ボイン、ボイン、ボインな、おっぱい
タクは教室に入ってきた女教師のボインに目を見開いた。
赤いドレスからこぼれるそれは、あまりにも殺人的な攻撃力を放っていたからだ。
「みんなおはよう・・・」
女教師は目をこすりながら挨拶をした。寝不足らしい。
見着けている丈の短いドレスは、やけに露出度が高く、
これでもかというくらいに胸を強調していた。
さらに、太ももが露出しており、ドレスサイドに切りこみが入っているため、
目をこらすと、時々、下着が、ちらっちらっと見えた。
黒のレースだった。
「あ~あ、今日もたるわね。なんで、授業なんてしないといけないのかしら、ねえ、みんなもそう思わない?」
クラスメイトの反応から、その女教師が担任だということが分かった。
女教師は妖艶な雰囲気をまとっていた。血のように赤い唇が印象的だった。まつ毛も長く、目線の送り方が実にエロイ。
魔法学園の教師はやべえよ、とタクは思った。
「もう、嫌になっちゃうわ、ほんとに」女教師は髪を撫でながら言う。「聞いてよみんな、私ね・・・」
朝のホームルームからタクは面を食らった。
担任の女教師は、ホームルームなどせずに、教卓に腰掛け、
気分気ままに話したいことを話しまくっていたからだ。
「ほんと最悪よ。あんなにつくしたのに、ひもとして養ってあげていたのに、私を振るってあり得る? 絶対にありえない。確かに恋愛ってすごくばかばかしい面はあるわよ。理不尽なこともいっぱいある。傷つきもする・・・はあ・・・」女教師は超ド級の重い溜息を吐く。「ほんとは今日なんて学校なんて来たくなかったの。でも、しょうがないわよね。お金を稼がないと生活できないもの・・・」
こんな話で、いいのかとタクは思った。
一限のチャイムが鳴り響いた。




