36話 完璧女中(メイド)への覚悟〜三越百貨店は危機の予感〜
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陽菜が遠藤家の女中となって2週間。遠藤家内での彼女の立ち位置は、どうなっているでしょうか。
大谷さんとの電話を終わらせた後は、一日中なんだか力が入らなかった。
あの電話で、身バレ対策に関して私にできることはほぼなくなった。だから後は店長たちに任せてこっちの時代に集中すべきなんだろうけど、どうしたって不安になってしまう。
そんなそぞろな気持ちで働いているためか、時々手が止まってしまったり水をこぼしたりと、いつもならしないミスを連発してしまった。おかげでお松さんには叱られ、おスズにも嫌味を言われてと、まあ散々な一日だった。
はー、なんかめちゃくちゃ疲れた…。
今日の夜はスマホ回収した後身バレ対策の進捗確認して、冴子さんの稽古見たら、もう早々に寝ちゃおうかな。
…ま、こんなこと考えてる時は大抵なんか起こって思うようにならないんだけどね。
案の定、私達が揃って遅めの晩御飯をとっていたところ、お松さんから声をかけられた。
「おヒナ。食事が終わったら奥様よりお話があります。奥座敷にいらっしゃい」
ほらね。嫌な予感的中だよ。
しかも、静江さん直々の呼び出し。これはただ叱られるとかじゃなさそうだなぁ。めっちゃ行きたくない…。
まあ、行きたくなくとも雇われの身としては従うしかないわけで、私は食事を手早く済ませると言いつけの通り奥座敷に向かった。
「おヒナでございます。お呼びでございますか」
襖越しにそうやって声をかけると
「入りなさい」
と、静江さんの澄んだ声が聞こえてくる。
襖を開けると、部屋の奥の方に静江さん、やや入り口寄りにお松さんが座って待っていた。
お松さんは私の姿を見るなり眉を顰めた。
「まあ!なんで無作法な!立ったまま襖を開けるのではありません!」
「へ?」
「きちんと正座をした状態で襖を開けるのです!それにそんなに開け放つなどあり得ません!三手の作法も知らないのですか!」
みてのさほう?なに?人を見る時の作法か何か?
私がまるでわからんと言う顔で固まっていると静江さんは目を瞑りため息をついた。
「…このまま指導をしていては夜が更けてしまいますね。今日のところは作法については不問としますから、そのままお入りなさい。――お松」
「は。申し訳もございません。後ほど必ず言って聞かせます」
お松さんはひたすら恐縮して謝っている。…あー、これは後が怖いな。
追加で叱られることのないよう、私はそそくさと部屋の中に入って入り口近くに正座した。
静江さんはその様子を見てまた目を瞑ってため息をついたが、気を取り直したのかパッと目を開くと私を見据えて口を開く。
「おヒナ。貴女を冴子の護衛として当家に雇い入れて二週間になります。貴女の目から見て、この二週間、冴子の周りに変化はありますか?」
「へんか、ですか?それはどう言う…?」
「神隠しやそれに近しい禍事が起きてはいないのかと言う意味です」
その言葉に私はやっとこの呼び出しの趣旨を理解する。要は護衛の仕事の経過報告だね。
「それは大丈夫です!そんなことは起こさせたりしませんので!」
私は悪印象を払拭するよう強い口調で断言してみせた。
しかし、静江さんの視線はむしろ厳しくなる。
「…それはどう言う意味ですか?貴女の術は確か幽世に干渉するものだったと記憶していますが、それとは別に神隠しを防ぐような能力があると言うのですか?」
げげ!そういえばそういう話になってたんだった!私は咄嗟に思いついた言い訳で誤魔化してみる。
「えっと、つまり、幽世が冴子さんに近づかないよう遠ざけてるって感じです」
「それはどうやって?」
「え?そ、その、結構ややこしくて説明が難しいのですが…」
「構いません。説明しなさい」
静江さんはそれで誤魔化される気はないと言下に伝えてくる。
「…すみません。秘事にあたるのでお伝えできません」
ここでよけいなことを言ってドツボにハマるより、黙り込んだ方がいいだろう。私はそう判断した。
その様子を見て、静江さんは冷たい声で続ける。
「はっきり伝えておきましょう。作法も振る舞いも未熟な貴女を冴子の近くに置いていることに対しては、いくらか不満の声も上がっています。なぜそのような特別扱いをするのか、それは本当に必要なのか。その問いに私は答えなければなりません。場合によっては、貴女の扱いを見直す必要もあるでしょう」
その、まるで宣告のような静江さんの言葉に、背中からじんわりと嫌な汗が浮かび始める。
不満の声、というのは、おそらくだけどおスズとかからだろうな。あるいは、お松さんも加わっているかもしれない。
とにかく――まずい。
静江さんは多分本気だ。私がちゃんと答えなければ、冴子さんのお付きとして私を解雇しかねない。
それを考えただけで、体中に寒さがまとわりついてくる。
周りは敵だらけの中で、誰に頼ることもできず――――ただ、独り。
――あんな思いはもう嫌だ
でも、じゃあどうしたらいいんだ?
