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きみの隣で、今日も僕は考えてる。本ばかり読んでいた俺の日常は、少しずつ騒がしくなる  作者: マリセリソウ


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第39話 何とかと煙は高いところが好き

 昨日は遅くまで話し込んだせいか、いつもより少しだけ眠気が残っていたが、頭の中は妙に冴えていた。報道の動き、動画での対応、山田農園の状況――考えることは多いが、やるべきことははっきりしている。

 そんなことを考えながら夏樹と並んで歩いていると、前方に見覚えのある二人の背中が見えた。


「創ちゃん、あれ萌ちゃんと山田くんじゃない?」

「だな」


 ちょうど交差点の手前で追いつく形になり、夏樹が少しだけ足を速めて声をかける。


「おはよう!」


 二人が同時に振り返る。


「おはよう」

「おはようございます」


 山田は少し控えめに、山本さんはいつも通り明るく返してくる。俺も一応口を開く。


「……おはよう」


 聞こえるか聞こえないかくらいの声だったが、一応は挨拶したつもりだ。


「山神君、挨拶はもう少し元気よくした方がいいですよ?せっかくの朝なんですから、もう少しこう……気持ちよくいきましょう!」


 山本さんがくるっとこちらを向いて、にこやかに指摘してくる。


「善処する」


 短く返すと、夏樹が横で小さく笑った。


「珍しいね、二人で登校してるの」

「はい、偶然そこでお会いしたんです、それで昨日のお電話の件もありましたし、そのまま少しお話ししながら一緒に来ようということになりまして」

「そうなんだ」


その流れで、山田が少し視線を落としながら口を開く。


「……色々迷惑かけて、ごめん」


 小さく、それでもはっきりとした声だった。


「もう!山田君、それ昨日から何回目ですか?」


 山本さんがすぐに反応する。


「何度も言ってますけど、今回の件は山田君のせいじゃありませんから、謝らなくて大丈夫ですってば、それに私たちだって勝手に動いてるだけなんですから、気にしすぎですよ!」

「そうかもしれないけど……それでも迷惑かけてるのは事実だから」


 山田は苦笑いを浮かべる。そのやり取りを聞きながら、少しだけ口を挟む。


「まあ、完全に無関係ってわけでもないが、今回の件がなかったら、あのチャンネルもここまで動いてないだろ」


 三人の視線がこちらに集まり、山本さんがぱっと表情を明るくする。


「そうです!それです!えっと、何て言うんでしたっけ……こういうの……」

「転んでもただでは起きぬ、だろ」

「そう!それです!」


 ぱん、と手を叩く。


「転んでもただでは起きぬ、です!なので悪いことばかりじゃないんです、むしろこうやって新しいことにも挑戦できていますし、きっかけになっている部分もあると思うんです!だから、うちのことはあまり気にしないでください、それよりも山田農園の方ですよ、大変なのは」


