憧れと選択
「何故?」
「勧誘するのかに相応しいかどうかだ!!」
「ちょっと、あなたたち、二人、生徒会室に来て。」
「えっ!?パンジーは!?」
「は?誰よ、それ。今いるのは、あなたたち二人だけでしょ。」
(あっ、そうか‥‼︎)
(‥‥。)
「また、やってたのか。お前。」
「会長、ごめんなさい…。」
「…叡智。紙は?」
「もちろん、あるさ。ふっ。」
叡智は、部活の申請書を出した。
「…メンバー…。叡智。蒼。成留。露是。
パンジー。
これで5人…んっ?は?誰だ。パンジーって。」
「しまった!!」
パンジーが、叡智の腕を掴み、星夜の頭に手をかざした。
「!?」
「誰だ!?お前!!この学校の生徒じゃないだろ!!」
「……僕は、異星人。人間じゃない。こいつ叡智のせいで、空から落ちてきて今ここにいる。」
「ちょっ、なんで、人のせい…」
「…パンジー‥。異星人か‥。どういう経緯でこうなった?」
「それが‥。」
「そうか。お前は、兄がいるのか。それで
その星に帰りたいけど、帰る術がないということか。」
「うん。」
「だから、故郷に僕が帰れるまで、ここに
この星に居候させてほしい。」
「そうか。…まあ、いい。あと、叡智。メンバーは、揃ってるが、部活名と活動内容は?」
「美化部だ!!」
「なに、部屋綺麗にする部活?」
「違う!!」
「活動内容は、内容…内容…決めてない…あっ!音楽する部活!!青春!!」
「美化は、お前の趣味なんだな。でも、お前に音楽なんてそんなのできるわけない。やめとけ。趣味だけにしろ。あくまでも、ボランティアだと言った。」
「……!!」
「ねー、露真は、どうして一週間休学してたの?」
「……体動かすのだるいから。…デリカシーねーな。お前。」
「言い方きついよねー!!あるもんー!!」
「まぁまぁ、二人とも。それより、二人はどちらへ?」
「結衣。私と幸花は今から図書室に行くんだよ。」
「うん!私、漫画読みたいし!」
「漫画、ねぇだろ。」
「えーっ。ショックー。」
ガラッ
「あれ?誰もいない?」「なのに、なんで空いてるんだ?」
「こんにちは。本貸し出しですか?」
「はい!私たち本を貸りに来ました!」
「あれ?あなた何年生?」
「私は、結芽。この学校の2年生です。」
「先輩だ!目悪いの?」「おい、お前‥‼︎」
「はっはい…視力はあんまりよくなくて‥。」
「やっぱり、私、今日やめとくわ。放課後だし、帰る。」
「待ってー!!露真ー!!」
「あっ、お邪魔しました!」「はっはい!」
バタンッ
(……いいなぁ、楽しそう。私もあんな風に……無理だよね。)
「お姉ちゃんー!!お兄ちゃんー!!」
「よっ、こはく。一週間、待たせたな。」
「あら、こはちゃん。小学校終わったの?」
「あっ、こはくじゃなくてポムか。」
「ポムじゃないよ!!こはくだよ!!」
「……あと、私、女だから。なにが
お兄ちゃんだよ。」
「こは、兄弟いなくてほしいから二人はお兄ちゃんとお姉ちゃんでいいの!お兄ちゃんは男でしょ!!」
「……勝手にしろ。」
次の日。
叡智達は、空き部屋を綺麗に掃除し、部屋を確保した。
叡智は、もう一回生徒会室に立ち寄った。
「会長!!」
「ん?なんだお前か。」
「部屋も掃除したし、綺麗になったから、
報告しに来た!!」
「あっそう。よかったな。」
「じゃあな。」
「待て!!」「……なんだ。」
「やっぱり、部活やりたい!!」」
「お前には、無理だ。諦めろ。」
「やだー!!」
「ちっ、バカの一つ覚え…。」
「星夜!!あの転校生は、どうした!
何をしている!!」
「知らん。俺は、あの転校生じゃねぇ。」
「おい!!星夜!!どうしたら、奏に、
会えるんだ!!」
「お前うるさい。」
「答えてくれたっていいじゃないか!!」
「知名度一切ない一般人だろ。」
「わかった!!顔出しだな!!」
「すんな!!」
「…お前といると、疲れる。」
(本当は、俺は、プロデューサーを、やりたいのに……)
叡智は、心の中で、呟いた。
蒼は、思った。
「星夜さん、サポートで入ってもらえない
かな……?」




