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おっとり令嬢の社交掃除 〜姉御肌の親友と、学院の悪意を上品に片づけます〜  作者: 平八
第一章 席札の嘘と、淀んだお茶会

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第6話 礼法委員の白い布と、カビの匂い

午後二時。


学院長補佐の執務室は、西棟の二階にあった。


磨かれた濃い木の扉。


真鍮の取っ手。


壁にかけられた学院規則の額。


窓際には、よく手入れされた観葉植物。


香りの強い花はない。


茶器もない。


甘い菓子もない。


ただ、紙とインクと、古い木の匂いがする部屋だった。


クラリス・ベルモンドは、その匂いを少し気に入った。


飾り気はない。


だが、嘘を隠す香水もない。


少なくとも、今のところは。


「ここが学院長補佐の執務室ですのね」


リディア・フォルクレアが、いつものように首を傾げた。


「茶器がございませんわ」


「当然でしょう。お茶会に来たわけではないのよ」


「でも、話し合いにはお茶があると落ち着きますのに」


「今日に限っては、落ち着きすぎても困るわ」


クラリスは小声で返しながら、手元の書類を確認した。


ヴィオラ・ランスフォードの新しい謝罪文。


マリア・エルシェンへ渡した写し。


旧温室で書き直した草案。


差出人不明の招待状の写し。


そして、昨日の旧温室で確認した状況の簡単な記録。


ベルモンド家の実務用紙に、必要な事実だけを整理してある。


飾り気はない。


高級紙でもない。


だが、読みやすい。


余白に嘘を隠さない。


クラリスは、ルブラン工房の高級紙より、この無骨な紙の方を信用していた。


「クラリスさん」


ヴィオラが震える声で言った。


「私、うまく話せるでしょうか」


「うまく話そうとしなくていいわ」


クラリスは即答した。


「事実を、順番通りに話しなさい。言いすぎない。隠しすぎない。分からないことは分からないと言う」


「はい」


ヴィオラは頷いた。


昨日より、顔色は悪くない。


だが、学院長補佐の執務室を前にすると、さすがに指先が強張っていた。


その隣で、マリアは謝罪文の写しを胸に抱えている。


平民特待生である彼女が、この部屋に呼ばれるのは初めてだろう。


けれど今日のマリアは、歓迎茶会の時のように足元を探していなかった。


不安はある。


怖さもある。


それでも彼女は、自分の席を確認する目をしていた。


クラリスは、それを見て少しだけ息を吐いた。


悪くない。


少なくとも、あの席札の時よりずっと。


扉が開いた。


「お入りなさい」


落ち着いた女性の声だった。


室内にいたのは、学院長補佐ミレーヌ・アーヴィング。


四十代半ばほどの女性で、栗色の髪をきちんとまとめ、灰色の上着を隙なく着こなしている。


目つきは鋭い。


だが冷たくはない。


机の上には、すでに数枚の書類が置かれていた。


そして、その横に立っていたのは、ロザリンド・ハートレイだった。


白い手袋。


淡い灰紫のドレス。


柔らかな微笑み。


夜の沈丁花の香りは、今日はほんの薄い。


だが、消えてはいなかった。


その少し後ろに、イザベラ・グランヴィルが座っている。


完璧な淑女と呼ばれた彼女の姿勢は、今日も美しい。


ただし、その指先だけは、膝の上で固く組まれていた。


「ごきげんよう、皆さま」


ロザリンドは、完璧な礼をした。


クラリスも礼を返す。


リディアは、ロザリンドの白い手袋を一瞬だけ見た。


今日は汚れていない。


綺麗に洗ったのだろう。


あるいは、新しいものに替えたのかもしれない。


「全員そろいましたね」


ミレーヌ学院長補佐が言った。


声は低く、余計な飾りがない。


「本日は、歓迎茶会における席札移動の件について、ヴィオラ・ランスフォードさんから謝罪文の提出があると聞いています」


「はい」


ヴィオラは立ち上がろうとした。


「座ったままで結構です」


ミレーヌはすぐに制した。


「ここは礼法の実演場ではありません。事実確認の場です」


クラリスは、その一言で少しだけ評価を上げた。


この人は、少なくとも話が通じる。


ただし、通じることと、こちらの味方であることは別だ。


ミレーヌは、机上の一枚を手に取った。


「先に、礼法委員を通じて提出予定だった文面を確認しました」


それは、ロザリンドが整えた旧謝罪文だった。


ルブラン工房の高級紙。


美しい白さ。


整った文面。


そして、ヴィオラの首に輪をかけるための、丁寧な言葉。


ミレーヌは淡々と読み上げる。


「“私は、歓迎茶会において、独断でマリア・エルシェン様の席札を移動させ、混乱を招きました。イザベラ・グランヴィル様をはじめ、主催に関わった上級生の方々には一切の責任はございません”」


