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首席魔王の召喚獣は最弱の種族  作者: 成れの果て
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受付嬢

洞窟型のダンジョンを創造することに決めたレクスとアルト。早速申請をするために学園の受付まで向かった。


「こんにちは。本日はどのようなご要件でしょうか?」


「レクスです。召喚に成功したのでダンジョン創造の申請をしに来ました。」


「はい、レクスさんですね。ダンジョンランクはEなので駆け出しさんが多いピリンキの街はいかがでしょうか?ここならダンジョンの平均ランクはDなのでオススメですよ。」


ダンジョンをどこに作るかは自由だが、実力者が集う大都市にEランクのダンジョンができても誰も寄り付かないだろう。そう考えていたレクスにとってピリンキの街は条件に合っている。


「ではそこでお願いします。」


「かしこまりました。ではピリンキの領主への通達はこちらで行いますが、街に着いたら挨拶くらいはしてもらえるとスムーズに進むと思います。」


「わかりました。丁寧にありがとうございます。」


受付が終わり出発の準備をするため部屋に戻る途中アルトから的はずれなことを言われた。


「ご主人様は受付にいたような女性がお好きなのですか?」


「突然何を言い出すかと思えば。なんでそう思う?」


「他の方と話す時よりも丁寧でしたので。」


「あのな、あの受付嬢に限った話じゃないが俺は基本的にあんな感じだぞ。ただ最近は周りに悪意やらなんやら剥き出しの奴が多いから相応の態度をとっていただけだ。」


学園の受付ということはレクスのことを知っていてもおかしくは無い。それでも見下すようなことはせず自らの業務に徹して、おそらく誰にも同じ態度で接しているだろう彼女にそれなりの礼節をって接するのは当たり前だ。


「なるほど。ミリアさんに噛み付いているのは向こうの態度のせいということなのですね。」


「そういう事だ。だからお前も無闇に敵を作るような言動はするなよ?」


「心得ました!」


ピリンキまでは一日で着くため明日出発することに決めたがまだ太陽は高く登っているため手持ち無沙汰になってしまった。


「今日はこれ以上やることも無いしお前の願い叶えることにした。グラウンドに行くぞ。」


「ご褒美ですね!行きましょう!すぐに行きましょう!」


目を輝かせながらレクスの手を引いて急ぎ足で進むアルト。一歩引いて見れば可憐な少女だが実際は口元に涎を垂らしながらニヤニヤしているだけである。しかし手を引かれて後ろを進むレクスはそれに気づけなかった。

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