11話 最初で最後
早いもので、アメリカに来てから5日が経った。僕は愛と元気とテーターと行動することが多くなっていた。同じように他の留学生たちもいくつかのグループに分かれていた。まあ人見知りの僕は別にこれで構わない。
元気は相変わらずで、僕は何度愛とテーターの前でパンツ姿になったか分からない。テーターは結構サッカーに興味があるらしく、元気に対して好意があるらしかった。最初は僕と愛のことを察して2人でどこかへ行ってくれていたりしたようだが、話しているうちにお互いその気になったのだろう。元気は夜になると洋物のAVを見るようになった。つまりそういうことだ。
僕と愛の仲も少しずつではあるが深まりつつある。お互い恥ずかしくて甘えたりするのは難しいが、移動の時は毎回手を繋いで歩くようになった。出来ることなら、頬にではなく口と口でキスをするまでに至りたいものだが……僕らは僕らのペースで行こうと思った。
そして、滞在10日目。三日前くらいから夜になると元気はどこかへ行って僕が寝ようとするタイミングで帰ってきていたのだが、今日は全然帰ってくる気配がない。LINEも既読がつかない。さては……テーターと一緒にいるんだろうな。今はお楽しみの時間だろうか、羨ましいものだ。
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一方その頃、元気はテーターの部屋でテーターとベッドの上にいた。
「Why did you that?」
「What do you mean?」
「When the Japan vs United States game, You hurt my brother」
「Ah……Sorry,but I didn't mean to do that. At that time, I was pushed from behind, but I don't know who pushed me. I'm terribly sorry about this」
「Well then,The scene might be left in the camera which used that match!! I will ask for information about this」
「Why are you doing?」
「Because my brother will take revenge you, so I must remove brother's misunderstanding.
He is preparing a gun to kill you……」
「……Are there any I can do?」
「Don't worry. I will save you」
そして2人は熱い夜を過ごした。これが最初で最後かもしれないと思いながら……。
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[日本語訳]
「どうしてあんなことしたの?」
「なんのことだい?」
「日本対アメリカ戦の時よ。あなたは私の兄を傷つけた」
「ああ……ごめんよ、でもわざとではないんだ。あの時後ろから誰かに押されたんだ。押した奴が誰かは分からないけど。ただこのことに関しては本当に申し訳なく思ってる」
「それじゃあ、あの試合に使われてたカメラにならその場面が残ってるかもしれない!!問い合わせてみるわね!」
「どうしてそこまでするの?」
「私の兄が元気に復讐しようとしてるの、だから兄の誤解を解かなきゃいけないの。兄は元気を殺すための銃まで用意してる……」
「……なにか僕に出来ることある?」
「心配ないわ。元気は私が守ってみせる」




