依頼を受けた者達/中編
誤字脱字、別なとこあったらお願いします
「北の森にいるスライムの討伐依頼を受けます」
魔術師の人族の少女テッセン、斥候の森妖精の少女ネメシア、リーダーである戦士の少年ダリアは、依頼書を受付嬢へと渡す。
スライム。掃除屋の異名を持つ怪物。雑食で一定数の食事をする、もしくは他の生き物の体内に入り、はらわたを食いながら増殖する。
冬が終わり、春になって暖かくなり活発化し北の森で増え始め、素材も報酬も旨味がなく、経験を積ませるために新人を行かせる依頼だが死亡率が高い依頼でもある。
そんな、依頼に新人3人の若い冒険者パーティーが向かおうとしている。
「依頼を受理しました。4匹のスライムの討伐をお願いします。無茶はせず、やばかったらすぐに逃げてください」
「大丈夫ですよ。増え始めた原因も、俺らがつきとめて解決してやりますよ!」と息巻くダリア。
しかし、受付嬢はそれをとめる。
「原因調査においては、こちらで手配するので余計な事はしないでくださいね」と、受付嬢は少年達に告げる。
釘を差す表情の受付嬢に、ダリア達は威圧され頷く。
「それでは、行ってきます」
そして若い冒険者パーティーは、組合を出ていった。
それから、10数分後。彼らを追いかけるように、冒険者、探索者となった難民達が追いかける姿を門兵が見送るのだった。
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午前9時。
日の光が木の枝に阻まれ、隙間から差し込む。緑臭さと土臭さが鼻につき、北の森が静まりかえっている。
初心者向けの装備をした男女3人の冒険者達。
初めての冒険ははやく、派手に、大成功。ってことはなく、静まりかえった異様な光景にテッセン、ネメシア、ダリアは戸惑っていた。
動物も虫の鳴き声もなく、風と揺れる葉の音だけが聞こえる。
「おかしい、前までは動物も虫もいた」と呟くテッセン。
「スライムが増えて、皆食べちゃった?」と、首をかしげるネメシア。
「スライム如き、おれたちなら余裕でしょ」と言うダリア。
ダリアが先頭、テッセンが周囲を警戒、ネメシアが背後を警戒する形で陣形をとる。
森を探索して10分、ダリアの足が止まる。
「見ろ、スライムが集まっている」ダリアは小声で喋り、視線でスライムの場所を教える。
「スライムの先にへんな祭壇ある」
「なんだろう? 月と嵐の祭壇。悪魔の祭壇かな?
森の異変は、あれのせいだよ。戻って報告したほうがいいよ」とネメシアが2人をとめる。
「初めての依頼を失敗するわけない」と、ダリアは飛び出す。
テッセンも呆れた表情をネメシアに向ける。
「祭壇があるからといって悪魔がでるわけーーー」テッセンがそう言おうとした瞬間。
「呼んだ?」テッセンの背後へと、女悪魔が現れる。
頭からは角、尻から尻尾が生え、白髪、絶世の美少女の悪魔。
「近くに面白そうな存在がいるから、来るまで暇つぶしになってね」
イレギュラーエンカウント




