最終決戦へ向けて
サヨが作った強化アイテムのお蔭で時折現れる怪人に対しても優位に戦えているようだ、しかしあれからかなりの頻度がジャンクショップなどを回っているが強化アイテムの素材に仕様する記録部分が見つからないのである。
それでも戦える状態で転生者の方は満足しており、問題になった必殺技の威力も後で武器に調整用の摘みを発見したために解消したようである。
サヨ曰く「強化の方向や戦闘スタイルなどは確定でつけられるけど、武器や強化後の姿に関する箇所が無かったからその辺は完全にランダムっぽい」とのことで渡したアイテムはそれっきりになっている。
それで十分に戦えているのならもう不満はないハズではあるのだが、仕事が終わっていないのでようはまだまだ強化なり何かしらの事をしなければいけないようだ。
「やっぱり君たちには話したい事がある」
今日も今日とて戦闘のサポートをしていた時の話である、今では戦闘が終わっても普通に歩き回れるほど強化形態にもなれてきたようだ。
「なんですか?」
転生者が真剣な表情をしていたのでこちらも真剣に答える。
「実はもうすぐこの世界は崩壊する」
もし自分がこの世界の住人で主人公をサポートする役目だけをしていたらこんな話は信じなかっただろう、しかしこの世界が変身ヒーローが戦う番組で他の世界から来た住人なのでむしろ疑う事ができない。
「それはいつ起こりますか?」
「……信じるんだね」
「貴方が嘘を言う人ではない事はわかっていますから」
「そうか、日ごろの行いが良かったお蔭か、マジメに生きてみるもんだよ」
「それで自分達は助かるのですか?」
「……わからない、もしかしたら君たちにそっくりな人が出てきた助かったように見えるだけかもしれないし、単純に建物の崩壊とかで死ぬかもしれない」
どうやらかなりの激戦になりそうだ。
「まだ手伝えることはありますか?」
「そうだな、住民の避難いや最後まで近くにいて欲しいかな?」
「わかりました」
よく分からないしとりあえずサヨがいれば何とかなるだろうと思ってしまっているので力強く返事しておく、それに満足したのか表情筋が緩んだ。
「それじゃあいつも通りにサポートよろしく」
「まかせて下さいな」
場び雰囲気が緩んできた所にいきなり近くで爆発音がした。
「なんで、まだのハズじゃあ……」
「何か知っているんですか?」
「あぁ、とにかく爆発音がした方向へ向かうよ」
慌てて車から飛び出して走ってしまった。
「とりあえずいくか……」
「はい」
この事件、もしくは戦闘で仕事が終わるといいなぁと思いつつ車を走らせてもらう、帰ったら免許を取りに行こうと思う。




