魔王VS守護獣
「アルト、全員を連れてダンジョンから脱出しろ。」
「ご主人様を置いて逃げられません!!」
アルトは召喚されてからレクスに従わないことは一度もなかったが、この状況でレクスを一人残すのは危険だと判断し抗議した。
「俺たちの目的は冒険者の救出だ。ついでにガリム先輩も動けないだろうから連れて行け。これが最優先だ。」
「一人では危険です!」
尚もレクスに抗議を続けるアルトだが、デュハランに二人を待つつもりはなく、再度突進を始めた。
「この程度俺一人で問題無いと言っている。お前は俺を信じていればいい。」
そう言いながら右手をデュラハンに向けるとレクスの全身が魔力によって光を放ち出した。
次の瞬間、レクスの周囲を炎、水、土、風の純粋な魔力で構成された人の頭ほどの球体が囲んだかと思うと、それらは不規則に軌道を変えて前後左右からデュラハンに襲いかかった。
予想外の攻撃に晒されてデュラハンは大きく進路を変えながら魔力の球の対処に追われていた。
「な?わかったら早く行け。」
アルトの方へ振り返り、いつものように余裕の笑みを浮かべると再度逃げるように促す。
「かしこまりました。皆さんを脱出させたらすぐにこの場に戻って参ります。それまでどうかご無事で!」
そう言うとアルトはその場から動かないガリムと冒険者の方を向き、デュラハンを迂回するために声を張り上げた。
「さあ皆さん!レクス様が時間を稼いでいる間にここを出ます!走ってください!」
ガリムを引っぱって走り出したアルトを見た冒険者はすぐにそれに続いた。普段から保険付きとはいえ危険と隣合わせの日常を送っているのだ。生きるための行動を無意識のうちに取っていた。
アルトはレクスの方を振り返ることは無くそのまま角を曲がり、出口の方を目指して走り続けた。
「やっと行ったか。このまま俺に注意を払い続けてくれれば楽なんだがどう出る?」
四方から襲い来る魔力の球に煩わされていたデュラハンだが、レクスが向き直る頃にはその大鎌で三つ目の球を断ち切っているところだった。
残り一つもすぐに切り捨てると先程よりも警戒しているのかすぐに突進してくることは無かった。
全身を魔力によって輝かせるレクスが更に八つの魔力の球を生成し、デュラハンに攻撃を仕掛けた。
「動かないなら都合がいい、その場にしばらく留まっていろ!」
ここで今年の投稿は最後とさせて頂きます。
毎日投稿ができず何日も間を開けてしまったのが本当に残念です。
それでもここまで一度でもこの作品に触れてくれた人には感謝しています
来年はTwitter(X)の更新も活発にしていこうと思っているので今年最後だしフォローしてくれると嬉しいなって|´-`)チラッ
narenohate35 ←こちらのフォローよろしくお願いします
それでは、今年は稚拙な作品にお付き合い頂きありがとうございました!!
皆様にとって素敵な2024年になるように!
そして来年もよろしくお願いします!!
良いお年を!