ヴィオラの肩が小さく震えた。


マリアは、写しを抱える手に力を入れる。


ロザリンドは微笑んだままだ。


「非常に整った文面です」


ミレーヌは言った。


「事態を広げず、学院内の混乱を抑えるという意味では、よく整えられている」


ロザリンドの目が、ほんのわずかに和らいだ。


勝ち筋を確認した者の目だった。


クラリスは、扇を閉じた。


「学院長補佐」


「何ですか、ベルモンドさん」


「整っていることと、正しいことは違います」


部屋の空気が、少しだけ固くなった。


イザベラの指が、ぴくりと動く。


ロザリンドは微笑んだまま、クラリスを見る。


ミレーヌは、表情を変えなかった。


「続けなさい」


「その文面には、問題が三つあります」


クラリスは、ベルモンド家の実務用紙を机の上に置いた。


「一つ目。謝罪されるべきマリア様ご本人の意思が、一行もありません」


マリアが小さく息を吸った。


クラリスは続ける。


「二つ目。ヴィオラ様が実際に関与した事実と、学院が確認すべき他者の関与が、ひとつの文面に混ぜられています」


ミレーヌの目が細くなる。


「三つ目。今後の礼法指導者をイザベラ様に固定する根拠がありません。むしろ、当該茶会に関係した上級生を指導者として指定することは、再発防止ではなく、関係の固定化です」


ロザリンドが、穏やかに口を開いた。


「ベルモンド様のおっしゃることは、実務としては理解できますわ」


実務。


その言葉に、古い家の令嬢たちが時折使う、薄い笑みが乗っていた。


「ただ、学院には学院の伝統がございます。こうした小さな行き違いを大きな傷にしないため、礼法委員が間に入り、関係者同士の謝罪と指導で穏便に整える。それもまた、長く続いてきた作法です」


丁寧だった。


正しく聞こえた。


学院の品位。


伝統。


穏便。


指導。


柔らかい布が、一枚ずつ重ねられていく。


リディアは、黙ってロザリンドを見ていた。


クラリスは、ゆっくり息を吸う。


「穏便とは、誰かの声を消すことではありません」


ロザリンドの微笑みが、ほんの少しだけ薄くなる。


「声を消すなど、そのような」


「では、旧文面にマリア様の意思がないのはなぜですか?」


クラリスはすぐに返した。


「面会を望むかどうか。謝罪を受け取るかどうか。写しを受け取るかどうか。そこに関する記載がありません」


「それは、マリア様の負担を考えてのことですわ」


ロザリンドは滑らかに言った。


「騒ぎを大きくすれば、平民特待生であるマリア様のお立場にもかえって傷がつきます。だからこそ、礼法委員が間に入り、静かに整えるべきだと」


「本人の席を空けたまま、ですか」


クラリスの声が少しだけ低くなった。


ロザリンドは目を細める。


クラリスはさらに続けた。


「負担を考えることと、本人の意思を確認しないことは違います。マリア様が断る権利も、受け取らない権利も、確認する権利も、旧文面では消えています」


ミレーヌが、マリアを見た。


「エルシェンさん。あなたは、謝罪文の写しを受け取ったのですね」


マリアは少し緊張しながらも、頷いた。


「はい」


「それを望みましたか」


「はい。私が、お願いしました」


部屋の空気が少し動く。


マリアは、膝の上で写しを開いた。


「何をされたのか、自分でも確認したかったからです。私は、席札が分からなかったのではありません。分かっていたのに、声を出せなかったのです」


イザベラの顔がわずかに強張る。


マリアは続けた。


「だから、何があったのかを、誰かが私の代わりに綺麗にまとめてしまうのは……少し、怖いです」


その声は大きくない。


だが、机の上の高級紙より、ずっと重かった。


ミレーヌは頷いた。


「分かりました」


ロザリンドは、微笑んだままだ。


だが、その白い手袋の指先が、机の縁をほんのわずかに押していた。


「しかし」


ロザリンドは、なおも柔らかく言った。


「ヴィオラ様ご本人が深く反省している以上、事態を必要以上に広げないことも大切ではありませんか。イザベラ様のお名前を出せば、不要な憶測が生まれます。礼法委員としては、学院の秩序を守るためにも――」


