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女子ボートレーサーと市役所職員  作者: 池井 けい
第12章 役所の事件簿
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103/110

103 ■別れの一本道(その3) ~キンカンのトゲ~

【10】 新しい彼女


 翌週の朝。

 天満稔江は、改札口を出て、いつものように市役所への一本道を歩いていた。歩いて行くにつれて、遠くから、『木常咲彦』と新しい女性が歩いて来るのが見えた。

 徐々に近づき、二人が楽しそうに話す声が聞こえてきた。

男「届を出さないとね」

女「証人は?」

男「二人とも、君にまかすよ。誰か友達に頼んだら」

女「うん、わかった」

男「楽しみだね」


 住民課。始業前。

稔江「……って、話してたわ」

戸部「そうか。婚姻届の話をしていたか」

早苗「ということは、そろそろここへ届けに来るのかしら」

戸部「だろうな」

早苗「いつ?」

戸部「8月8日土曜日だろう」

 戸部の経験からの直感だった。『8』の末広がりでゾロ目。そして何より会社が休みだから。

早苗「市役所が休みじゃない?」

戸部「普段なら宿直が受けることになるが、私が出てきてここ住民課の窓口で受けるよ」

早苗「じゃぁ、私も出るわ」

稔江「私も」

丹沢「私も」

芽衣「私も」

新川「私も」

元気「はい、大丈夫です」

戸部「こんなにいたら、心強いな」

丹沢「仲間ですからね」

早苗「そうよ」

戸部「よし、それまでに作戦を練っておくから頼むよ」

丹沢「はい、大丈夫です」


【11】 婚姻届受付と内容チェック


 8月8日土曜日。

市役所の裏口に宿直室がある。そこに稔江が張り紙をした。

『本日、婚姻届・離婚届・出生届・死亡届は、住民課で受付しています』

 朝10時、客が二組やって来た。二組とも婚姻届けだった。一組は、若石元気主事が、もうひと組は、新川直道主事が受付した。11時近くになって、『木常咲彦』と女性がやって来た。


