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2話 一章 始まりの街【ビーギニング】と、二人の少女 10

 「な、なぁ!!…待ってくれ!」

 と俺は声を張り上げて呼び止めて、アルフォンスの服の端を掴んだ。

 それにアルフォンスも気がつき、停止した。ちょうど一階部分の階段に足をかけた状態で立っており、即座に此方を振り向きながら質問してきた。

 「はい?…ヒルフェ様、何でしょうか?」

 「いや、その。…あのなぁ。…」

 と俺は手を離し、口ごもりながらも喋りかけようとした。

 それと同時に、二階の方から扉が勢い良く開く音が鳴ると、

 「リキッドのお爺ちゃん!…帰ってきたの!!」

 続け様にと、女の子の大きな声が聞こえてきた。

 俺やアルフォンスは振り向き、顔をあげて確認する。

 すると、黒い色の尖り帽子を頭に被り、同じ色のローブを身につけた人物がいた。すぐに階段を駆け降りてくる。

 「は、走ったら危ないよ!!」

 と、リキッドの注意が飛んだ。

 「ふぇ!?」

 しかし直後に、黒い帽子とローブの人物は、階段の中腹を過ぎた所で、足を踏み外して勢いよく落ちてくる。

 ちょうど俺が真下におり、咄嗟に受け止める事に成功した。だが勢い余って、共に床へと倒れてしまう。

 相手が覆い被さる様に乗りあげていた。

 また此方は下敷きになる様に床へと倒れこんだ。幸いにも大きな怪我はない。だが後頭部と背中を強く床に打ち付け、ジンジンとした痛みがしていた。

 俺は顔をあげると、鋭い目付きを向けて睨み付けだした。

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