「その秩序は」


リディアが、ふいに言った。


全員の視線が彼女へ向く。


「少し、カビの匂いがしますわ」


沈黙。


ミレーヌでさえ、一瞬だけ目を瞬かせた。


ロザリンドの微笑みが止まる。


クラリスは、心の中で深く息を吐いた。


出た。


リディアの、茶菓子を勧めるような爆弾。


「カビ、ですか」


ロザリンドの声は柔らかい。


だが、その頬がほんのわずかに引きつった。


それは怒りというより、屈辱に近かった。


古く美しい布だと信じていたものを、湿った戸棚の奥にしまわれた布だと言われたような顔。


イザベラが、隣で小さく息を呑んだ。


白い手袋が、その瞬間だけ、少し安物の布のように見えた。


「はい」


リディアは穏やかに頷く。


「古い布を大切にするのは、素敵なことだと思います。けれど、湿った場所にしまい込んだままですと、見えないところから傷んでしまいますもの」


誰も口を挟まなかった。


リディアは続ける。


「その布で汚れを隠すと、少しの間は綺麗に見えます。でも、下にある汚れも、布の中のカビも、消えませんわ」


ロザリンドの目が、わずかに細まった。


「フォルクレア様は、礼法委員の伝統をカビとおっしゃるの?」


「いいえ」


リディアは首を横に振った。


「汚れを拭く布は、大切です。でも、汚れを隠すためだけに使われた布は、きっと苦しいと思いますわ」


クラリスは、リディアを見た。


この子は、本気で布の心配をしているのかもしれない。


だが、その言葉は、ロザリンドの理屈を正面から裂いていた。


礼法は、人を守るための布か。


それとも、汚れを隠すための布か。


問いは、そこに置かれてしまった。


ミレーヌ学院長補佐は、旧文面をもう一度見た。


その目が、先ほどより少し厳しくなる。


「ロザリンド・ハートレイさん」


「はい」


「この旧文面は、あなたが整えたものですね」


「はい。ヴィオラ様が混乱されていたので、文面の体裁を整えただけですわ」


「この中に、マリア・エルシェンさん本人の意思確認が含まれていない理由は?」


「先ほど申し上げた通り、負担を考えて――」


「本人が写しを望んでいます」


ミレーヌは遮った。


声は荒くない。


だが、逃げ道を塞ぐ音がした。


「結果として、あなたの文面は被害を受けた学生の確認権を省いている」


ロザリンドは一瞬だけ黙った。


「また、今後の礼法指導者をグランヴィルさんに固定する根拠も不十分です。むしろ、席札移動の場に同席していた上級生を指導者に固定することは、不適切に見えます」


イザベラの表情が崩れた。


「学院長補佐、それは――」


「グランヴィルさん。今は私が確認しています」


イザベラは口を閉じた。


ロザリンドは、なお微笑みを保っている。


しかし、その白い手袋の下で、指先に力が入っているのをクラリスは見た。


ミレーヌは、今度はクラリスの実務用紙を手に取った。


「ベルモンドさん。この文面はあなたが?」


「はい。ただし、ヴィオラ様ご本人の確認を得ています」


「あなたの文面は、学院にとっても都合がよい」


クラリスは眉を動かした。


「都合、ですか」


「ええ。感情的な意味ではありません」


ミレーヌは淡々と言った。


「記録として、後から言い逃れがしにくい。誰が何を認め、何を学院の確認事項として残すのかが分かれている。後日、保護者や後援者から問い合わせがあっても、学院はこの文面を基準に説明できます」


