第2部。夢の中の女の子 2
俺がリビングに行くと二人は旅行から帰って来ていた。
母さんが「あなた誰なの?」と聞いて父さんを呼んだ。
すると姉ちゃんが来て「この子は民斗なのよ。また女の子になったの」と説明しだした。
すると父さんは俺に「民斗、本当にその女の子はこれがあなたの中のもう一つのあなたよって言ったのか?」と聞いてきた。
俺は「うん言ってたよ。俺はそれから今日見た夢の話をした、すると二人は泣いていた。
俺と姉ちゃんには二人の涙の意味が分からなかった。
そして母さんは「たぶんその子は民斗の妹なのよ」と言うと父さんが「話していいのか?」と母さんに聞くと、母さんは「今が話す時なのよ」と母さんは話し始めた。
母さんの話によると俺は双子だった。そして俺が生まれたがその女の子は生まれる前に死んでしまった、死産だった。それから二人は、その事を俺と姉ちゃんに隠していた。
俺が理解できるようになる時まで話さないと。
今回の旅行は俺にその事を話すかを考える為の旅行だったらしい。
俺と姉ちゃんは泣いていた。
俺は「その女の子の名前は?」と聞いた。
父さんが「民子だ。
5年前と今の民斗の姿を見ていると、まるで民子が生きているように感じる」と涙を流して父さんは言った。
母さんは「民斗、あなたには民子の、二人分の命があると思いなさい」と母さんも涙を流しながら言った。
俺は「うん、俺は民子の分も生きる」と言うと姉ちゃんが「民斗、私の弟だけど女の子の時は私の妹なのよね」と言って泣いていた。
そして父さんと母さんは「お帰りなさい、民子」と言うと。
俺は「ただいま、お父さん、お母さん」と言ったらしい。
でも俺は、その時の記憶が無い。
たぶん俺の妹がそう言ったのだろう。
俺の中にいる妹が。




