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首席魔王の召喚獣は最弱の種族  作者: 成れの果て
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決意

「なあ、俺たちこれからどうして行くよ……」


ミリア、レクスに続いてイグニも無事召喚を終え、今日の召喚は終わった。しかし、スライムを呼び出したショックのあまりイグニが何を召喚したのか全く記憶に無いレクスは、半ば放心しながら自室に戻っていた。

学園中では既に騒ぎになっていた。あの学園首席のレクスがスライムを召喚したのだ。普段の自信に満ち溢れる姿は無く、虚ろな目でスライムを運んでいるのを見かければ呪いにでも掛かっているのではと心配する者がいたほどだ。

落ちぶれたと言っても過言では無いレクスの話題がそこかしこで話されているが、ミリアがフェンリルを召喚したことの方が衝撃が大きく、今ではレクスよりミリアの方が首席に相応しいと言う生徒が大勢だ。


「なあ、なんとか言ってくれよ……」


そしてレクスは部屋でスライムを眺めながら返事を求め続けるがそんな物あるはずもない。夢に見た強大な召喚獣を携えて最強のダンジョンを創ることは叶わないと思いかけていた。


「仕方ない。スライムでどこまでできるのか確かめるか……ステータスオープン。」


嘆いてばかりはいられない。魔物を召喚し、使役する者はその召喚獣のステータスとその伸び代を視ることができる。それがどれ程弱くても例外は無い。


「さて、お前の能力はどんなもんかな。」


種族:スライム 名前:無し

体力:D

筋力:E

知性:C

魔力:E

敏捷:E

能力:伸縮 消化


「えっ、お前ほんとになにも出来ないじゃん……最弱は伊達じゃないな……」


改めてスライムの弱さを悟ったが一つ気になる部分があった。


「ん?スライムにしては知性が高めだな。その辺に出てくるスライムなんて知性E相当ばかりと聞いていたが。」


ダンジョンの外には魔族にも人にも害を成す野生の魔物がいる。スライムもその一種だがここまで知性が高い個体は誰も見た事がないだろう。


「ふむ、それならまだやりようがありそうだな」


レクスが主席でいられたのは膨大な魔力はもちろん、座学の成績も優秀だからだ。ミリアが得意な魔法は風、というように少なからず修める魔法には偏りが出るがレクスにはそれがほぼ無いと行ってもいい。


「スライムなんか跳ねてぶつかるくらいだろうし、他の攻撃手段を持っていないと話にならないな。よし!方針は決まったぞ。」


ずっと抱いていたスライムを自室のテーブルに置いて備え付けの椅子を持ってきてその前に座った。


「今から俺がお前に魔法を教えてやる。知性があるなら俺の言葉も理解しているだろうという希望的かつ楽観的な前提だが、何もしないよりはマシだよな?」


レクスの言葉に応えるようにスライムが上下にバウンドするかのように震えた。自室までの帰り道のような虚ろな目はしておらず、今のレクスは最弱の代名詞をいかに最強に近づけるのか、それしか頭になかった。


「さーて、これから忙しくなるぞ。」

今日の分書いてないことに気づいたのは16時30分でした

毎日1話ずつ19時に投稿するという目標を掲げてやってるけどうっかりが起きそうで怖いな〜なんて

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