないようにしてる仕掛けですから撤去はできませんわ」

真琴は呆れて答える。

「あーそうですか…まあそんなちっぽけなことはどうでもいい」

すると優美が興味を示した顔で質問する。

「あの、昨日の永子ちゃんの件なんですが部長さんは調査結果を得られたんですか?」

未理恵が残念そうに答える。

「残念ながら輪廻永子と言う名前を全面的に調査してみましたが永子ちゃんたる人物は杏芽條家の調べられる限界のところにもありませんでした…ループ能力についても調べましたが過去にそのような体験をした人の情報ともほとんど食い違います…ですがちょっと興味深いことが…」

真琴はその言葉を聞くと質問する。

「興味深いこと?それは何だ?」

未理恵が答える。

「ここから約6kmぐらいの場所の霊地場…つまり心霊スポットに行った人のブログに書かれていたこの一言が気になったのです…」

未理恵はそう言うとブログの一部を印刷した用紙を取り出す…そこにはこう書かれていた。


:実はこのスポットを探索してる時にまるで空間が捻じ曲がるような感覚に襲われたんだ…僕はとっさに目を瞑ったんだけどそれから一秒もしないうちにその感覚は収まって目を開けたんだ…すると僕は探索してた廃墟の扉の前でたってたんだ…びっくりしたよ…で、後ろを向くと何かヤバげな気配がしたからすぐにその場を離れたんだ…その後、流石にヤバイと感じたから神社にお祓いに行ったんだ。するとそのお祓いを行ったお坊さんが後日首吊り死体で発見されたんだ…僕にはその後も何も起きなかったから一応このブログに書き込んでおくことにした。そろそろ引越しがあるからもうあそこには二度と行かないだろう…


「この部分がとても気になりまして…私たちが感じたのと同じ感じですよね…ここに書かれております表現は…」

未理恵がそう言うと真琴が答える。

「つまりこの廃墟から永子が来た、あるいは何らかの手がかりがあると考えているわけだな…」

すると優美が発言する。

「あれ?でもこの廃墟って写真が一枚と廃墟としか書かれてないよ?これじゃあ行くとしても行けないよね?」

すると真琴が優美に答える。

「香崎さん?さっきの杏芽條のお嬢さんの発言聞いてました?ここから6kmの廃墟って言ってたぞ」

すると未理恵は答える。

「確かにこの廃墟を特定するのは大変でした…それこそ杏芽條グループをかなり動かしましたから…ですが写真一枚で特定することはできました6時間もかかりましたが…」

真琴はそれを聞くと手を叩いて拍手する。

「やっぱ流石だな…杏芽條グループの権力は…尊敬したくなるわ」

すると未理恵が話を切り出す。

「そこで提案なのですが…この廃墟に私たちで行きませんか?行くとすれば日曜日…すなわち明後日です、一応6月に入ってしまいますが天気予報は快晴となっておりますし大丈夫かと思われます…」

優美がちょっと怯えながら答える。

「それって勿論昼間ですよね?」

未理恵はクスッと上品に笑い答える。

「クス…勿論ですわよ…昼間でも護衛がつきそうで困っているのに夜なんかいったらお父様に叱られますもの…」

真琴は携帯を確認する。現在の時間を見ていた…

「18時30分か…香崎、そろそろ帰らないとやばいぞー」

真琴がそう言うと優美が慌てて帰る支度をする。

「あ、そうだ!部長さんとDAINEの連絡先を交換しなきゃ!」

優美がそう言うと未理恵が答える。

「それならご安心を…既に交換してあります…」

未理恵がそう言うと二人は自分の携帯の連絡先を確認する。

「い…いつの間に…」

真琴は唖然とする。無理もない…交換してない相手と連絡先を交換していたからだ。すると未理恵が笑顔で発言する。

「実は昨日永子ちゃんが来た時にどさくさに紛れて二人の連絡先を登録してありましたの。意外と無用心でしたわね…今後は気をつけたほうがいいですよ」

真琴は心の中で呟いた

(やっぱり杏芽條グループは恐ろしい…)


やあ、今回のあとがきは俺、黒い謎の男が担当するよ…作者は眠っちゃったみたいでね…本当にエゴだよね?

まぁいいや、次回はようやくまともな手がかりが得られるみたいだ…

え?僕が何者なのかって?そんなの君たちが考えなよ。

フフフ…じゃあ、ちょっと口が滑っちゃったし俺はこの辺で消えるね…


果たして謎の廃墟とは?霊学部は永子の手がかりは得られるのか?

次回をお楽しみに!(^ω^)

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