稔江「来たわ!」

 事務所内に緊張が走った。窓口ベテランの丹沢が戸籍窓口に座り、『木常咲彦』と連れの女性の応対にあたった。

丹沢「おはようございます。婚姻の届けですか?」

女性「はい」

丹沢「おめでとうございます」

 少し大きな声で言った。

女性「ありがとうございます」

 女性がにこっとした。『木常咲彦』も続いてにこっとした。


丹沢「ご本人様確認をさせていただいているのですが、お二人は、運転免許証をお持ちですか?」

女性「はい」

木常「はい」

 二人が運転免許証を差し出した。

丹沢「免許証、コピーさせていただいてもよろしいですか?」

女性「はい」

木常「うっ、はい」

 木常が一瞬嫌な顔をしたのを丹沢は見逃さなかった。

丹沢「何か、問題でもありますか?」

木常「いや」

 丹沢は、近くに設置してあるコピー機で二人の運転免許証をコピーした。

 丹沢は、二人に運転免許証を返すと、婚姻届に目を通し始めた。女性の名前は、星名乃亜ほしな・のあ29歳、初婚だった。


丹沢「本籍はと、埼玉県と神奈川県、と」

丹沢「氏は、夫の氏を名乗る、と」

丹沢「新本籍は、千葉県浦安市、と」

丹沢「で、二人とも初婚、と」

丹沢「二人の印鑑と二人の証人、と」

 丹沢は、ひとりごとを呟きながら、最低限の内容確認を行った。


丹沢「お二人の戸籍謄本ってお持ちですか?」

 乃亜が二人の戸籍謄本を差し出した。

丹沢「ありがとうございます。」

乃亜「これも一緒にお願いします」

 乃亜が転居届を出した。乃亜が今の住所から木常の住所へ異動する内容だった。

丹沢「わかりました。一緒の住所になったのですね」

乃亜「はい」

丹沢「おめでとうございます。後は、婚姻届と転居届の細かい審査をしますのでロビーでお待ちください」

 丹沢は、事務所に引っ込み、受付した書類の審査を始めた。

 近くで戸部が「お願いします」と言って電話を切り、婚姻届を覗き込んだ。

戸部「夫は初婚か?」

丹沢「ええ。『初婚』にチェックが付いてます」

戸部は、婚姻届けから視線をはずし、下を向きながら

戸部「やっぱり怪しいか?」

丹沢「かなり」


 しばらくして君本早苗が、ロビーで待っている二人を別のカウンターに呼んだ。

早苗「ここに、ご結婚のお祝いとして記念樹をご用意しました」

 早苗が、いくつかの鉢に入った記念樹を手のひらで指した。

早苗「葉っぱが生き生きと輝かしい『シェフレラ』と、花がみごとで綺麗な『シャクナゲ』、そして黄色い小さな実が可愛らしい『キンカン』。3種類あります」

乃亜「まぁ!」

早苗「どれか、お好きなものをひとつ、お持ち帰りいただいているのですが、どれがよろしいですか?」

木常「どれがいい?」

乃亜「そうねぇー」

 乃亜が迷った。


乃亜「木常さんは?」

木常「乃亜に任せるよ」

乃亜は、少し考えてから、

乃亜「『キンカン』にします」

早苗「わかりました。もうすぐ、あなたのような可愛い実がつきますからね」

乃亜「ふふふふふ」


 早苗は、持ち帰り用のビニールの袋に、『キンカン』の鉢植えを入れ、乃亜に手渡した。

早苗「小さいトゲがあるから気をつけてくださいね」

乃亜「トゲがあるんですか?」

早苗「鳥や動物に、実を食べられないようにトゲが守っているんです」

乃亜「花言葉は、何かしら?」

早苗「『感謝』と『思い出』ですね」

乃亜「そうなんだ」

 二人は、記念樹を持ってロビーに戻って行った。


 今度は、丹沢が木常を呼び出した。木常が戸籍の窓口へと向かった。

 木常が椅子に座ると、

丹沢「ここの『初婚・再婚』欄ですが、再婚ではありませんか?」

 丹沢が婚姻届の『初婚・再婚』欄を指さした。

木常は、一瞬躊躇してから

木常「そうでした。あまり見ないでチェックしてしまいました」

 木常が、ロビーに居る乃亜に聞こえないように小声で言った。

丹沢「印鑑はお持ちですか?」

木常「ええ」

丹沢「では、『初婚』を二重線で消して、その上に訂正印をお願いします」

