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子役もかなり、大変です。  作者: ほっかいろ
第一章~子役、始めました!~
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26、お泊り会ー2- パート2

 2月分です。遅くなってすいません。

 パート2です。パート3で終わりで、凜々花の物語に戻ります。

 

 「監督さんに誘われたの?凄いね!じゃあ頑張らなきゃね!」

 「うん…。でも、緊張、しちゃって…。」

 「こういう風にプレッシャー掛けられるとやっぱり緊張するよね~。じゃあ、まあ、練習するか!」

 「うん!」


 という事で練習が始まった。さあ、ここからが問題だ。まず、私が上から目線に指示しすぎると、友情関係にもひびがはいるかもしれないし、ウザがられてもう練習もできなくなるかもしれない。あと、飽きることだ。普通に練習するだけだったら、すぐ飽きてしまうだろう。幼いし。実際、一人でもかなり練習してるだろうし。

 だ、か、ら、今回私が使う作戦はズバリ、「華憐ちゃんより上手い演技をしてみせる作戦」これは、華憐ちゃんの自尊心がかかってるから、ちょっとリスクはあるんだけど、華憐ちゃんの性格上、素直に凄いと思ってくれるはず…!そして素直に出来るようになりたいと思うはず…!レッスンの時には、実際に教えてと言われえたこともあるしね。っていうか、他の方法思いつかないから、とりあえずこの作戦でいきます!はい!


 「じゃあさ、私が相手役やるから、華憐ちゃんが華憐ちゃんの役やってね。」

 「うん。あ、あとさ、台本覚えた?」

 「うん…。多分ね…。」

 「わかった。じゃあ私は台詞見ながらやるね。」

 「うん。」


 じゃあ、取り合えず読むか…。


 「

美里:じゃあ葵ちゃんは赤ちゃんの役ね!

葵:うん…。

美里:じゃあ、赤ちゃん、ごはんだよ…。


 泥団子を葵の口の中に押し込む。


葵:いや、止めて…!!         」


 なんか、転生して気づいたけど、大人ってあんまり子供の事分かってないよね。事務所の、特に特待生クラスにいる子は皆、かなり英才教育されてるけど、普通の子供なら絶対分からなさそうな言葉が台本の中にいっぱい出てくる。例えば、普通の子供はあんまり独り言をいわないものだ。それに、大人が言ってる事を簡単に理解してる描写もおかしい。まあドラマだから仕方ないのだが、私が言いたいのは、大人視点で上手い演技、って言うのは、ただ文字を読んでるだけの子供には到底できないという事。


 なにが言いたいかというと、このいじめのシーンも、なんで美里は泥団子を食べさせるのが面白いか、とか、多分理解していないと思う。というかいじめという行為についてあまり理解が無いと思う。まあ、それだと意味も分からない単語をつらつら読んでる子役と同じ程度の演技になってしまうのだ。私の想像で演技したものを全く同じように真似できるようになればいいのかも知れない。でも…、華憐ちゃんは、良い子だからな。素直で、努力家だ。


 「ねえ華憐ちゃん、近くに幼稚園あるかな?」

 「幼稚園?」

 「保育園でも良いんだけど…。」

 「あるよ。杉の子幼稚園。行ってたよ。」


 華憐ちゃんが小学生なの忘れてた。


 「へぇ~、私、幼稚園に憧れててさ、制服とか、着るんでしょ?」

 「うん!可愛いよ。」


 そう言いながらクローゼットを開けた。


 「これ!あ、大きさが変わったから2つ制服もってるよ。

 「ねえ華憐ちゃん、やりたいことがあるんだけどさ…。」


 という事で、要領を華憐ちゃんに伝えた。


 「え!?駄目だよ!怒られちゃうよ!」

 「え?でも、お母さんは昔やったらしいし、怒られないよ?私幼稚園児だから。」

 「でも杉の子幼稚園には通ってないでしょ!?それに私幼稚園児じゃない!それに、お母さんに言ったら、絶対駄目って言われるもん。」

 「え?でも私が前やった時はバレちゃったけど、皆笑って許してくれたよ?悪戯好きだな~、って。」

 「本当?」

 「うん。それに、もうお母さんが華憐ちゃんのお母さんに言ってるから大丈夫だよ。」

 「本当!?じゃあ、やる。」

 

 素直な子の前で当たり前のように嘘をつくのはちょっと良心が傷つくけど、演技のためだからね。


 「勿論、演技の為なら大丈夫だよ。」

 「じゃあ、着替えて早く行こう。」

 

 華憐ちゃんが急かすように言った。


 「あ、ちょっと待って、あのさ、窓から行かない?」

 「…え?」

 「なんか、玄関のお花の花粉が苦手だから。」

 「カフン?」

 「うん、花粉って言うのは、花から出る粉なんだけど、私が花粉の近くに行くとくしゃみが出ちゃうから。」

 「そうなんだ…。」

 「じゃあ私が靴持ってくるから先に着替えてて!」

 「うん!」


 なんか素直な華憐ちゃんを騙すようで悪いな…。でも、あれだし?もしこれでヒットしたら、凄いメリットあるじゃん?華憐ちゃんのお母さん的にも、一時期のトラブルよりも、莫大なお金の方がいいよね?うん。私は正しいことをしているはず。


 ということで、玄関に行って、靴を取ってくる。華憐ちゃんのお母さんは台所で料理しているんだけど、玄関から台所まではかなり離れているのでまあ、普通に取ってこれるだろう。


 玄関に行って靴を取った。走りたいけど足音を立てれないのでもどかしい思いでそっと歩いて部屋まで戻った。


 「持ってきたよ」

 「うん!じゃあ凜々花ちゃん着替えてて。」

 「うん。」


 そう言っ制服に着替えた。ちょっと大きいけど、まあ、大丈夫だろう。にしても可愛いな。田舎の中学の制服との違いが激しい。中学校の制服くそダッサかったな…。


 「よし!じゃあ、行こう!」

 「うん!」


 こうして、私達は華憐ちゃんの部屋の窓から脱出して杉の子幼稚園へと向かった。


 そうですね、えっと、とりあえずすみません投稿サボってて。テストとか風邪とかが続いちゃって、気づいたら背を向けていました。そうです言い訳です。凄い溜まってるので、一週間毎日投稿したいと思います。というか私宣言しないとやらないので宣言します。

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