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会える頃に  作者: 公(ハム)
8/9

卒業式当日

僕は次の日も彩の家に行ってはコアなオタク話をして帰るを繰り返した。


そして卒業式当日。

彩は来なかった。

どうしてだかは知らない。

卒業式の日は8人位欠席してた。

その半分がインフルエンザで休みって言うのを聞いた。

友達も卒業式前日にインフルにかかったからもしかしたら彩もかかっているかもしれない。


僕は彩の携帯番号も知らなければ家の電話番号も知らない。

だから、今、彩がどんな風になっているのかも分からない。



そう。分からない。分からないんだ。

だけど、分からないからってどうすることも出来ない。

出来ないのと、行動しないのとは違う。

卒業式が終わったら彩の家に行こう。



家は留守だった。

留守というよりは、から

そもそも、この部屋には、もう、誰も住んではいなかった。


どうして、なんて考えない。

多分、親の都合だ。どうにもならないことぐらい現実には腐るほどある。

僕は彩の「元」家を後にした。



自分の家に帰る。

ポストをみると、朝とりわすれた新聞があった。

新聞を取ると、それにつられて1通の手紙がおちた。彩からの手紙だった。

内容は、引っ越しの連絡だった。

この町にはもう、いないそうだ。

もう、会えない。

でも、彩は手紙をくれた。今はそれで充分だ。


手紙の最後には『また、会える頃にっ!』

その横にピースマークがかいてあった。

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