第32話 暗殺の原因
山田晞がいつも通りにネットに動画を配信していた。
「オックスフォード大学経済学部首席卒業した山田晞です。政治評論をして、中小企業と小説家として働いている月給28万円+印税のサラリーマンです。日本について面白く分かりやすく伝えていきます。よろしくお願いします。」
張り切った口調で、動画配信者の雰囲気があった。
「はい。今回は人生初の暴露動画ですね。まずは、こちらを見てください。」
と山田晞はある紙を見せた。
「これは、山田そじょう総理、父親の遺書です。読み上げますね。」
いつもの雰囲気ではないように静かに読み上げた。
(はじめまして。…と言っても、知っている人はいるよな。一応総理やったことあるし。
ども山田そじょう総理です。はい。
元だけどね。私が死んだ理由、みんな事故死だと思っているやろ?
…ふふふ、違うよ。実際はね、財務管理省の権力を握っている松株式会社が暗殺を仕掛けただ!
家族と国の経済脅されたから何も言わずに暗殺されました。ごめんね。
暗殺の理由はおそらく私が恨みを買うほど減税と経済成長をしたから権力がなくなってきからでしょう。
話は変わりますが、遺産はないです。
というか負の資産しかないから財産分与はやめなさい。
…ということで、国民と息子と嫁によろしくな。
政治家は日本国民がプリンを毎日食べても財布が死なないようにしてね。よろしく。これで、お別れです。さいなら。さいなら。)
山田晞は読んでいる途中に目から自然と涙が出た。
「はい。ごめんなさいね。…本当にね…はい。コメント読めないからね。すまんね。ということで、感情の話で申し訳ないけど私は許さないから。この事件は。」
と、山田晞は真剣なまなざしで誰かに怒りを向けるように言った。
「いいか。世の中は意外と公正公平に見てやるからな。」
と、言い動画は終了した。
ーこの時、山田恵子は動画を見ていた。
息子と同じように真剣なまなざしで。
「…私が財務管理大臣になるも予定より近くなったな。これで、やっと国民が毎日プリン食べても財布が死ねなくなる。」
続く
異日・新聞 号外 山田そじょう総理、暗殺されていた。
山田そじょう元総理大臣は、3期も総理を務めた総理である。しかし、その総理の死因は
今までは「事故死」だと思われていたが
山田晞の暴露動画と総理の遺書により
「暗殺」という可能性が出てきた。
一部、暗殺ではないという意見もあるが
おまわり庁による再検査で分かるだろう。




