登場人物紹介
【ロラン(Roland)】
17歳→20歳
ダークブルーの髪、一重の瞼、どこにでもいそうな普通の青年。出自不明のため、姓は分からない。
フランシーヌの悪政を終わらせた英雄とされるが、本人にとって、それが幸せだったかどうかは分からない。
【フランシーヌ・ドゥ・ボーヴォワール(Francine de Beauvoir)】
17歳→20歳
ライラック色の髪に、コバルトブルーの瞳。泣き出しそうな笑顔を浮かべる国のお姫様。
ロランのことが大好きで、その愛は執着・狂愛に近い。目論見通りに全ての事は運んだが、私情で多くの命を犠牲にした。
【シリル・カルパンティエ(Cyrille Carpentier)】
9歳
7歳のときに、売られて来た煙突掃除の子供。親方を慕っているが、恥ずかしくて表にそれを出せない。
本当の両親よりも、親方の方が好き。
早く大人になりたいといつも願っていたが、その夢は叶わなかった。
【アンセルム・リヴェット(Anselme Livetto)】
22歳→25歳
金髪碧眼の王子様然とした容姿の持ち主。男性でも見惚れることがしばしば。女癖が非常に悪く、ロランには後ろから刺されて死ぬと言われていた。
Mercurio「メルクリオ」というのが父の名前であり、彼の本名。
ロランへの憎悪が限界を突破し、自暴自棄になって自身を含む全てを憎んで自害した。
【ベレニス(Berenice)】
宿の女将。
親方とは長い付き合いがあり、実はお互い好きあっていた。
生きていれば、シリルが自立したあたりで、ティボーと結婚していたかもしれない。
【ティボー(Thibaud)】
シリルの親方。
身代わりとして処刑されるほど、シリルを息子として可愛がっていた。
【レティシア(Laetitia)】
フランと同じライラック色の髪だが、瞳はすみれ色。
明け透けなロランに心惹かれるが、全く相手にしてもらえない。
嬉しかったはずの「お前はレティシアだろ?」という言葉は、時を経て、彼女を絶望させる言葉へと変化した。
【クリストフ・ジスカール(Christophe Giscard)】
赤いボサボサの髪に、モスグリーンの瞳。卓上旅行が趣味の男。髭は1週間に1回しか剃らない。
小さい頃から知っているフランの幸せを誰よりも願っていた。
一番ましな状態で生き残った唯一の人物。
【フェルナン・カスタニエ(Fernand Castagnier)】
紅茶のように明るい茶色の髪。命令には忠実に従うが、疑問を持っても、それを考えることをしない。
芯のなさと優柔不断さで、実兄を亡くすことになった。
また、フランシーヌに与していたことで、政権が倒れると同時に処刑された。
【オーギュスト・ドゥ・ラフォルギー(Auguste de Laforgui)】
紫がかった銀髪。瞳の色はマリンブルー。器用に片方の口の端を上げるような笑い方をする。
オーギュストが存在しなければ、ロランとフランシーヌはまた別の結末を迎えていたかもしれない。
【セルジュ・ラファラン(Serge Raffarin)】
男性にしては、少し長めの黒髪。瞳はエメラルドグリーン。その表情に感情が現れることはほとんどない。
あるべき場所に、あるべきものが存在しないと、落ち着かないタイプ。
フランシーヌをある意味では愛していたが、彼女とはまた違う、執着・狂愛の持ち主だった。
政権が倒れると同時に、処刑された。
【エリク・シャルダン(Eric Chardin)】
32歳→35歳
本名:クロード・カスタニエ(Claude Castagnier)
日に焼けた茶色の髪。顎鬚に、吊り上がった目をしている。
クラリスとは従兄弟の関係。14年前に実家を出奔している。
正義感が強く、それを成し遂げる実力もある。生きていれば、貴族への見境のない処刑は彼によって止められていただろう。
【クラリス(Clarisse)】
本名:エリク・シャルダン(Eric Chardin)
男として育てられてきたが、クロードの出奔と同時にそれまでの人生を捨て、ついて行くことにした。
クラリスはクロードの名前の一部を貰って、自分でつけた。
クロードは行方不明だとされているが、クラリスは死を感じ取っている。
【レミ(Remi)】
褐色の髪に、黒い瞳。シリルが捕まる原因になった悪党。
見た目は誠実そうに見え、話し方がロランに似ている。アンの昔馴染み。
レミに目をつけられなければ、シリルは生きていた。
結果論としては、アンセルムはレミを気まぐれに釈放するべきではなかった。




