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眠り姫は熊将軍のキスを所望する  作者: とらじ。
第1章
20/20

言葉を紡いで、想いをつくる

いつもより、短めですがすみません!!

よろしくお願いします。




「…姫が目覚めて…真実の相手が俺だと知ったらショックを受けると…思った。」


大きく息を吸ったわりには、小さい声しか出ず、ゲオルグは情けないな…と内心自分に呆れていた。

「俺は、皆から熊将軍と怖がられている。自分でも知っているさ…。だから、姫も…」

「ゲオルグ様を怖がり…嫌いになる…と?」

エステルはゲオルグの話に耳を傾けていたが、だんだんと自分を卑下していく彼を見ていられなくなった。

これが、あの南軍の長の姿かと…。

「ああ…。


怖かったんだ。姫に、嫌われるのが。

姫が、目覚めて俺のこの姿を見ても怖がらずに笑ってくれた時はとても嬉しかった。」

もう目覚めないと、笑った顔など見られないと希望をなくしていたのに、彼女は目覚め微笑んだ。


こんな自分に向かってー。


「目覚めて初めに見たのが俺だから雛鳥のすりこみのようかに俺を慕ったのではと微笑まれる度、不安にかられた。」

「私は、鳥じゃありませんわっ!」

と、エステルは優しく微笑んでゲオルグを見つめる。





「一目みた瞬間、私はゲオルグ様に恋に落ちたの。」




目を開ける前、聞こえた二つの声。

「エステル…エステル…」と、愛おしげにエステルを呼びこちらの世界に引き寄せた男の声。

「可愛いお嬢さん」と、エステルの背中を押して呪いの世界から抜けださせた女の声。


ーエステルの中で全てが繋がった気がした。






「ゲオルグ様…好きです。


私、ナフル皇国第一皇女エステルは…ゲオルグ様のことが」







エステルは、初めてはっきりと気持ちを言葉にした。



過去の扉が全て開かれた今ー

次は、一歩先へ。






ー未来へ進まなくては。



お読みくださり、ありがとうございました!

ようやく一区切りつけそうです!(*´ω`*)

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