 木常が丹沢に言われたとおり、訂正印を押した。


丹沢「次に、『死別』か『離別』か、どちらかにチェックを入れ、その日を記入していただけますか? 記入した内容が正しくないと、婚姻届が受理されませんので」

 大きな声で言った。

木常「少し、小さな声で言ってもらえますか?」

丹沢「どうしてですか?」

木常「あまり、触れられたくないんですよ。思い出したくないんですよ」

丹沢「そうですか、失礼しました」

 木常は、しぶしぶ『離別』にチェックをし、

木常「日にちは、わからないなぁ」

丹沢「XX年7月3日です」

 木常が丹沢に言われる通り、記入した。

丹沢「再度、審査しますので、また、ロビーでお待ちください」

木常「早くしてくれよ。こっちは忙しいんだから」

丹沢「はい」

 木常がロビーに戻った。丹沢も事務室へ下がった。

丹沢「本性を現してきました」

戸部「そうか」


 少しして、丹沢は再度、戸籍窓口に座り、今度は乃亜を呼び出した。

丹沢「星名様」

 ロビーに居た乃亜が、丹沢の方を向いた。

丹沢「星名様」

 念を押すように、再度、名字を呼んだ。

 乃亜が立ち上がった。するとそれを制するように、木常が乃亜の腕を下に引っ張った。

木常「いいよ、僕が行くから」

 やさしくそう言って、木常が窓口へと向かった。

 丹沢は、婚姻届を素早く机の下に隠し、転居届だけ、そのままカウンターの上に残した。

木常「まだ、何かあるのか?」

 すごみをきかしてきた。


丹沢「はい。今度は、転居の関係なので、星名様に確認したいのですが」

木常「どんなことだい?」

丹沢「それは、本人様に、」

木常「俺には、言えないのかい?」

丹沢「ええ、個人的なことですから」

木常「婚姻届のことじゃないんだな」

丹沢「もちろんです。もう婚姻届の審査は通っていますから。おめでとうございます」

 丹沢が軽く頭を下げた。

木常「ならいいや」

 木常が戻り、代わりに乃亜がカウンターにやって来た。

 丹沢は、素早く机の下に隠した婚姻届を転居届の下に隠れるように置いた。


 乃亜が席に腰掛けた。

丹沢「今度お二人で住むようになったわけですよね」

乃亜「はい」

丹沢「ところで、世帯主はどちらにしますか?」

乃亜「えっ!」

丹沢「ひょっとして世帯主は、男の人だと決めつけていませんか?」

乃亜「えっ、そうではないのですか?」

丹沢「どちらのかたでもいいんです。選ぶことが可能です」

乃亜「そうなんですか知りませんでした」

丹沢「いろいろなご都合を考慮して決めていただければ」


乃亜「『いろいろな都合』って、何ですか?」

丹沢「お互いの収入です」

乃亜「『収入』ですか?」

丹沢「保険料の算定、給付金、年金の免除とかで、影響することがあるんですよ。必ずではありませんが」

乃亜「そうなんですか」

丹沢「ええ、ちなみに、奥様は社会保険ですか?」

乃亜「はい」

丹沢「ご主人様は?」

乃亜「会社員ですから、社会保険ではないのですか?」

丹沢「保険証を見たことは?」

乃亜「ないです」


丹沢「収入は、どちらの方が多いのですか?」

乃亜「木常さんのほうが全然多いです」

丹沢「ご主人様がそう言ってましたか?」

乃亜「はい」

丹沢「すると、ご主人様は、会社員で収入も奥様より多いということですね」

 丹沢が下を向きながらロビーに居る木常に聞こえないように言った。

乃亜「はい」

丹沢「ご主人様は、奥様の2倍くらいの収入ですか?」

乃亜「それ以上です」

丹沢「そうですか」


 そう言いながら、婚姻届の上に置いてある転居届を自分の方に引き寄せた。

当然、転居届の下に置いてあった婚姻届が現れ、乃亜の視線にも入った。。

丹沢「そうすると、世帯主の件ですが、やはりご主人様の方がよろしいですか?」

 乃亜が婚姻届に目をやった。

 丹沢は、広げた両手を、わざと婚姻届の上に置いた。しかも右手中指が、訂正印が押された『離別』のすぐ下に来るように。

 乃亜の視線がそこに行った。乃亜の目が丸くなった。