冴子さんの神隠しのからくりを話す?
私は実は未来人で?冴子さんが神隠しにあったのは実は配信が原因で?情報物理学が云々って?
そんなん、信じてもらえるわけがない。
「これだけ伝えても、まだ黙ったままなのですか?」
静江さんの冷たい瞳が私を見下ろしている。
「………お伝えできればどれだけ楽かしれません。でも無理なんです。私が言えることは、私は絶対に冴子さんを守ること。それだけです」
私はまっすぐ静江さんを見つめ返してそう答えた。
こうなったら私が言えることだけを精一杯伝えよう。
下手なごまかしはしない。どうせできないんだし。
だったら、誠心誠意っていう姿勢だけでも見てもらうしかないだろう。
「…冴子にはまだ危険が及ぶ可能性があるということですか?」
「はい」
情報物理学でどのような現象が起きるかは未知数だが、配信が原因な以上、既に人気者の冴子さんに影響が及ぶ可能性は十分にある。
「それは、神々によるものだというのですか」
「わかりません」
情報物理学が何なのか、私は結局何もわかっていない。
わからないから答えられない。
「…貴女は、その危険から、あの子を守ることが、本当にできるというのですか?」
「私にしかできません」
情報物理学や配信が絡んでいる以上、これがどうこうできるのは、この世界で私だけだ。
静江さんはそこで黙り込み、じっと私をねめつける。
私は目をそらさずにただ見返す。
しばらくの間、奥座敷は沈黙に包まれた。
どれくらい経っただろう。静江さんは、目線を私からそらした。
一瞬虚空を見つめ、目をつむるとため息をついた。
「…全く、なんと強情な」
その言葉には、しかし不思議と責めるような冷たさは感じなかった。
「よくわかりました。貴女が私の問いに答えないということは、私から皆に弁明をすることはできないということです」
静江は淡々とそう続けた後、再び私をしっかりと目でとらえ、宣言した。
「貴女は貴女自身で、自身の信頼と居場所を勝ち取りなさい。特別扱いに甘えるのではなく、ふさわしい振る舞いを身に着け、他の女中を黙らせるほどの働きをし、遠藤家に尽くしなさい」
それは、解雇宣告ではなく、私への激励だった。
や、やった!何とか認めてもらえた!
「は、はい!ありがとうございます!力の限り、冴子さんを支え!尽くします!」
私は私にできる精一杯の作法で、感謝の意を示した。
それに対して静江さんはやっぱりため息をつく。
「…まずは、冴子お嬢様と呼びなさい。普段の心がけこそが重要です」
「はい!心がけます!」
そこまで黙ってみていたお松さんだったが少し眉をひそめて静江さんにささやきかけた。
「……奥様、よろしいのですか?」
「仕方ありません。そもそも、この娘を冴子につけることは、この道に精通したお義母様の言いつけでもあります。もう少し様子を見るとしましょう。――お松、貴女には苦労を掛けますが、お願いしますよ」
「承知いたしました」
お松さんはそれ以上はとやかく言わず、静江さんと同じように目をつむるだけだった。
こういうところ見ると、割と似ているね、この二人。
「おヒナ」
お松さんの方を見ていると、静江さんが再び私に声をかけてきた。
慌ててきちんと静江さんの方をむくと、静江さんは再び厳しい空気を身にまとって、静かに口を開いた。
「貴女がふさわしいふるまいを身に着けなかった場合のことも伝えておきます」
「はい。心して聞きます」
「その場合、冴子の外出を禁じることとします」
「……は、はい?」
その言葉に、思わず問い返してしまった。
え?なんでそこに冴子さんが出てくるの?
「何を意外な顔をしているのです。貴女のいうことが正しいのなら、冴子には依然身の危険があり、いつ何が起こるかわからないということでしょう。それを避けるために貴女を護衛につけているわけですが、それが何時までも特別扱いとして映っているようでは、家内に亀裂を生じかねません。
その場合は、家の秩序を守るため、冴子は外出させないようにします。そうすれば、冴子の外出時に貴女をつける必要もなくなりますからね」
その言葉にぞっとする。
これもまた、間違いなく本気で言っていることがわかるからだ。
冴子さんの自由が、私のせいで奪われる??
