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首席魔王の召喚獣は最弱の種族  作者: 成れの果て
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始まりの街

種族:スライム 名前:アルト

体力:C

筋力:D

知性:A

魔力:C

敏捷:C

能力:伸縮 消化 中級水魔法 水属性耐性(小)

中級炎魔法 炎属性耐性(小)

中級土魔法 土属性耐性(小)

中級風魔法 風属性耐性(小)

物理耐性(小)


翌日の朝、アルトのステータスを確認した。レクスの狙い通り敏捷が一段階上がるだけでなく、連発した中級魔法を習得していた。だが今回は一発も当たっていないため耐性までは上がらなかったが成果としては上々であった。


「まずまずだな。よし、行くぞ。」


「はい、ご主人様。荷物をお持ちしますね。」


学園からピリンキ行きの乗合馬車に乗り込む。他の乗客はいないのか静かな旅になった。


「街に着いたらまず領主様への挨拶に向かいますか?」


「いや、着く頃には日が落ちてるだろうしまずは宿を探すところからだな。」


さすがに夜いきなり出向くは相手に失礼だろう。領主への挨拶の前に仮の拠点を定めなければならない。街に着くまで他愛のない話をして時間を潰していた。レクスの言う通りピリンキに着く頃には既に辺りが薄暗くなり始めていた。


「やっと着きましたね。旅というのは初めてですが特に何も起きなくて良かったです。」


「まあここらは危険な魔物も出ないし平和なもんだぞ。」


無事に辿り着いた二人は街の門をくぐり通りすがりの商人に声をかけた。


「すみません、魔王学園から初めてこの街に来たのですが手頃な値段の宿はありますか?」


「ほう、学園の生徒さんかい。それなら子馬亭に行くといいよ。あそこは新人さんでもしばらく暮らせるくらい安いからね。」


「丁寧にありがとうございます。もしなにかあればあなたのお店に伺います。」


「これはご丁寧にありがとう。商業区にある赤い屋根の商会に私はいるから何かあればおいで。それじゃあまたね。」


気のいい商人の紹介で子馬亭まで赴くことにした。街の門から近い位置にあり、見つけるのに苦労はしなかった。


「すみません、魔王学園から来た者ですが部屋は空いてますか?」


「学園の生徒さんですね!お二人ですが部屋は分けますか?」


「こいつは俺の召喚獣なので一部屋でお願いします。」


「そうなんですね!では、部屋の鍵を渡しますね。二階の一番手前の部屋をご利用ください!」


「ありがとうございます。」


宿泊の手続きを済ませ部屋に入る二人。そこで疑問を抱いたアルトがレクスに話しかける。


「ご主人様、宿泊代などはどうするのですか?」


「学園の生徒は最初の一ヶ月は援助を受けられるんだ。だからこの一ヶ月でどうにか稼がないと最悪の場合野宿になるから頑張らないとな。」


「そうなのですね、野宿……雨風に晒されて寒さに震える夜……ふふふ……」


なにやらよからぬ想像を始めた召喚獣は無視して荷解きを始めるレクス。明日からは本格的に動き出さなければならないため時間を無駄にはできない。


「とりあえず荷物を出してくれ。それが終わったら下で夕食にしよう。」


「かしこまりました!」


アルトを現実に引き戻して、明日の準備を並行していく。明日には夢に見た自分のダンジョンを創造できるのだ。自然と心が踊るのを自覚するレクスだった。

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