2『もぎっ』
この世界は、「天界」「下界」「魔界」という三層構造によって構成されているとされている。
日々争いを繰り広げる人間、そして牙を剥く凶暴なモンスターたち――
なかでも下界の歴史は、人間と魔獣による果てなき戦乱の歴史そのものだった。
生存を掛け、剣と魔術を掲げて抗う人類と、圧倒的な戦力で蹂躙する魔獣。
長きにわたる争いの果てに、世界が迎えるのは光か、それとも闇か。
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「にゃメにゃカ?」
言葉足らずの言葉でスイに問いかける。
「うん!だいぶ読めるようになってきたね!でも意思疎通魔術なしじゃ流石になんて言ってるかわかんない、、、、、、、、
未来の旦那として不覚ッッ」
そう言って魔術をかけなおす。
ここは天界。少なくともそう呼ばれていた場所だ。
発音はまだまだだが文字の内容はなんとなく理解できるようになった。
正直に言って癪だがスイのおかげだ。
ここ数日、毎日この場所に通うといってから本当に毎日ここに通うようになったスイが本を持って来て、その本を読み聞かせしてもらっているのだ。
「実は君に話したいことがあるんだ。」
「?結婚の話か?何度もしないと言っているが?」
「違うよ、、、、、、、、実はね、、、、、」
魔界を追放されちゃったペヘペロ( ̄▽ ̄)
「あっそ。」
「反応薄くなあああああああああああああい?」
スイは涙目で訴える。今さら可哀想だとは思わないが、、、、、
「ということで下界にいっしょに逃亡してもらいます。」
「ハ?」
「お前、、、、、、、、俺が人間を嫌っていることは知ってるよな???」
「うん♪」
「んじゃなんで?」
「僕が寂しいから。あとついでに君が抵抗した場合君の首を持っていきます。」
さらっとやばいこと言ったスイにドン引きつつもやっぱり嫌いなもんは嫌いだ。
嫌いというより嫌悪に近い。
「やっぱり俺は行かないぞっっ」
そういった瞬間、首が吹っ飛んだ。




