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異世界最弱で飛ばされた俺の異世界奮闘記  作者: 地球人(仮)
一章 異世界に飛ばされたらしい
20/22

これから

今回短いです。

「転移魔法を使えるのはすごいね。」


佐々木は少し驚いた様な声を出したが表情は変えていない。

俺が転移魔法で背後にワープしたが剣を顕現されて止められてしまった。


「あんた表情がニヤけた顔から変わってないぞ。まだまだ余裕ってことだな。」


「余裕じゃないさ。転移魔法の対処は神経を研ぎ澄ます必要があるしね。」


佐々木の剣から衝撃波が飛んでくる。


俺は転移魔法を使って回避をする。


しかしワープした地点に佐々木が再び衝撃波を放ってきた。


「ぐっ。」

俺はドレットソードで衝撃波を切る。


「おお。結構強めの衝撃波を出したのに切るとは……ならこれでどうかな?」


佐々木の持っていた剣が消えナイフが顕現する。


ナイフをどうするつもりだ?


「大怪我するかもしれないから頑張って耐えてね。」


佐々木がナイフを投げてくる。


スピードは野球選手の投げる球の速度と同じくらいだ。


避けるのは間に合わない。なら!


俺は盾を投影してナイフを防いだ。

ナイフは防げたが盾が一回でバラバラに砕けてしまった。


なんつー威力だ!くらう場所に寄っては致命傷になる!


俺は冷汗をかく。


「やるね!死ぬかもしれないけど頑張って次も耐えてね。」


佐々木はナイフを30本を1秒で顕現させ地面に落とす。

そして地面に落としたナイフ30本が宙に浮かび始めた。


「ナイフアロー!」

佐々木の一言をきっかけにナイフ30本が俺に向かって飛んできた。速度はさっきの2倍近く速い。


待て待て!これはさすがにやばい!


俺は盾を3枚投影させるがすぐに壊される。


なら剣で叩き落とすしかない。

致命傷になりそうなナイフだけを叩こう。


まずは今俺の頭に向かって飛んできているナイフ。

その次に心臓に向かってきているナイフ。

そして首に向かってきているナイフの3つだ。


頭に向かってきているナイフにソニックブームを当てる。

ナイフはその場に止まり地面に落ちた。


ここまでは大丈夫だ。

7回目に俺に当たるであろうナイフが心臓に向かって飛んできている。


ザシュッ!


ナイフが当たり俺の皮膚に傷がつくが気にしない。


心臓に向かってきたナイフはドレットソードを当てて叩き落とした。


あとは首に飛んできているナイフだけだ。


俺の体に傷が20箇所ついていて凄く痛みがきているが今は目の前のナイフに集中する。


俺は力を振り絞り剣を振った。


首に飛んできていたナイフに振った剣は当たった。


よし!これで……


しかし俺は次のナイフを見て驚愕する。


首に飛んできていたナイフの後ろにもう一本ナイフがあったのだ。


ブラインドか!やばい!叩き落とすことはできない。


俺はとっさに転移魔法を使った。


「はい。チェックメイト」

俺の首に剣が当てられる。どうやら転移する事を予想されていたようだ。


「参りました。」

俺は負けを認めた。


「ヒール!」

佐々木さんはヒールを唱えると俺の傷が塞がっていく。


「やっぱり斎強君はゼウスが言ってた通りの人だったよ。」


ゼウスって夢に出てくるあいつか⁈


「ゼウスを知っているんですか?」


「うん。知ってるよ。」


なぜ知っているんだ?


「それは、僕がゼウスに呼ばれた前回の勇者だからさ。」


心が読まれた⁉︎ 違うな俺の顔から判断しているんだろう。


勇者ってことは薄々感づいていたけどどういうことだろ?