 丹沢がすぐに乃亜の変化に気付いた。乃亜は、びっくりしながら、脇に置いてあったハンドバッグから、提出前の婚姻届のコピーを取り出し、カウンターの上に広げた。

 乃亜は、婚姻届のコピーと今提出した婚姻届を見比べた。丹沢の思い通りだった。


乃亜「ねぇ、」

 乃亜がロビーに居る木常に向かって叫んだ。

乃亜「ねぇ、ちょっと、こっちに来てー」

 木常がカウンターへやって来た。乃亜の横に立ち、カウンターに置かれた婚姻届を見た。その瞬間、木常の顔色が変わった。

乃亜「これ、どういうこと!」

 乃亜が訂正印の所を指さしながら、木常の方を向いて言った。


 木常は、それに答えず、

木常「なんで、婚姻届を見せたんだ!」

 丹沢に向かって怒鳴りつけた。

丹沢「見せてません。たまたま置いてあったんでしょう」

木常「『たまたま』だと、この野郎!」

 乃亜は、黙り込んでしまった。

木常「これは、個人情報だ。勝手に見せやがって」

丹沢「奥様は、『離別』のこと、ご存じなかったんですか?」

乃亜「聞いておりません」

木常「言う必要はないだろう」


丹沢「そうですか。乃亜さん、『離別』のことは聞く必要もないし、聞いてもお気持ちは、変わらないですね」

乃亜「……」

木常「そんなの当たり前だろう」

丹沢「あなたに、聞いてません! しかも離婚してから、まだ、1カ月と5日だ!」

木常「このヤロー!」

 木常は丹沢の首元のネクタイをわしづかみにすると、上にグイっと引っ張り、丹沢の左頬を思いっきり殴った。丹沢の顔が右へと流れていった。

丹沢「うっ!」


【12】 正体を暴く!


 その瞬間、ロビーの影に立っていた男二人、ひとりは身長180cmはあろうかという男と、もうひとりは中肉中背の男が、全速力で駆け寄って来た。

 見知らぬ男性二人は、木常の背後に立ち、両脇から木常の腕を締め上げた。そこに後から警察官4人が駆けつけた。

男「そこまでだ。傷害の現行犯で逮捕する」

 警察官が、木常に手錠をかけた。木常があっけに取られていた。男の正体は私服の刑事2人で、後から制服姿の警察官が4人応援に来たのだ。

 乃亜は、ただただビックリしていた。

木常「なにするんだ!」

 木常が大声で騒いだ。

 前もって戸部から連絡を受け、待機していた私服の鹿島刑事が、

鹿島「とりあえず、傷害罪で逮捕だ。それと結婚詐欺の詐欺罪。これについては、ゆっくり署でしゃべってもらうからな」

木常「『結婚詐欺』だと! 他の奴と勘違いしてるんじゃねぇのかよ」

鹿島「勘違い?」

木常「誤認逮捕だって言ってるんだよ。お前らバカだから別人を逮捕したんだよ」

鹿島「そうか。木常さんは、結婚詐欺は、していないんだな」

木常「当たり前だ! してねぇよ!」


 そこに、戸部がやって来た。丹沢の背中に手をやり、

戸部「大丈夫か?」

丹沢「まぁ、」

戸部「あとで、病院に行くからちょっとだけ待っててな」

丹沢「はい」

戸部「木常さん、あそこに、防犯カメラがあるのが見えるかい?」

木常「……」

戸部「今日のことは、すべて録画してあるからね」

木常「……」

戸部「そして」

 戸部は、机の下からICレコーダーを取り出した。

戸部「今日のことは、すべて録音したからね」

木常「……」


戸部「そして、これだ」

 カウンターの上に、天満稔江が尾行して撮った立ち飲み屋での様子とパチンコ店での様子の写真が何枚も置かれた。

戸部「毎日、出勤のフリをして、朝から飲んでパチンコをしていたんだよな」

乃亜「えっ!」

 乃亜が一瞬、後ろに引いた。

戸部「そして、税金の申告がされてないという画面の写し」

木常「……」

戸部「そして、消費者金融からの金銭消費貸借契約書、A社、B社、C社、合わせて500万円」

木常「……」

戸部「それと、本市への転籍届の写しと転籍する前の戸籍謄本、その前の市での戸籍謄本、その前の前の市での戸籍謄本、その前の前の前。婚姻と離婚の履歴を隠すために、何度転籍したのか? 今、4回分は集めたからな」

