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58 暗黒神と土地神 その4

「クラキ様。魔力の浸透が一段落つきましたので、確認していただきますか」


モトテートの神殿で、風呂に浸かってまったりしていたところ、ミカゲがやってきた。


ミカゲの人の姿は実体のない精神体のようなものなので、転移陣に関係なくいろんなところに現れる。

もちろん、本体からあまり離れられないが、イワオーモトテート間くらいなら、余裕だそうだ。


「ミカゲに買い物を頼めたら、いろいろ楽そうだよなぁ」


目の前の水面に立っているように現れたミカゲの姿を見て、ついそう呟いた。


俺は湯に浸かっているので、当然全裸。さらに周囲を裸のヒイたちが固めている、見事なハーレム・フォーメーションだ。

俺が幼児でなかったなら。


周囲がそんな風なので、赤を基調にした和服風の服を着たミカゲが、少しシュールだ。


「一応、魔力で干渉して、物も持てたりするので、買い物は可能ですよ」


そう言いつつお湯を蹴って、波紋を作って見せた。


「ただ、物を持ってしまったら、普通に歩くか飛んで帰らないといけませんが」

「そりゃそうか。自由に現れたり消えたりたするのに物は邪魔だもんな」


それでも片道は一瞬で行けるだけ、我々が行くより楽な気がするな。


「ミカゲちゃんが、一人だとモノを売ってくれないと思う」


説得してキャラ付けをやめさせたミリが言う。犬の獣人であるピアの方は、ニャアという語尾を気に入ってしまい使い続けているというカオスっぷりだ。


「確かにこの姿じゃ、高価い物は売ってくれないでしょうね」


俺とのパスが接続され、魔力の供給が受けられるようになっても、あまりミカゲの姿は変わっていない。つまり幼女のままという事だ。


「スオナーデに転移陣を作った方が、色々楽ってことか」


湯から上がりながら言う。

すかさず、ヒイとフウがタオルで身体を拭いてくれる。


これも最初のうちは抵抗していたんだけど、押し切られてしまったなー。

断るとヒイとフウが悲しい表情をするせいもあるし、なによりも自分たちの身体は濡れたままの美女2人が、懸命に拭いてくれる姿って、男の夢じゃん。

いや「男」の前に「ダメな」が付く、というのはわかってる。


でも、幼い身体のため思うような性衝動の発散が出来ない俺が、せめて視覚と触覚で満たされようとするのを、誰が責められようか。


あ、正論は求めていないんで結構です。


湯から上がり、全員が身支度を整えて転移陣でイワオ村に向かう。


屋敷を出ると転移陣の手軽さで毎日きているはずなのに、目の前に広がる光景に声を出るのを抑える事が出来なかった。



危ね〜。曜日の感覚がなくて、投稿しそこなうところだった。

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