↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

22/133

前の席のレーラ

 ルルーシカは体についた埃を払い、床に落ちていたスクールバックを手に取った。

 そして、ルルーシカを見ていたクラスメイトに怒鳴った。


 「お前ら、見てるんじゃないわよ!!・・・無差別スズメバチを教室にはなって、酷い目にあわせてやるわよ!!」


 ざわついていた教室が静かになる。

 

 注目を浴びるのは好きって言っていたけど、

 悪い意味での注目は嫌いなのね、とタクは思った。


 ルルーシカは廊下側一番後ろの席に、

 スクールバックを叩きつけ、ドスンと座った。


 タクは脇腹の痛みをこらえ、立ち上がるとレーラがタクをじっと見つめていた。


「・・・何?」

「・・・・・・・」


 レーラからの返答はない。

 けれど、レーラは視線をずらすことなく、じっとタクを見つめていた。

 観察しているようだった。


 何だよ。じっと見つめて・・・。

 まさか、俺のことが好きだとか。


「というより、俺はどうすればいいんだ?」


 ルル―シカにヘッドリッジ魔法学園に連れてこられたのはいいが、

 タクは何も聞かされていなかった。

 どのクラスに所属しているかも。


 ルルーシカは、腕を組んで、椅子に座っており、

 明らかに顔を上気させている。

 雷を落とされたくないタクは、ルルーシカには訊きにいきたくなかった。


 しかたがなく、タクは周囲を見回す。


「あなたの席は、ここよ」


 レーラは自分の後ろの席を指さした。


「あ、ああ・・・ありがとう」


 タクは窓際一番後ろの席に座る。

 どうやら、ルルーシカと同じクラスだったらしい。

 

 がらららら、と音をたて、

 教室前面のドアが開いた。

 20代後半くらいの女性が入ってきた。


「ん? んん!?」


 タクはその女性を見て目を見開いてしまった。


 なぜなら――――


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。