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会える頃に  作者: 公(ハム)
6/9

同士…?

キョロキョロ…

…なんか、ふつうだな。

女の子的な部屋でもなければ、オタクって部屋でもないし、なんだろうこういうの…

んー、とりあえずふつーの部屋だ。

あ、本棚。

んー…少女漫画が多いな…

「お待たせー」

ビクゥ!?

「ん?どうしたの?」

「あ、いやなんでもないよ」

「えと、部屋、あまりジロジロみないでね?」

「あ、えと…うん」

やばい、みてた。そのため返事がうにゃうにゃになってしまった。

「あー、えーと…」

「ん?なに?」

「そこの漫画ちょっと読んでいい?」

「え、いいよ」

「ありがとう」

そういいながら僕は本棚へ向かった。

えーと、そうこれ。これはじめの方読んでないんだよなぁ~

そういって本棚の中の本に手をかけ…

「…あれ?抜けない」

「え?」

「あー、大丈夫かも」

そういって本を丁寧に強く引く。

「よし、とれた…って、これは?」

…抜いた本をにつられたのかもう一冊薄い本が…

「これって、同人誌…?」

「…!!あわ、あわわわ…」

「ん?どうしたの?」

「え?」

「いや、なんか、変に慌ててたから…」

「あ、いや、えと…こういうの見られたら引かれちゃうんじゃないかなって…」

「んー…僕は引かないよ」

「え?なんで?」

「だって僕、軽くオタクだから…彩は…そっち系の人?」

そっち系とはこの場合はオタク系か?という意味だと思う。

「…どっちかと言うと…そうなるのかな?」

「そっか、いやーこんなところに同士がいるとは…」

「同士?」

「オタク仲間ってことかな?」

…なんか、響きが悪いな…

「…仲間」

「ん?なにか言った?」

「い、いや、なにもいってないよ!」

彩は部屋から出ていった。

どうしたのだろう…

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