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【Side:セレイア】My wish
最低だ……
さっきの私の態度は、本当に最低だった。
エミを傷つける人たちのことをあれほど憎んでいたくせに、私はまさに彼らと何も変わらないことをしてしまった。
「ごめんなさい、許して……私は、こうしてあなたを傷つけるしかなかったの。私には選べなかった……」
私はエミールを見下しているわけじゃない。彼の価値を貶めたいわけでもない。
ただ、彼に編織者になって、【仙境】へ入ってほしくないだけ……
この一点だけは、何があっても絶対に阻止しなければならない。
たとえ、私が心から愛している彼に、骨の髄まで憎まれることになっても。
「……もういいわ。どうせ探索許可証はもう手に入ったんだし、今は別のことを考えましょう」
私たちのクラスがこの後【仙境】で野外授業を受けることになるのは事実だけど、私にとっては、それも探索許可証を手に入れるためのちょうどいい機会でしかなかった。
たとえ野外授業を受ける必要がなかったとしても、私はどうにかして探索許可証を手に入れるつもりだった。
理由なんてない。
ただ、強くなるため。
そうすれば、私が大切に思う人たちを全員守れるようになるから。
エミール、伯父さんと伯母さんのことは私に任せて。
私があなたの代わりに【仙境】へ入って、二人の行方を調べてくる。
心配しないで。
私がすべて、必ず何とかしてみせる。