「ゼウスは地球とイデアの神なんだ。そして世界の滅びを阻止しようとしている。その事を話す前に僕の過去を聞いてもらおうか。」

佐々木さんは淡々と自分の事について話していく。


「今から10年前。前代の魔王がイデアの魔族以外の生きものを滅ぼそうとしていたんだ。それを見かねたゼウスが阻止する為に僕達の代の勇者を召喚した。僕達の代は10人召喚されたよ。だけどゼウスが召喚した勇者は5人。残り5人は他の神が召喚した勇者だったんだ。けれど全員知り合いだったから殺したりはしなかった。けれど僕達はゼウスではない神が召喚した勇者達と戦う事になった。その勇者達がゼウスではない神に操られてしまったんだ。結果生き残りは3人だけになってしまった。そして3人で前代の魔王と戦った。僕以外の2人は死んでしまったよ。僕の力がない為にね。10人全員で魔王に挑めば勝てたと思う。僕は憤りを感じたよ。みんなの為にその神を倒そうと思ったね。だから今はゼウスと協力して神を探してる最中なんだ。

ゼウスは誰だか気づいてるようだけど教えてもらってはいないよ。勝てると思うまでは教えないつもりみたいだしね。」


まとめると、ゼウスが勇者召喚して仲間どうしで殺し合い。前代魔王討伐。生き残りは佐々木さんただ1人。復讐の為にゼウスに協力というところか。


「で、話を戻すけどゼウスは君は他の神に処分されそうになったって聞いてるよね?」


そういえばゼウスがそんな事を言っていたな。


「ゼウスは君の力を使えば他の神を倒すことができる…と考えているみたいだね。」


なるほど。


「俺は神が恐れる力を持っているからか。」


「そういう事。だから斎強君!協力してくれないか?」


「神を倒せば地球に戻れるのか?」


「多分戻れるよ。」


「なら地球に帰ろうと思い立ったら手伝いますよ。」


「そうか、わかった。僕はもう行くとするよ。最後に1つ忠告を、約1年後に向けてレベルを上げときな。大切なものを失わない為にね。それじゃ!」


「フライ」

佐々木が宙に浮き始める。


「待て!どういう意味だ?」


佐々木は俺に笑みを浮かべて言ってくる。


「そのままの意味だよ。」

佐々木は空に飛び俺から見えなくなった。


佐々木さんの言ってた事がイマイチ分からない。ステータス上げないといけない事ってなんだろう?


俺は溜息を吐くと疲れたのか眠気が襲ってきた。


さてと。魔王城に帰って寝ますか!


俺は転移石を使い魔王城に戻った。



◆神界◆


「ゼウス様、佐々木があなた様の事についてお話になったようですが良かったのでしょうか。」


僕の前に跪き話しかけている黒い翼が生えた男…ルシファー君だ。彼は僕の部下の中で一番ステータスが高い。しかし他の神がルシファー君の力を恐れ堕天させた。堕天させられると神の許可がない限り、話す事も見る事もできない。もちろん触れる事もだ。


「そうだね〜。別に僕の事を知られても構わないかな〜。ルシファー君引き続き斎強君の護衛よろしくね。」


「御意」

ルシファー君は僕の前から転移魔法を使い消えていった。


「さてと。ロキに協力要請しとくかな。彼なら面白い方につくはずだし。斎強君がこちら側にいれば手伝ってくれるだろう。」


ロキはいいとして、あの神はどちらの味方なのだろか……


◆???◆


「おい、クソ勇者が!魔王を殺し損ねやがって!」

BOSSが俺に怒鳴り声で文句を言ってくる。


「落ち着いて下さいボス。クソ勇者には蓮と呼ばれている勇者を殺してもらいましょう。彼さえいなければ私達の勝ちは決まったようですから。」


「なるほどな。クソ勇者今聞いていた事をやってこい!」

俺は逆らう事が出来ない。逆らった瞬間に俺は殺されるだろう。だから従うしかない。


「分かりました。」


「フハハハハ。殺すのは好きなタイミングで構わない!ただし一年以内にな!」


彼らは勝ったと思っていただろう。しかし彼らの計算は1年後に狂う事となる。

勇者達の手によって。



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