前へ目次 次へ 57/75 廃れた街 帝国編終了!共和国編の始まりです。 乾いた空気、散らばる瓦礫、人気《ひとけ》のないその空間に人影が一つ。 破壊され尽くした街に少女は一人瓦礫の上にたたずむ。 青色の瞳に光はなく青翡翠の様な長い髪はボサボサになっている。 此処は共和国に所属する街の一つ『霊亀《れいき》』、数日前までは人に溢れた秘宝を守る街。 そんな街に取り残された少女は涙ひとつ流さずに、再び淡々と瓦礫を漁り死体を弔う。 魔族に襲われ崩壊した街を一人処理していくその少女は何を想いこれからどう動くのだろうか。