 まっすぐな言葉だった。山田は少し驚いたように目を瞬かせ、それから小さく笑う。


「……ありがとう、心配してくれて」

「当然です!クラスメイトですし、それにうちのお店では本当に評判いいんですよ?山田君のところのお野菜、みんなすごく美味しいって言ってます!」

「はは……僕が作ってるわけじゃないんだけどね。でも、ありがとう、そう言ってもらえると嬉しいよ」


 少し照れたように頭をかく。その空気が少し和らいだところで、山本さんが思い出したように声を上げる。


「あ、そうだ、山神君、夏樹ちゃん、聞いてください!」

「何?」

「山田君のお父さん、うちの動画に出てくださることになったんです!」

「え?本当!?」


 夏樹がぱっと表情を明るくする。山田が少し照れくさそうに続ける。


「山神も広瀬さんも、心配かけてごめん、それと……こういう機会を作ってくれてありがとうって、父さんが言ってた」

「えぇ?いや、私たちはそんな大したことしてないよ?」


 夏樹が慌てて手を振る。


「その件なんだが、話す内容は事前に整理しておいた方がいい、何をどこまで言うか、順番も含めて」

「うん、それは父さんも言ってた。実は、前から弁護士の先生にも相談してたみたいでさ、その人とも打ち合わせするって」

「弁護士もついてるのか? それは心強いな」

「昔からの知り合いらしいよ、学生時代からの付き合いだって」

「へぇ……」


 山本さんが感心したように声を漏らす。


「弁護士さんのお友達がいるなんてすごいですね、なんだか世界が違う感じがします」

「そうかな?でも、そういう意味で言えば、僕らの学年からもプロサッカー選手が出るかもしれないよ?」

「確かに!それは本当にすごいですね!自分のことじゃないのに、なんだか誇らしくなります!」

「分かる気がする」


 山本さんが目を輝かせ、夏樹も頷く。

 そんなやり取りを聞きながら、少しだけ空を見上げる。昨日までの重たい空気とは違って、今は少しだけ前に進んでいる感覚があった。


 四人でゆるやかに横に広がって歩いていた。会話の流れも自然で、そのまま学校まで行けそうな雰囲気だったが、不意に後ろから聞き慣れた声が飛んでくる。


「こらこら、そんなに横に広がって歩いてたら周りの人に迷惑でしょう?ちゃんと考えて歩きなさいよ」


 振り返るまでもなく分かる声だった。山本さんがぱっと表情を明るくする。


「あ!直美ちゃん!おはようございますです!今日も相変わらずしっかりしてますね!」

「おはよう、萌。朝から元気なのはいいことだけど、その元気で周りの邪魔をしちゃ意味ないわよ?」

「直美!おはよう!ごめん、ちょっと広がりすぎてたね、気を付ける」

「分かってくれるならいいのよ、毎日のことなんだから少しは意識しなさい」


 軽くため息をつきながらも、その口調はどこか柔らかい。自然と隊列が変わる。俺と山田は特に何も言わずに一歩下がり、女子三人の後ろにつく形になった。こういう配置の方が、結果的に楽だ。

しばらく歩いたところで、直美が少しだけ声のトーンを落とす。


「さっきの話なんだけど、川村のことで、あまり良くない話を聞くようになったわ」


 その言葉に、山田がすぐに反応した。


「え……川村君の?」


 俺も夏樹も、思わず顔を見合わせる。


「良くない噂って……どういうことですか?直美ちゃんって、あんまりそういう人の噂話をそのまま信じるタイプじゃなかったですよね?」

「そうね。だから“噂”って言い方は正確じゃないかもしれないわね、実際に起きてることも含まれてるから。……分かりやすいところで言うと、プロチームからのスカウトの話、いったん全部白紙になったみたいよ」


 空気が一瞬止まる。


「えぇ!?なんでですか!?球技大会でもあんなに活躍してたじゃないですか、あれだけできれば普通に評価上がる流れじゃないんですか?」

「球技大会で活躍するのは、あのレベルなら当然でしょ。サッカー部じゃない男子も混ざってる中で目立つのは当たり前、その中で評価されるのはもっと別の部分よ」


 山本さんが思わず声を上げるが、柴田さんがその意見を一蹴する。そして、少しだけ間を置く。


「まあ……誰かさんが、川村よりいいプレーを見せたっていう話もあるけどね」


 そう言って、ちらりとこちらを見る。


「億に一回の確率がたまたま球技大会の日に来ただけだ。あれが常にできるなら苦労してない」

「ふふっ。どうだかね。でも、そのあたりを境にプレースタイルが変わったって話よ」

「変わった?」


 思わず聞き返す。


「ええ、前はもっと冷静で、無駄のないプレーをするタイプだったらしいんだけど。最近は、荒くなったというか、無理な当たりや不用意なファールが増えてるみたいでね、それで自分でもイラついて、さらにプレーが雑になるっていう悪循環に入ってるらしいの」

「……そんなタイプには見えなかったけどな」


 自然と口に出る。

 球技大会で見た川村は、触れることすら難しいほどのクイックネスと判断力を持っていた。あれが崩れるとは思えない。


「この前の練習試合でも退場になったって聞いたわ」


 柴田さんが淡々と付け加え、夏樹が少し心配そうに言う。


「それでスカウトの話がなくなっちゃったの?一時的なスランプとかじゃなくて?」

「その可能性もあるでしょうね。でも、判断したのは私たちよりずっとサッカーを見てきた人たちよ、その人たちが“今は難しい”って判断したってことは、それなりの理由があるはず」

「……そっか」


 夏樹が少し言葉を詰まらせる。山本さんがぽつりと呟く。


「高原君とか三浦君なら、何か知ってるかもしれませんね……」

「かもしれないわね。でも、川村のことに関して、私たちができることはほとんどないわ」


 少しだけ言葉を切る。


「それに……」

「それに?」


 山本さんが素直に聞き返す。ほんのわずかな間。


「……いえ、何でもないわ」


 それ以上は続けなかった。その言い方に、少しだけ引っかかるものを感じる。だが、ここで無理に聞き出す話でもない。言わないという選択をしているなら、それなりの理由があるはずだ。




