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隣国の王子

更に数時間、馬車に揺られるとそろそろ着くようです。馬車の中でうとうとしてたらリサに起こされました。お爺様のお屋敷もブルーラー家のお屋敷と同じぐらいの立派なお屋敷です。


このお屋敷は亡きお婆様のご実家アズボーン伯爵家だったのですがお婆様が最後末裔だったので、養子も取らず行末ブルーラー家に相続権があるので今は屋敷の管理はお爺様がしています。

勿論、私が継いでも問題は無いのですが、男の子に継いで欲しいと言うのが、本音だと思います。


屋敷では、お爺様の執事のランス、侍女長のマリー、メイド長のリリア始め使用人の方々のお出迎えがありました。


「お待ちしておりました。旦那様お帰り早々ですが、ファルダ国のシャルダン王子が既にお越しです。応接室にお通ししておりますが?」


「早い到着だったな。直ぐに行く。お前達も着替えたら来なさい。」


私達はそれぞれ案内された部屋に着替えに行き応接室へ向かいました。

応接室は既にお爺様、兄様、殿下も着席していました。


「孫娘のミュゼットだ。可愛いだろ?」


「ブルーラー公爵のブルーラー•ミュゼットでございます。」


と、カーテシーをします。


「ファルダ国王第一王子のザダルガダル•ファン•シャルダンです。オーランド殿とアレク殿からいつも耳にタコができるほど聞いているが可愛い姫だ。」


前世であった時と雰囲気がまるで違いまだ少し少年のあどけさが残っておりまだ少し子供ぽっさがあります。聞けば現在14歳だとの事。本来であうのは12年後なんですからまだ、少年です。


「さぁ、可愛いミュゼット嬢、高い高いをしてあげよう。」


いきなり、シャルダン王子は私の両脇から抱き抱えると天上向けて投げた掴んでは放り投げます。


「ほれ、高い、高い!」


や、やめてください!何をするんですか!誰か止めて!


「シャルダン殿、ミュゼが‥、やめてあげて下さい。」


兄様が止めて下さいました。


「あれ〜、妹も弟もミュゼット姫と歳は変わらないが、これやると大はしゃぎだが?」


シャルダン王子、私は中身は大人です。そんな気遣い不要です。


「そうか、ミュゼット姫は、お気に召さなかったか。か。では、肩車をしよう。この屋敷、ひと回りいかがかな?」


兄様、の後ろに隠れます。やめて、私に構わないで下さい。


「我が国の王室は子が多くて王子は第5王子までいる。王女は第4王女までいて弟、妹、私を慕ってくれて丁度ミュゼット姫ぐらいの子もいるのでかまいたくなってしまった。怖がらせてしまったようだ。」


「突然だったのでビックリしてしまって。」


「では、改めて、高い高いと肩車どっちがお好きですか?」 


「どっちも遠慮します。」 


「では、ミュゼット嬢、ここで寝泊りするのは初めてと聞きいたけど私が今夜は寝るまで本を読んであげよう。なぁに、遠慮する事はない、さっきも言ったが、弟、妹で私は慣れている。」


な、なんなんですか。グィグィ来ないで下さい。中身は、大人なんでよ。あたふたしていると。殿下が顔を真っ赤にしています。


「シャルダン王子、いい加減してあげてください。ミュゼット嬢が困っています。子供とはいえ淑女の部屋に男性を招き入れる事なんて!!」


「あー、なるほど‥‥。ユーフリート王子も寂しいのですね。ご一緒に本を読んで差し上げますよ。今日は3人で寝るかな。」


「な、なに!!寂しくなんてない!!」


「まぁ、まぁ、シャルダン王子、ユーフリート王子そこまでにして、シャルダン王子、ミュゼットは普段あまり社交場に行かないから人見知りが激しくてなぁ。そうガツガツ来ると怯えるから気をつけてくれ。」


ナイス、お爺様のフォローです。兄様は、シャルダン王子の接し方には慣れているようで、一方、殿下は終始不機嫌ない様子でした。前世で、お会いした時はとても紳士的だったのに子供相手だと何故こんなにグィグィからのでしょう?


夕食時もずっと、シャルダン王子は私の世話をやきたいらしく、スープやパンを千切って食べさせようとしたり、皿の上の魚料理を切り分けようとしたり、はぁー、疲れてしまいました。


「ミュゼット嬢、デザートのおかわりは?私の分もあげようか?」


「いえ、もう、お腹いっぱいで食べれません。」


「それだけしか食べないのか?大きくならないぞ。好き嫌いは無さそうなのは感心したが、もっと食べないと。そうか、きっと、昼間の運動が足りないのだな。明日は、私が、遊んでやろう。妹達は良くポニーとか乗せて遊んでるが‥。遠乗りに連れて行くのがいいのか?鬼ごっこも付き合うぞ、体力には自信あるからな。」


とても、とてもいい方なのですが、私は中身は大人なのでやはりここまで、子供扱いは辛いです。殿下といた方がまだましです。


「それなら遠乗りならお爺様と行きたいです。」


あ、やってしまいました。思わずお爺様と秘密の話をしたいが為、露骨出してしまいました。


「くっわらここまで懐かないと意地で懐かせてやりたくなる。俺の子供、百戦錬磨に賭けても!!」


あー、いるいるこう言う人「私は、子供に好かれるの。」とか「子供が寄ってくるの」とか言う人ですよこの方は。私は中身は大人なので無理です。


「シャルダン王子、それだけ元気なら明日は思いっきり稽古出来るな。明日は、護衛とアレク、シャルダン王子とでユーフリート王子に魔物狩り方と獣の対処仕方を教えてやってくれ、ミュゼはちょっと連れて行かなければ行けないところがある。」


お爺様と一緒なのは嬉しいですがどこに行くのでしょう?


「えー、生意気な坊主の面倒より、可愛い姫の面倒方が良かった。」


シャルダ王子かなり不満な様子です。


「坊主じゃない!!」


兄様と殿下、珍しくはもりました。






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