憧れと邂逅
「この部活、入りませんかー?」「助っ人、募集してますー。」「サポート来てくれませんか?」
新入生がみんな集まっていた。
「いろんなの、あるねー。」「ねー。…ん?なにあれ。」
「メンバー後一人、募集中でーす!!入りませんかー?」
そこに、叡智たちのもとに、女子が来た。
「あの、すみませんー。この部活って一人
までなんですか?うちら、二人なんです
けど…。」「悪いな!!この部は男だけ
なんだ!!」「……は?ごめんなさい。
いいです。」
その二人は遠ざかってしまった。「…ねぇ、なにあのロン毛。隣の子は、普通そうに見えたけど、あの三人やばそうに見えない?」「わかる。なんか、あのロン毛にあの子振り回されてる感じするよね。帰ろ。」「うん。」
「なんか、コソコソ話してたか…?」
結果、結局一人も来なかった。みんなドン引きしていた。
成留と露是は、用事で帰った。
「蒼〜!!」「うーん‥。難しいね…」
「何故だ!!何故誰も来ない!!くそ、やっぱり、無理強いてでも、星夜を!!」「まっ待って…!!叡智くん!!」
その時。空から何か白い光が見えた。
「…?ん?なんだあれ?」「何か光ってる?」「なんか、近づいてきてるような…え?人?」空から降ってきて、地面に、衝突した。「ん?なんだこいつ…?」「えっ、それは…。」
「…!!」「あれ?言葉を発しない?髪の毛も服も着てない…。」「…〜!!!」「意思疎通できないのか!!ハハハ!!」
「ハゲ!!」ガブッ!!!「いったー!!!何をする!!」
「あれ、なんかすごく警戒してる‥。…君、名前は…?」
「…?」「…言葉は通じる?」「なんの騒ぎだ?」「会長‥‼︎」
「叡智くん!!とりあえず、この子を連れて、例の空き部屋へ!!」「あっああ!!そうだな‥‼︎」
「…〜!!」
そして、謎の物体を部屋に連れていった。
「もう一度聞くけど、君の名前は?どこから、やってきたの?」「……」謎の物体が叡智と蒼の頭に手をかざした。
次の瞬間。
「…僕は、パンジー。」「!!」「喋った!!」
「なぜ、お前は今、俺たちの頭に手をかざした?なぜ、それで意思疎通できるようになった?」「…知らない。
知ってても教えない。」「なっ‥⁉︎なんだこいつ!!」
「それに、さっき、お前、僕の事をハゲって言っただろ。許さない。僕はハゲてない。」「じゃあ、なんだ!!」
「叡智くん、落ち着いて…!!」「僕は、
もう名乗った。次は、お前が名乗れ。」「
くっ…生意気なやつだ‥!!」
「…俺は、叡智。この学校の2年生。」「僕は、蒼。この学校の一年生。」「こいつとは、腐れ縁で、親友なんだ。」
ピクッ「…ふぅん‥。叡智。それと、…
あおくん。」
「なっ、なぜ俺だけ呼び捨て‥‼︎」「よろしくね、あおくん。」
「おい!!無視するな!!」「おい、叡智。僕を故郷に戻してくれ。あおくんも協力して?」「協力?なにがあったの??」「落下しちゃって‥。」「ハハッ!!馬鹿だな!!」
「噛み殺すぞ?」「すみません。」
(この二人か…。あおくんなら信用できる
かもしれないけど、叡智は‥。うるさそう…。)
「二人に言っとくけど、僕の言葉は、二人しか分からない。他の人には、口パクと無音だけだ。僕の姿も他の人には見えない。…今の時点では。」
(実は、パンジーは、信頼できる人だけに手をかざしたのだ。パンジーは、実は、宇宙人。)
(パンジーは人に手をかざすと
意思疎通ができるようになる。)
ーー
(露真さーん。)
幸花は、露真に、メッセージを送った。だが、
既読のみだ。
「ほんとにどうしたんだろ。露真。」「そうねぇ…。」
「家に行ってみる?」「うーん…。そうですねぇ…。今はそっとしておいてあげておいた方がいいかもしれません。なにかあったのかもしれませんが…。」
一方。
「蒼。」
「大翔くん…!!」
帰り道
「学校、お前と離れちゃったな。」
「うん…。でも、帰りは会えるから。」
「…なんで、お前は、あいつと同じ学校に
したんだ?」
「えーっと、……誘われたからかな?」
「……そうか。」
「そっちの高校、勉強難しい?」
「…そうだな。難関校だからな。」
ボソッ
「大学はお前と同じ学校に…」
「ん?」
「なんでもない」
次の日、
ガラッ
「!!露真!!」
「悪い。風邪ひいて来れなかった。今日
から、来るようにする。」
「〜露真〜!!」
「やめろって!風邪移るから!くっつく
なよ!」
「…今日も、賑やかだな。」
内気な少女がいた。
「部活のメンバー、後もう一人、決まらないなぁー」
「メンバーは、俺と蒼とパンジーと星夜
なのに。」
「えっ!?星夜さんメンバーなの!?」
「もちろんだ!!部活名ももう決めた!!美化部だ!!」
「なに、勝手に俺を部員にしてんだよ?」
バシンッ!!!
いつもより強く叩かれた。怒りがこもってたからだ。
「痛ったー!!!そこまで強く叩く必要ないだろう!!」
「今すぐ取り消せ!!俺は、やだと言った
だろう!!」
チャイムが鳴った。
「叡智くん。今日、新しい転入生が来る
みたいだよ。」
「まじか!!観察してくる!!」
一年生の教室。
「どうもー!海人でーす!!」
「今日から、転校してきた海人くんだ。
みんな、仲良くするんだぞ。」
「ちーっす!短い間お世話になりまーすー
よろー。」
(すっごい、チャラチャラしてる!!なんだ、あいつ!!)
「パンジーくん?」
「はっ!ごめん、あおくん。」
「……あれが転入生か。……却下だな。」
「うん…。」
「僕もそれがいいと思う。」
その時、海人が一瞬見てきた。
「!!見てきたぞ!!蒼!!転入生!!」
「えっ、聞こえてたのかな?」
「…そんなわけない。」
「あなたたち、こんなとこでなにやってるの?」
「!!副会長さん!!」
「ふっ、それはな、あいつの事を観察してたんだ。」