そんなこと、あっていいはずがない。
固まってしまった私の顔を見て、静江さんはどこか満足そうに頷いた。
「本気になってくれたようで何よりです。この言葉は、随分と貴女に効くようですね。覚えておきましょう。貴女はその忠誠心をもって、正しく努めなさい。―――以上です。下がりなさい」
静江さんはそう言いつけると、もう話すことはないという感じで私から視線を外した。
「おヒナ。何を愚図愚図しているのです。早く下がりなさい」
「は、はい…!」
私はお松さんの言葉に、出来るだけ行儀よく部屋の外へと退出した。
*
翌日、月曜日。
私は奮起した。
このところ、バッテリー消滅事件だとか2028年の身バレ事件とか、私個人の事情で仕事をおろそかにしてしまっていた。
これじゃいけないんだ。
私の為にも――冴子さんの為にも。私はちゃんと、冴子さんの女中にならなければいけない。
だからこそ、他の女中からとやかく言われる隙を無くす。
まず、朝はお松さんが起こしに来る前から起きておく。
仕事についても、体力が足りないから頭でカバーとか言い訳して、出来ることを全力でやろうとしていなかった。
だからもっと集中する。体の使い方、物の持ち方、そういうものをよく見て覚えていく。
あと、おスズの振る舞いをちゃんと見るようにする。
これは、警戒するという意味ではない。
手本だ。
おスズはおタミよりも先輩で、確か私が来る前は冴子さんと一緒に御遣いに行くことを任されたくらいのベテランなんだ。そのような目線で見てみれば、彼女の歩き方や所作、目上の相手と話をするときのづかいや作法など、それぞれが洗練されていることがよくわかった。
すぐにああはできないにしても、あれに近づく努力をしなくてはいけない。
じゃないと、おスズに認めてもらうなんて、絶対にできないからね。
勿論、任された特別な仕事、冴子さんの護衛だって完ぺきにこなさなければいけない。
満員電車で冴子さんに守ってもらって喜んでいるようじゃだめだよね。私のほうこそ、ちゃんと冴子さんを守らなきゃ。
その一心で他の乗客と冴子さんの壁になるよう務めていると、一瞬冴子さんと目があった。
やっぱり私のことを気にかけてくれているのがその目線からわかり、嬉しくなる。
冴子さん。私、ちゃんと冴子さんにふさわしい女中になるからね。
と、そんな感じで、せっかく奮起をしていたというのに、厄介事というのは遠慮をしてくれない。
その日の夜、江川さんのお誘いについてなのだけれど…、どうしたらいいのかしら」
そう。今日、冴子さんを学校にお迎えに行ったとき、冴子さんが妙なことに巻き込まれていたんだよね。
ボレロの制服を着て、ウェーブがかった髪を自慢げになびかせていた少女が、なんだか随分と強引に冴子さんを三越百貨店へのデートに誘ってきたのだ。
「それは違うわ。わたくしではなく、間違いなく貴女が狙いよ」
冴子さんは真剣な目つきでそう言うけど、正直私としては簡単にはうなづけない。
「確かに最後に一言声をかけられたけど、あんなの目に入ったから声をかけた程度じゃない?まさか、私をおびき出すために冴子さんをさそうなんて意味の分からないことはしないと思うけどなあ」
女学生にとって、それほどの価値が私にあるとは思えない。
「――まあ、組織の連中が糸を引いているなら話は別だけどね」
冴子さんの祖母、ふじ。そしてその手足である志乃。
彼女たちは私をなぜか「マレビト」と呼び、執拗に狙ってきていた。
遠藤家に雇い入れになった時、あのふじはなぜかあっさりと手を引いたが、またちょっかいをかけてきたということは十分考えられる。
しかし、この考えに対しては冴子さんはあっさり否定した。
「それはないと思うわ。江川さんはわたくしと同じ府立一鷗女学校の学生なのよ?そんな彼女が、いかがわしい団体に所属していたり、その一員として活動していたりなんてあり得ないわ」
「いや、そういうハイソな人たちでも、あながちありえないとは言えないよ?あの連中、法師様がどうのとか宗教団体っぽいこと言ってたし、そういう組織なら家族ごと信仰している可能性もあるんじゃない?それで、家の人に頼まれてただ動いているだけ、みたいなさ」
実際この時代、結構そういう怪しげなカルト組織はわんさかいたみたいだし、そういう団体には富裕層もしっかり関わっていたっぽい。
まあ時代が時代だからね。大震災があったり不況があったり、海外情勢も不穏って中じゃ、誰だって不安な気持ちになる。そういう気持ちにつけこまれていたっておかしくはないだろう。
しかし冴子さんは首を振る。
「江川さんに限って、それはないわ。江川さんのご自宅は進歩系の新聞社を経営されているのだけれど、その新聞では新興宗教や旧来の神仏への信仰も含めて否定的だったわ。江川さん自身、将門公のことを迷信だと言って鼻で笑っていたのだから、多分間違いないわ」