 午前中の授業を一通りやり過ごし、昼休みになると教室の空気は一気に緩んだ。各々が弁当を広げたり購買へ走ったりと騒がしくなる中で、俺はさっさと昼食を済ませると、そのまま教室を後にした。

 向かう先はいつもの場所だ。

 階段をいくつか上がり、重たい扉を押して屋上に出ると、思っていたよりも風が涼しかった。夏が近い時期ではあるが、今日は日差しもそこまで強くなく、空気も軽い。屋上を使うにはちょうどいい日だ。


 森岡高校の屋上は基本的に開放されているが、利用している生徒はほとんどいない。新入生が最初の数週間だけ物珍しさで出入りするくらいで、それ以降はぱたりと足が遠のく。理由はいくつかあるが、一番大きいのは単純に不便だからだ。屋上は校舎の端にあり、そこから教室へ戻るには意外と時間がかかる。チャイムが鳴ってから動いたのではまず間に合わず、休憩時間を数分前倒しで管理する必要がある。加えて、屋外という性質上、夏は暑く冬は寒い。快適とは言い難い環境だ。

 結果として、ここは一年の大半を通して“空いている場所”になる。

 俺にとっては好都合だった。人がいない場所というだけで価値がある。


 いつも通りフェンス沿いの定位置へ向かい、持ってきた本を開く。今日も読んでいるのはマーケティング関連の本だ。すでに一度読んだものだが、今の状況を踏まえて読み直すと、以前とは違う部分が引っかかる。

 ほぅほぅ…。この場合は“情報の非対称性”か……。

 ページをめくりながら、昨日までの流れを頭の中で整理していく。報道の動き、SNSの反応、動画の方向性、どれも単独ではなく連動している。

 ほほぅ……。先に出す情報の精度と順序……か。もう少し精度を上げて考えた方がよさそうだ。

 文字を追いながら、同時に思考を巡らせる。しばらくして、本を閉じた。そして、いつものように視線を少し上に向ける。

 屋上の端に設置されている高架水槽、その金属製の足場へと目をやる。


 この高架水槽というのは、校舎内に水を供給するために設置されている貯水設備で、一定の高さに水を溜めることで水圧を確保する仕組みになっている。普段は意識されることもないが、建物の上部に設置されているため、自然と高い位置にある。

 そして、その周囲には点検用の足場が組まれている。


 つまり――登れる。


 もちろん推奨されているわけではない。だが、登れないわけでもない。

 軽く周囲を見回してから、慣れた手つきで足場に手をかける。数段上がれば、屋上よりさらに一段高い位置に出る。

 視界が少しだけ広がる。風も、少し強くなる。


「……」


 本を開き直す。

 「何とか」と煙は高いところが好き、か。


 誰が「何とか」だ!!失敬な!


 そんなことを考えながら、再びページに視線を落とす。

 その時だった。


「それは仕方ないだろう!」


 突然、下から声が響いた。思わず手が止まる。反射的に体を少しだけ伏せて、足場の隙間から下を覗き込む。

 屋上の入り口付近に、川村の姿があった。


 スマートフォンを耳に当て、誰かと通話しているらしい。


「……あぁ、分かってるよ。でも、僕だって精一杯やってるんだ!」


 普段の落ち着いた口調とは違い、明らかに苛立ちが混じっている。


「次の試合を見ててよ。必ず結果を出して見せるから」


 少し間が空く。相手の声は聞こえないが、やり取りの流れはなんとなく察せる。


「次はイングランドの代表チームとの試合があるんだ。そこで結果を出せば、離れていったスカウトたちも戻ってくるはずだろ?」


 語気が強くなる。


「そうすれば、あんたの言ってた通りになるんだろ?」


 ……なるほどな。今朝、柴田さんから聞いた話と繋がる。スカウトの件、プレースタイルの変化、その裏にあるプレッシャー。


「……あぁ、分かったよ」


 苛立ちを押し殺すような声。そして、少しだけ間を置いてから続ける。


「西海には伝えておけばいいんだな?」


 名前が出た瞬間、意識が少しだけ引き締まる。


「失礼のないように、って……何で僕があいつにそんな気を使わないといけないんだよ」


 明らかに不満が滲む。

 ……やっぱり、関係は単純じゃないな。川村と西海、同じ側にいるようでいて、上下関係があるようにも見える。


「……あぁ!分かったよ!」


 最後は投げるように言い切ると、そのまま通話を切ったらしい。スマートフォンを乱暴にポケットへしまう動作が見えた。しばらくその場に立ち尽くしていたが、やがて舌打ちのような仕草をして、屋上の扉へと向かう。

