同士…?
キョロキョロ…
…なんか、ふつうだな。
女の子的な部屋でもなければ、オタクって部屋でもないし、なんだろうこういうの…
んー、とりあえずふつーの部屋だ。
あ、本棚。
んー…少女漫画が多いな…
「お待たせー」
ビクゥ!?
「ん?どうしたの?」
「あ、いやなんでもないよ」
「えと、部屋、あまりジロジロみないでね?」
「あ、えと…うん」
やばい、みてた。そのため返事がうにゃうにゃになってしまった。
「あー、えーと…」
「ん?なに?」
「そこの漫画ちょっと読んでいい?」
「え、いいよ」
「ありがとう」
そういいながら僕は本棚へ向かった。
えーと、そうこれ。これはじめの方読んでないんだよなぁ~
そういって本棚の中の本に手をかけ…
「…あれ?抜けない」
「え?」
「あー、大丈夫かも」
そういって本を丁寧に強く引く。
「よし、とれた…って、これは?」
…抜いた本をにつられたのかもう一冊薄い本が…
「これって、同人誌…?」
「…!!あわ、あわわわ…」
「ん?どうしたの?」
「え?」
「いや、なんか、変に慌ててたから…」
「あ、いや、えと…こういうの見られたら引かれちゃうんじゃないかなって…」
「んー…僕は引かないよ」
「え?なんで?」
「だって僕、軽くオタクだから…彩は…そっち系の人?」
そっち系とはこの場合はオタク系か?という意味だと思う。
「…どっちかと言うと…そうなるのかな?」
「そっか、いやーこんなところに同士がいるとは…」
「同士?」
「オタク仲間ってことかな?」
…なんか、響きが悪いな…
「…仲間」
「ん?なにか言った?」
「い、いや、なにもいってないよ!」
彩は部屋から出ていった。
どうしたのだろう…




