3/9
懐かしい声
僕はその人の家の前にいる。家っていうかアパートみたいなものだけど…
勿論アポなんてとってない。
さぁ、どうしよおうか…
僕は自分でいったらなんだけど結構根性ないんだよねぇ…(泣
とりあえずここまで来たんだ。あってみよう。
そう思ってインターホンをポチッと…
ピン、ポーン…
よく聞く音がなった。
あぁ、押してしまった…。
本当に出てきたらどうしよう…。僕のこと覚えてるのかな?
・・・
だめだ、だめだ。悪い方向に考えるなっ!
ポジティブシンキング!
・・・
あれ?出てこない…
留守かな?
もう一度プッシュ
ピン、ポーン…
…出てこないな。
留守だな、こりゃ。
残念なのかホッとしたのかわからないけど
僕は、その人の家を後にした。
と、その時。
「え?もしかして幸くん?」
懐かしい声が後ろから聞こえた。




