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死に戻り男のローグライク戦記  作者: 結城絡繰


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第3話

 その後、エリックの部隊は目的地に到着する。

 死体や物資の残骸が散乱するその地点で臨時の拠点を設営していると、誰かが焦った声で叫ぶ。


「魔力反応だ! 帝国軍が来るぞッ!」


 王国の兵士達はざわつく。

 その間に彼方から浮遊する魔術師の一団が登場した。

 エリックの隣にいた商人の男は、愕然とした様子で呟く。


「嘘だろ……どうしてここに魔術師が来るんだ!?」


「やっぱり夢と同じだ……」


 他の者達が混乱に苛まれる中、エリックだけが冷静だった。

 彼は既視感のある展開に驚嘆する。


(そう、ここで俺達は帝国軍に立ち向かって、そして――)


「突撃ィ! 魔術が飛んでくる前に殺すぞ!」


 上官の命令と同時に、王国兵達は一斉に駆け出した。

 エリックもそれに続こうとして、己の脚力の異変に気付く。

 異常な加速で仲間を突き飛ばしたエリックは、そのまま部隊の最前列に割り込んだ。


「えっ、なんで……」


 エリックは訳も分からずそのまま走り出した末、火球の爆撃で戦死した。

 彼の意識は闇の中へと沈む。


『あなたは死にました。スコアは150ptです。特典を選択してください』


 無機質な女の声が響き渡った。

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