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2、一度絶望しなきゃいけない (絶望)

あれ、早い……

「協力感謝する。我がこのウェスタニア王国の国王、ゲルドだ。早速で悪いが、先程配った石板はステータスボードという。その名の通りステータスを記す物だ。それを両手に持ち、力を込めて貰えるだろうか」


 国王は最初からそう言うと、皆は従って石板に目を向ける。


 すると歓声が沸き起こった。予想通りそこそこいい数値が書かれているのだろう。


 ちなみに覗き見た叶達のステータスはこう。



 -・-・-・-・-・-・-


ムラサキ カナエ


天職:白魔導師 Lv.1


体力:600/600

攻撃力:60

防御力:80

走力:80

魔力:150/150


スキル:白魔法Lv.10☆   白魔導Lv.1   青魔法Lv.1   杖術Lv.1


 -・-・-・-・-・-・-


カザミ カケル


天職:聖剣士 Lv.1


体力:700/700

攻撃力:120

防御力:120

走力:100

魔力:120/120


スキル:剣術Lv.10☆   聖剣術Lv.1   赤魔法Lv.1


 -・-・-・-・-・-・-


ホシ コウキ


天職:聖槍士 Lv.1


体力:650/650

攻撃力:150

防御力:100

走力:90

魔力:80/80


スキル:槍術Lv.10☆   聖槍術Lv.1   緑魔法Lv.1


 -・-・-・-・-・-・-


オウイ サツキ


天職:魔闘士 Lv.1


体力:600/600

攻撃力:150

防御力:60

走力:95

魔力:150/150


スキル:体術Lv.8   仙術Lv.3   武道Lv.1   青魔法Lv.1   緑魔法Lv.1


 -・-・-・-・-・-・-



 おうおう。なかなかにして高いじゃないか。


 ちなみに言うと魔力は魔法の攻撃力と共にMPも表す。

 あと属性魔法は全て色で判断されているようだ。

 赤→火 青→水 緑→風 な感じ

 スキルの上限はLv10で、魔術のスキルをカンストさせると魔導のスキルが、武器のスキルをカンストさせると聖武具のスキルが使えるようになる。


 15歳の平均は、体力が60。その他が10らしい。もう10倍じゃないですか怖い。


 さて、お待ちかねの我がステータスを!



 -・-・-・-・-・-・-


カヤセ リク


天職:商人 Lv.1


体力:50/50

攻撃力:10

防御力:10

走力:10

魔力:10/10


スキル:商人Lv.1   鑑定Lv.1


 -・-・-・-・-・-・-



「ぬぅん?」


 おかしい。非戦闘職、平均以下のステータス。ここまではOK。え、商人? もうちょっと戦闘できそうな非戦闘職じゃないの?


「ステータスは全員がここの騎士長に報告してくれ。ステータスによって訓練内容を変える」


「うわっお前商人!? クズ! 非戦闘職じゃねえか!」

「ああ、君は勇者として召喚されたというのに、なんて無能なんだろうね」


 俺がステータスを公開すると、たちまち辺りが騒がしくなった。

 馬鹿が騒いでる。このままならチートは取れそうですね。よっし耐えるぞ!


「素晴らしい! 全てステータスを百超えとは!」


 見れば駿がステータスを公開している。もう絶賛の嵐だ。


「おお! 2項目が一般人の成長限界とは!」


 今度は咲月だ。ちょっと不安になってくる。


 その後、目立った騒ぎはなかったが、もう一度、最後の公開者に辺りがざわついた。


「うそん……」



 -・-・-・-・-・-・-


イバライ タクト


天職:罠士 Lv.1


体力:60/60

攻撃力:10

防御力:10

走力:10

魔力:10/10


スキル:罠生成Lv.1


 -・-・-・-・-・-・-



 世界が、俺を、見放した。


「ああ、チートこいつですわぁ……」


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