第一話 財務管理省デモ
異日・ラジオ今週号
「新内閣発足。支持率98%。不支持率2%」 今日発足した
「山田第一次内閣」。 全会一致で総理大臣に指名されたという異例の事態だった。関係者によると 「山田という男は考え方が違う人達でもふさわしい人だ。」と語っております。
しかし、支持率98%。不支持率2%。
不支持率の理由について質問したところ、
「庶民に媚びているようにしか思えない」
「下の名前公表したら賛成だけど…」
「労働基準法廃止は流石にヤバいてぇ…」
などがあり、山田総理大臣は国民にとっていい総理になれるか。総理の政策を国民が判断します。
2250年、異世界日本では、財務管理省設立しろデモが行われていた。
納税もちゃんとしていた。しかし、
「やっぱり、歳入庁と歳出庁に分かれるので、非効率なのでは?」
「財務管理省からなぜ、分割した!プリン総理のせいでぇ!」
「旧自由党=悪!旧自由党=悪!」
などの国民の怒りというよりはド怒りに近い印象。
その印象が全国民へとAIが人間の投稿をその人に最適化する答えを出すSNS「AI・SNS」により全国へその怒りという感情が拡散されていった。
「新代表!財務大事省なくせデモが激しくなっていますが…メロンパンとか酢豚とか投げつけていますが…」
と苦山秘書の怒りに焦っていた。
山田代表は窓の方を見て、歳入庁と歳出庁の様子を冷静に観察していた。
「俺も参加もしたいだよね。」
「え?」
苦山秘書が驚く瞬間、代表はなぜかデモ隊のド真ん中にいた。
「返せー!プリンー!私の所持金100万よりも大切な100円プリン!!」
そう。財務管理省デモに参加したのである。
「「「「お前子孫だったのかよぉ!!」」」」」
と、国民の全員がツッコミを入れた。
代表は心の中で思った。
(……はて?私の裏金の方が大切だろうがぁぁ!)
そしてデモに参加していると滅相もない怒りを顕にした苦山秘書が総理の元へ歩いてきた。
「山田代表。100円でデモに参加しないでください!
100円デモなんですか。 」
そう言いながら山田の服の袖口を引っ張り、代表を連れて行こうとすると代表は大きな声で叫んだ。
「やめろー!俺の大切なプリンを奪った女だ。
俺の100円を奪いやがった最悪な女だぁ!
……あと、給料は教えたら捕まるかもしれない理論を元に教えない。」
なぜか、声量は裏切り総理大臣級だった。一応言っとくが、まだ総理ではない。
「ッ…な…ぜわかった!」
と言いながら山田代表はツッコミに疲れ切った苦山秘書につかまれながら自由党本部に戻されて、いったのであった。
「私のプリィィン!」
と代表は叫びながら、自由党総合本部へと帰って行った。 そのことを聞いた国民は思った。
「こいつ…スゴイ。正直に犯罪まがい政治ができる…怒りを恐れずにぶっつけている…」
総理大臣としての支持率上々。
だが、国民が支持しても総理大臣を決めるのは国会議員の皆さんである。
その結果を受けてすべての党は誰が満場一致で総理大臣になるべきかが分かったのだ。
………
……
…
「総理大臣は山田さんでどうやろ?」
「やっぱり、腹を割って話せる国の代表が必要やな!」
「国会議員なのにデモに参加する貧乏の鏡!賛成!」
この頃、なぜか 「国益を求める」よりも 「裏金していいから正直な人」が国の代表が求められていた。
その影響で、満場一致で山田は総理大臣になった。
”満場一致で”山田は総理大臣になった。
ーー異世界日本国民は、思った。
「所持金100万で総理か… 所持金100万円で総理!?」
「異世界日本の終わりだぁぁ!!」
「まぁ、多分大丈夫やろ。」
ー当の本人はこう思った。
「25歳で総理大臣か…総理ね。」
少し、感情深く考えた。国民はその様子を見て少し安心していた。
(良かった…これなら、日本を良くしそう!)
「まずは、プリンを持つのは…無期懲役!」
国民は思った。
「終わった。」
総理は間違えたように少し、焦った。
「あ!そうだった!間違えた間違えたテヘ。」
国民は思った。
「ふぅ。あぶねぇぇ、ギリセーフ」
「そうすると私がプリンを食べれなくなくから、やっぱり国民全員にプリンを作られせるプリン法の執行に急ぐよ!労働基準法廃止!」
国民は考えた。
「民主主義とは…」
続く




