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わからないからそうするの
自室の天井だ。
もう寝ようとして、ここまで帰ってきた。
毎日眠るための部屋。
そして、精神的にも最終防衛ラインだ。
ここに母が来ることは少ない。
気を使ってくれているのだろうし、私も、話があるときは下に行く。
「私は。」
先ほどの言葉を反芻する。
何を伝えたかったのだろうか。
そう、なにか母が不安そうだったから、それを取り除くというか。
なんというか。
私は今の生活で不満はないし、むしろお母さんには感謝している。
自分の部屋をくれたのもそうだし、食事もそうだ。
感謝の言葉を伝えたかったのだろうか……?
それとも何か、私は学校に行っているし、友達もできた。
委員長だってやってるんだよって、だから、私は大丈夫だよってことを教えたかったのだろうか。
分からない。
「……思春期の女子のことなんて、誰にもわからないわよ。」
ふてくされる様に横を向き、枕を抱える。
私が何を考えているのか、私にもわからない。
ただ体だけが成長し、何かを感じ始める。
……こういうのは13の時に経験するものじゃないのかしら。
ため息はミントの味がした。
もう寝よう。
しばらく休むと決めたのだ。
ならば、思考も……、頭のほうも休ませて何が悪いのか。
私にはわからないから、そうするわ。