クラリスは、静かにミレーヌを見た。


この人は、善意でこちらを選んだのではない。


正義感で味方してくれたわけでもない。


学院という組織にとって、こちらの文面の方が傷になりにくいと判断しただけだ。


けれど、それで十分だった。


実務の場では、善意より記録の方が強いことがある。


「正しいだけでは足りません」


ミレーヌは言った。


「残せる文面であることが重要です。ベルモンドさんの文面は、少なくともその条件を満たしています」


ロザリンドの微笑みが、ほんのわずかに薄くなった。


ミレーヌはヴィオラへ視線を移す。


「ヴィオラ・ランスフォードさん」


「はい」


ヴィオラは背筋を伸ばした。


まだ震えている。


それでも、昨日よりは声が通った。


「こちらの文面は、あなたの意思に沿っていますか」


「はい」


「あなたが関与したことを認めるのですね」


「はい」


「ただし、他者の関与については、学院の確認に委ねる」


「はい」


「マリア・エルシェンさんへの謝罪は、本人の受領意思に委ねる」


「はい」


ミレーヌは、マリアを見る。


「エルシェンさん」


「はい」


「この文面の写しを受け取ることに、異議はありませんね」


「ありません」


「謝罪を今この場で受け取る必要はありません」


「はい。今は、受け取れません」


マリアは言い切った。


その瞬間、リディアがほんの少しだけ微笑んだ。


席が動かなかった。


マリアの席は、そこにあった。


クラリスも、それを見た。


ミレーヌは書類を机に置いた。


「では、本件については、ベルモンドさん作成の文面を基礎として、正式な記録に回します」


ロザリンドの微笑みが、はっきり薄くなった。


「学院長補佐」


「ただし」


ミレーヌは続けた。


「この文面で終わりではありません。席札移動に関わった他の学生についても、事実確認を行います。礼法委員は、本件の文面作成および関係者指導から一時的に外れなさい」


部屋の空気が止まった。


ロザリンドの白い手袋が、動かなくなる。


イザベラが、はっきりと息を呑んだ。


クラリスは、扇の陰で唇を引き結んだ。


完全勝利ではない。


だが、傷はついた。


ロザリンドの“美しい処理”に、初めて学院側の手が入った。


ロザリンドは、すぐには答えなかった。


ほんの一拍。


それだけの空白だった。


だが、これまで一度も遅れなかった彼女の返答が、その一拍だけ遅れた。


白い手袋の指先が、机の縁をかすかに押す。


夜の沈丁花の香りが、ほんの少しだけ濃く立った気がした。


「……承知いたしました」


ロザリンドは、ゆっくりと頭を下げた。


声は美しい。


しかし、微笑みの奥の目は笑っていなかった。


「学院の判断に従います」


リディアは、そんなロザリンドをじっと見ていた。


「ロザリンド様」


「何かしら」


「手袋は、今日はとても綺麗ですわね」


部屋の空気が再び固まる。


クラリスは内心で叫んだ。


今それを言うの。


ロザリンドは微笑んだ。


「ええ。昨日、少し汚してしまいましたから」


「洗って落ちる汚れで、よかったですわ」


リディアは、にこりと笑った。


「落ちない汚れですと、布がかわいそうですもの」


ロザリンドの目が、一瞬だけ冷えた。


ミレーヌが、二人を見比べる。


何かを察したようだったが、今は追及しなかった。


「本日の確認は以上です」


ミレーヌは書類をまとめた。


「ランスフォードさん、エルシェンさん。あなた方には後日、改めて個別に話を聞きます。ベルモンドさん、フォルクレアさん。あなた方も、旧温室の件について確認が必要です」


「承知しました」


クラリスが答える。


「ハートレイさん、グランヴィルさん。あなた方にも、後ほど別室で確認を行います」


イザベラの顔色が変わる。


ロザリンドは静かに礼をした。


「はい」


執務室を出る時、マリアは胸に写しを抱いていた。


ヴィオラは、新しい謝罪文を抱いていた。


二人の紙は、どちらもベルモンド家の実務用紙だった。


高級紙ではない。


香りもない。


だが、そこには少なくとも、本人の席があった。


廊下に出た途端、ヴィオラが小さく息を吐いた。


「……終わったのでしょうか」


「いいえ」


クラリスは即答した。


ヴィオラが少し怯えた顔をする。


「でも、首輪はひとつほどけたわ」


その言葉に、ヴィオラはゆっくり頷いた。


マリアは、写しを見ながら言った。


「私、自分が何を怖がっていたのか、少し分かった気がします」


リディアが微笑む。


「怖いものの名前が分かると、お茶が少し飲みやすくなりますわ」


「……はい」


マリアは小さく笑った。


クラリスは、廊下の向こうを見た。


ロザリンドは、少し離れた場所でイザベラと何かを話している。


その横顔は、もう先ほどの柔らかな礼法委員ではなかった。


白い手袋の中に隠した指が、次の布を選んでいる顔だった。


「クラリスさん」


リディアが声をかける。


「何?」


「カビの匂いは、少し広がっておりましたわね」


「そうね」


クラリスは扇を閉じた。


「でも、広がったなら、どこまで湿っているか分かる」


「まあ」


リディアは嬉しそうに目を細めた。


「では、次は乾かすところからですわね」


クラリスは、思わず笑った。


「あなたらしいわ」


学院の鐘が、廊下に響いた。


席札の嘘は、もうただの茶会の嫌がらせではなくなっていた。


謝罪文。


礼法委員。


学院長補佐。


記録。


派閥。


美しい布の下に隠されていた湿り気が、少しずつ空気に触れ始めている。


リディアは、その匂いをきっと見逃さない。


クラリスは、その染みが逃げないよう、周囲の布を押さえる。


そしてロザリンドは、初めて二人を敵として見た。


次のお茶は、きっと少し苦くなる。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。


第6話は、学院長補佐への提出の場でした。


ロザリンドの旧文面は「整っている」けれど、マリアの意思も、ヴィオラの自由も、事実確認も消してしまうものでした。

一方、クラリスの文面は飾り気のない実務用紙ですが、そこには本人たちの席が残っています。


ミレーヌ学院長補佐は善意で味方したわけではなく、記録として残せる文面を選んだ実務家です。

だからこそ、ロザリンドの“美しい処理”に初めて現実的な傷がつきました。


ただし、彼女はまだ倒れていません。

むしろ、ここから本格的に動き始めます。


次回は、礼法委員側の反応と、学院に広がり始める「お掃除」の噂へ進みます。


続きも読んでいただけると嬉しいです。

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