 そして、そのまま出ていった。


 静寂が戻る。


 風の音だけが、さっきまでの空気を洗い流すように流れていく。


 ……まあ、色々あるんだろうな。そう思いながら、再び本を開く。

 盗み聞きというつもりはない。こっちが先にいたし、隠れていたわけでもない。ただ、偶然聞こえただけだ。

 ページをめくる。

 さっきまでよりも、少しだけ現実が重なって見えた。




 屋上から教室へ戻ろうと扉を開け、階段へ足を踏み入れたところで、下の方からやけに騒がしい足音が響いてきた。乾いた床を叩くようなリズムで、どうやら誰かがかなりの勢いで駆け下りているらしい。

 反射的に手すり越しに下を覗く。

 二階の踊り場あたりで、制服のスカートがひらりと揺れた。女子生徒だ。そのまま手すりを掴むようにして、一気に階段を飛ばすように降りていく。

 その直後。

「待て!」

 怒鳴り声に近い声とともに、男子生徒が二人、同じように駆け下りていった。

 ……何してんだ。

 高校生にもなって追いかけっこかよ、と思う反面、あの勢いはただのじゃれ合いではなさそうにも見えたが、深く考えるのも面倒なので、そのまま階段を下りる。

 元気だな。

 結論だけ残しておく。

 四階の廊下に出ると、さっきの騒ぎとは打って変わって、いつもの昼休みの空気が広がっていた。教室へ戻ろうと歩いていると、ちょうど向こうから見慣れた二人が歩いてくる。

「あれ?創ちゃん」

 夏樹が気付いて声をかけてくる。

「山神君もトイレですか?」

「いや、山本さんと違って俺はトイレではないぞ?」

「そう言われると私がトイレみたいじゃないですか!違いますよ!?そういう意味じゃないです!私と夏樹ちゃんはトイレに行っていただけで、トイレになっていたわけではないですからね!?」

 やたらと“トイレ”を強調しながら必死に弁明する。その声量が思った以上に大きく、廊下を歩いていた数人がちらりとこちらを見る。

「ちょ、ちょっと萌……!」

 夏樹が慌てて山本さんの腕を引く。

「もう!声大きいってば!」

「だって!誤解されたら大変じゃないですか!」

「誤解の方向がおかしいの!」

 二人でわたわたしている。

「もう!創ちゃんのせいだからね!!」

 最後にそう言い残して、夏樹は山本さんの手を引いたまま、来た道を戻りトイレの方へと小走りで戻っていった。

 今朝のやり取りが頭をよぎる。「廊下は走るな」って、また柴田さんに叱られるぞ?あの人、意外に規律にうるさいんだから。

 そんなことを考えていると、今度は逆方向から、またしても慌ただしい足音が近づいてきた。

「はぁ……はぁ……」

 息を切らしながら現れたのは柴田さんだった。

「お前も走るのか」

 思わず口に出る。

「廊下を走ると危ないぞ?」

「緊急時は別よ、今はそれに該当するわ。だから見つかったとしても事情を説明すれば温情くらいあるはずよ、少なくとも今はそれを気にしてる場合じゃないわ」

「主観的な判断だと厳しいんじゃないか?地震とか火事とか、誰が見ても分かる状況じゃないと」

「正論なんて聞きたくないわ」

「辛辣だな……」

「当たり前でしょ、今そんな話してる余裕ないのよ」

 さっき、屋上から戻るときに男子生徒と女子生徒が追いかけっこをしていたが、その時の女子生徒ってもしかして柴田さんなのか?

 柴田さんは少しだけ息を整えてから、じっとこちらを見る。

「何か言いたそうな顔してるわね?」

「……別に?」

一応とぼけておく。

「そう。まあいいわ、それより本題なんだけど。夏樹にも内緒の話があるの、今日の放課後、少し時間もらえる?」

「え?告白?……まいったな」

「そんな訳ないでしょ?馬鹿じゃないの?」

「馬鹿は言い過ぎだと思う」

「事実でしょ」

容赦がない。

「で?時間取れそうなの?」

「夏樹に内緒っていうのは難しいかもしれない」

「え?なんで?」

 素直に驚いた声が返ってくる。そのまま無言で、後ろを指さすと柴田さんが怪訝そうな顔で振り返る。

 そこには、頬をパンパンに膨らませた夏樹が、腕を組んで立っていた。

「……なるほどね」

 柴田さんが小さくため息をつく。

「聞こえてたみたいね」

 夏樹は不満を隠そうともせず、じっと俺を睨んでいた。

 なんで俺が睨まれるんだよ…。

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