 その書類をカウンターの上に置いた。


 乃亜がカウンターに置かれた除籍謄本を真剣に見つめていた。

戸部「その前のも、今、請求している最中だ」

乃亜「そんなに」

戸部「まだまだ、証拠を出しましょうか?」

鹿島「もう、いいですよ」

戸部「今日、『捜査関係事項照会書』は、持参されました?」

 横の刑事がポケットから、『捜査関係事項照会書』を取り出し、戸部に手渡した。

戸部は、内容を確認すると、

戸部「住民課で取得したものは、すべて渡します」

 録画、録音、写真、戸籍謄本を渡した。

鹿島「うん。消費者金融は、別に照会するから」

戸部「はい」

 そこに、更に警察官が4人来た。合わせて10人。

鹿島「連行」

 そう言うと、総勢10名の警察官と木常が、去って行った。


 嵐のような騒ぎが終わった。乃亜は、まだ呆然と椅子に腰掛けていた。そして、涙を流し始めた。

 そこに、君本早苗が近寄って行った。カウンターの外に出て、乃亜の背中をさすった。

 その脇を、丹沢と戸部が通った。

戸部「ちょっと、救急病院に行ってくる」

早苗「はい」

 丹沢と戸部が去って行った。


早苗「良かったわね。結婚詐欺に引っ掛からなくて」

乃亜「グスン」

 涙を流しながら頷いた。

乃亜「あの人は、あの人、勤めてなかったの?」

早苗「そうみたいね」

乃亜「収入もないの?」

早苗「そうじゃない」

乃亜「あたしをだましていたの?」

早苗「うん」

乃亜「……」

早苗「お金は渡してないでしょう?」

乃亜「うん」

早苗「良かったね。お金まで取られなくて」

乃亜「……」

 乃亜が黙って頷いた。


早苗「あなたが『キンカン』のように可愛らしいから、きっと『キンカンのトゲ』が守ってくれたのよ」

乃亜「『キンカンのトゲ』?」

早苗「トゲは、殴られて病院へ行っちゃったわ」

乃亜「ああ、あの(受付した)人」

早苗「そうよ」

乃亜「痛そうだったわ」

早苗「大丈夫よ。あの人、殴られるの、慣れてるから」

乃亜「そうなんですか?」

早苗「ええ、前にも殴られたこと、あるのよ」


 その頃病院で。

戸部「被害届に使うから診断書をもらわないとな」

丹沢「ハックション!」

戸部「どうした? 急に」

丹沢「誰か噂でもしてるんですかねぇ」

戸部「どうせ、あいつらだろう」


 乃亜が鉢植えの『キンカン』を持ち上げて、

乃亜「本当に、皆様方に『感謝』しかありません」

早苗「ふふふふふ」

乃亜「本当にありがとうございました」

早苗「これもいい『思い出』よ。次はいい人を探すのね」

乃亜「さっきの受付の人は独身ですか?」

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【後書き】

 今回のエピソードをお読みいただき、ありがとうございました!

 ずぶ濡れの女学生、毎朝すれ違うショートカットの女性。一見バラバラに見えた日常の違和感が、住民課のチームワークによって一本の線(とんでもない悪党の正体)に繋がっていく展開はいかがでしたでしょうか。

 それにしても、木常の悪辣さには書いていて怒りを覚えましたが、今回は住民課の面々の大勝利!……と言いたいところですが、文字通り「体を張ったトゲ」となった丹沢さんの頬の具合が心配です。早苗さんの「殴られるの、慣れてるから」という強烈なフォロー(?)には、思わずクスッとしてしまいました。

 作中で早苗さんが触れた『キンカン』の花言葉『感謝』の通り、星名乃亜さんにとっては、まさに人生を救われた忘れられない日になったのではないでしょうか。

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【作者よりお願い】

 最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 市役所住民課のチームワーク、そして体を張って乃亜さんを守った丹沢主任の活躍はいかがでしたでしょうか?「スカッとした!」「トゲの正体にクスッとした」と思っていただけましたら、ぜひ作品への応援をお願いいたします。

 画面下部にある**「ブックマークに追加」や、評価の「▼ポイント(☆☆☆☆☆)」**から、感想を伝える代わりにぽちっと押していただけると、執筆の大きな励みになります!

 次回のエピソードもどうぞお楽しみに!

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