冴子さんは少し眉を立ててそう言い切る。どうやら、冴子さん的には将門のことを馬鹿にされることは許せないようだ。冴子さんも結構信仰心とかあるんだね。
「それに、万が一、江川さんがお祖母様の組織とかかわりがあったとしても、誘い出す場所に三越百貨店は選ばないと思うの」
「その心は?」
「だって、天下の三越百貨店よ?そのような場所で貴女を襲うような騒ぎを起こせるはずもないでしょう?」
「あー、なるほど。確かに呼び出す場所としては正直謎だよね」
そう考えると、確かにこれが組織の手によるものの可能性は薄そうだ。
「ということは、私が狙いってことはまずあり得ないよ」
「そんなことはないわ!女中のあなたにわざわざ声をかけるのも不自然だし、それにあの眼つき!明らかに貴女に含むところがあったわ!もう少し、危機感を持たなくちゃだめよ」
「いや、ただの女中の私を狙ってどうするのさ」
「…貴女はただの女中じゃないじゃない」
「まあ、それはもちろんそうだけど、その事情を知っている人は組織の人間以外は冴子さんくらいだよ?ただの冴子さんの同級生が私の正体を気づけるとは思えないなあ」
その言葉に冴子さんはなんだか不満そうにしつつも黙り込む。
そこで私のほうも考えを一つ披露する。
「むしろ、ド直球で、冴子さん狙いと考えた方がいいでしょ」
「…それほど江川さんがわたくしと課題をしたいとは思えないのだけれど」
「いや、その江川さん本人じゃなくて、それを頼んだ相手がいるんだとおもう」
「それはどんな方なの?」
「そりゃ、冴子さんとお近づきになりたい男でしょ。言い寄るチャンスが欲しくって、待ち構えているってことは十分ありそうじゃない?そう考えたら、三越百貨店って場所も、くさく感じるんだよねえ」
「お近づきって…。そんなこと、私に言い寄っても仕方がないでしょう?遠藤家と縁を結びたいなら、仲人に頼むほうが確実でしょうに」
「いーや、男ってやつはそんなこと考えず、可愛い冴子さんにワンチャン狙いで近づいてくるもんなんだって。注意した方がいいよ、冴子さん」
「わんちゃん…?」
冴子さんはそういって可愛らしく首をかしげている。全く、自覚がないんだから。少なくとも、私が男だったら絶対冴子さんに手を出したくなるぞ。
そんな毒牙から純真な冴子さんを守ることこそ、護衛たる私の役割ではないだろうか。
丁度思いを新たにしたところだった私は、フン!と息をまいた。
「…まあ、もしそうなら、何とでもなるから良いのだけれど」
一方、冴子さんは本当に何でもない感じでそう答える。
…そりゃ、組織の男も倒せるであろう冴子さんが危ない目に合うとは思えないわな。私のお嬢様…頼もしすぎる…。
「ま、まあ、理由を考えるのはともかくとして、実際のところ、あの子の誘い、受けるってことでいいんだよね?」
「ええ…、洋服の借りがある以上、無碍にはできないわ。華族出身の綾乃森さんもご一緒となるとお付き合いを考えてもお断りは難しいし。お母様も反対はされないでしょうね」
なるほどね。
あのボレロ娘、なぜか冴子さんと一緒にいた子も誘っていたけど、断りにくくするためだったんだね。……つくづく嫌な予感しかしないんだよなあ…。
「まあ、とはいえ、護衛として私もついて行けるわけだし、その後ろには当然あの見張りの誠一のやつも来るでしょ。だから、きっと危ないことにはならないと思うよ」
私がそういうと、冴子さんは心配そうに私の子を見つめていたが
「…ええ。わたくしが気を付ければ、きっと大丈夫。大丈夫よね」
そう自身に言い聞かせるようにそう唱えた。
「それでも――陽菜さん、本当に、気を付けてね。貴女がどれほど特別なのか、今一度、ちゃんと認識してほしいの」
冴子さんは、どうやらまだ私の心配をしているみたいだった。
だからこそ、私は心に決める。
冴子さんは私のことばかり気にして、自分の危機に対しておろそかになるかもしれない。
そうなったときは、必ず冴子さんを守ろう。
だってそれこそが、私が果たすべき役割なんだから。
お読みいただきありがとうございました。
普段陽菜に関わることのない静江ですが、当然、陽菜のことはずっと注意しています。
今回の件は、少し周りが見えていない陽菜への釘刺しだったりもしています。だからこそ、陽菜はようやくただのチートで乗り切ることなく、真っ当に女中としてふるまうことを心がけるようになるわけですが、周りはその成長をゆっくり見守ってくれなどしません。
ということで、次回、三越百貨店!冴子視点で、絢爛豪華な昭和初期の中心地に遊びに行くとしましょう。
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