第二話 過度なお国自慢を聞かされる相手は、へぇ~羨ましいとはならんだろ。
今日も気持ちの良い快晴。僕と蘭子は徒歩40分程の工程で学校へとたどり着く。
自転車なら早く到着するとは思うけど、厳しい登り坂が三ヵ所あるので徒歩のほうが疲れない。
僕の名前は(倉田大悟)。
ゲームとアニメが好きな高校一年生だ。
隣を歩いているのが(佐々木蘭子)。
親父が勤めている会社役員のお嬢様だが、会社の海外進出に伴い蘭子の両親が海外赴任となり、蘭子は高校卒業まで僕の家に居候となるらしい。
僕の両親がいるとはいえ、同棲が羨ましいと思う人がいると思う。
断言しよう。
幻想だ。
『何ぶつぶつ独り言で状況説明してるのよ。』
小説なんだから背景描写から入るのは当然だよ!
『それにしても大悟くん、この小説って(みんなのノベル)時代に300話あったのにサルベージする前にサイト閉鎖喰らったのよね。』
他の作品は別サイトに保存したから良いけどね。
『ところで大悟くん、最近テレビを観てたら日本自慢番組が増えた気がしない?』
「そう?最近テレビ番組観ないからなぁ。」
『一番気になったのが(ぶっこみジャパニーズ)ってバラエティーなんだけど、怪しい寿司とか海外の間違ってた文化を本物の名人が正しに行く内容なの。』
以前、家族旅行先のアメリカで日本食が恋しくなり巻き寿司頼んでみたら、カッパ巻きが油で揚がった上に砂糖が降りかかった魔食だった...その夜胸焼けで吐いちゃったし。
「ああいう日本文化サイコー!俺たち平和でラッキーってアピールして来るべき五輪にむけての前哨戦と私は思う訳よ」
言いたい事は解らなん事は無いが、もうちょい表現を柔らかくしないか?
「言いたい事は素直に言えば良いのよ。そもそも大悟君はいつも仮面をかぶってる感じで友達と喋ってるじゃない?」
そりゃ蘭子みたいに素直に生きたいけどさぁ
「かぶってるのは下半身だけで十分よ(ぷぷぷ)」
『おまっ!女が言う台詞じゃねぇよ!』
思わず大声を出してしまった。
「あはは!大悟君やらし~」
世間の皆さんに問いたいんだが、今時の女子高生ってこんなかい?
僕は蘭子だけだと信じたいと願いつつも、校門に入る後ろ姿を見送るのであった。
第二話 おしまい
第2話 おしまい




