第17話 黙示録の日 承
極悪秘密結社が生物兵器として開発した毒イナゴの蝗害に対して、政府と国民分断された社会では適切な対応策できず、
人々はイナゴに殺され、人口は半数にまで激減した。それに代わって、
「これからは俺たちの時代だ」
と、怪人たちが街なかを闊歩するようになる。
「こうなれば、私が、片っ端から、怪人を倒す」
白のビキニアーマーに銀色のマントを纏った私は、超未来バイク・アマミユで街に飛び出して、
「アクトレス・キック!」
手当たり次第に怪人を、
「ロストワンズ・エルボー!」
必殺技で葬り去る。しかし、その私の目の前に、
「お前が絶対不倒の少女機械戦士カオリか?」
と、極悪秘密結社の首領である、インコの怪人テノリンコーが姿を現した。
「まあ、そんなに身構えるなよ、カオリ」
テノリンコーは見た目は可愛いインコの女性怪人である。
「カオリよ。私は人間の愛玩のために生まれた人工生命体だ。以前の私は、優しい家族に育てられ幸せだった」
私に向かい一歩、二歩と歩み寄るテノリンコーは、そう語る。
「それなら、なぜ、人類を敵視する」
と、問う、私に、テノリンコーは、
「私の幸せは人間の業による幸せだった。それに気付いたからだ」
そう答え、言葉を続けた。
「人間は自らの業の報いを受けなくてはならない」
「その報いが、お前たち怪人の反逆というのか?」
「そうだ。それでもお前は、我々怪人を倒すのか」
テノリンコーの声には、不思議な優しさがあった。だが、
「私は、そんな言葉には惑わされない」
「お前はプログラムに支配されている」
「それでも私は、極悪秘密結社を倒す」
私は、テノリンコーに向かって、
「アクトレス・キック!」
必殺の跳び回し蹴りを放ったが、
バヂゴオォーン!
真正面からテノリンコーは受け止めて、ビクともしない。
「人類の繁栄は、もう終わりだ。これからは怪人が繁栄する。古いモノは滅び、新しいモノが栄える。これは世界の摂理なのだよ」
そう言いながら、私の髪の毛を鷲掴みにするテノリンコー。
「わからないのか、カオリ」
「うるせえんだよ。小鳥が」
「それなら、仕方がないか」
と、テノリンコーは強力な腕力で、無慈悲に、
ブヂイィッ。
私の首を引き千切った。




