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オレはのんびり過ごしたいんだ❗  作者: 空蜘蛛 津凪
転生したので準備しよう。
24/40

町に近付いたけど?

ちょっと長くなりました。

今日も【リトルワールド】のおかげで爽やかな朝を迎えられた。いつもより早起きして、柔らかな布団に別れを告げて朝食の準備をする。ウサギの肉を一口大に切り分けて、草原にあったハーブを使って焼いていく。まだ小麦粉がないから主食が作れない。パスタやピザなどのために、早く町に行って手に入れたい。飲み物は薬草ジュース(笑)採取した薬草をミキサーにかけて水で割った。砂糖やハチミツなど甘味も恋しい・・・。それをライムと一緒に食べる、早く調味料を揃えてちゃんと美味しい料理をライムに食べさせてあげたい(泣)



冷蔵庫やミキサーがあるのは突っ込まないからな・・、突っ込まないからな!!


これも訴えがあったんだろうか・・・怖くて聞けない。



朝ごはんが終わったらちょっと体操をして体をほぐす。ライムも一緒に伸びたり縮んだり、膨らんだり萎れたりしている。



それが終わると昨日ちょっと思い付いたことを二人で試してみる。魔法以外の遠距離攻撃がない俺らは、【精神力】が切れると不味いことになる。その為【投擲】というスキルをゲットするためにこれからちょっと訓練&検証をしてみようと思う。



まず、土魔法で弓道場にあるような的を作る

とりあえず10メートル位離れてから的を狙って石を投げる。

その際きちんと真ん中を狙い投げる。スキルを得るまでの投球数と真ん中に当たった石の数を計測。ライムも同じように行う。目安は100球として、それでも覚えなければ20メートル離れた位置から再び行う。



こんな感じでやっていたらライムの方が先に覚えた。どうも投球数と的に当たった数ではそんなに違いはなかったが、連続で的に30球当てないといけないようだ。ライムは石を体内に保管して吹き矢のような筒を作って狙いを定めていたようだ。その為コツを掴んだからか今も軽快に的に当てている。自分も条件をクリアし【投擲】ゲットだぜ!!・・・次にいこう。俺は町も近くなったので装備を対モンスター用から対人間用に変更する。全体的に刺々しいイメージだが、やられるよかいいです。




それから自分とライムは町に行くがてら石を回収していく。そして道すがら見つけたウサギに狙いを定めて【投擲】を使い始末していく。途中ピコーンピコーンって鳴ってるけど【投擲】のレベルアップだろうと思いスルーする。今日はいつもと違ってウサギの肉と皮以外を残していく。なぜならモグラも犬も全く見かけないからだ。ライムの勘違いってことはないだろうからきっといるとは思ってる。

いつもなら全部【リトルワールド】の中で【解体】・処分していたが、臭いにつられてやって来るんじゃないか?と思ったからだ。このまま撒き餌は継続しよう。にしても本当にウサギ以外全く見かけないな~?それにウサギの遭遇率も少ない?




もうこのままのスピードで行けば夕方には町に着きそうだ。そう思っているとマップに反応があった。3匹の犬(注:何度も言いますが狼です。)がこっちにむかってくる。初の犬との戦闘、ウサギとは大きさが違うな。だいたい大人のシベリアンハスキー位かな、それが3匹・・・前世界なら逃げられないしアウト~だろうな~。こっちへ攻撃してくるなら迎撃、そうでないなら観察だけですまそうか。




ダメだった・・・肉眼で捉えられる距離になるより早く、こちらに殺気を向けてきていた。バレるの早いな?犬だから鼻がきいたのか?

真っ直ぐにこちらを目指しているが、途中何度も交差し狙いをつけにくくなっている。その動きはウサギの直線的な動きではなく、滑らかに動いている。なかなか群れとしての動きができているが、自分達の方が早い。




「ライム、木魔法使って止めるから牽制で投擲よろしく。でも当てられるんなら当てて良いよ♪」と声をかける。





ビョーンと伸びたライムは早速形を変え【投擲】していく。今までウサギを狙い撃っていたライムにとっては簡単だったようだ。木魔法で止めてから当てていこうかとも思ったんだけど、止めるまでもなく全弾命中。当たって止まったところを【木魔法】で捕らえていく。




さて、可哀想だけど終わりにして【解体】に入る。毛皮に爪・牙、一応肉もとっておいた。後で試食してみよう。それにしても痩せてる気がする。それとも犬ってこんなもんなのか?前世界の犬達がデフッとしてただけなのかな?それに3匹だけか?他に特化したようなのはいないのかな?疑問がいくつか浮かぶがその答えがむこうから来たようだ。




濃い茶色い塊が自分とライムの前に、2列にズラッと並んでいる。数は45匹、そのほとんどがさっきと同じサイズだ。そう、『ほとんどが』だ。

群れの中、一番奥にデカイのが1匹いる。一番後ろにデカイのって何か変な感じだ。普通群れを率いるから一番前に来ないか?そう思っていると、そのデカイのが後ろから前にゆっくりと出てくる。




こっちをジッと睨み付けている。低いうなり声をあげて、今にも飛び掛かるぞというような姿勢をとった。そして「ヴォンッ」という感じで、大きな声でこっちにむかって吠えた。次の瞬間、俺は短槍をその場で1回転するように横凪ぎに振り回した。



「「ギャンッ!?」」という声と共に犬が2匹吹っ飛んでいった。「ライム」と声をかけるとライムがその2匹を拘束し戦闘に入る。



コイツは、自分に注意を向けさせ、大回りで俺達の背後に移動させた手下に後ろから奇襲させたのだ。それにさっき吠えたのも【咆哮】というスキルでこっちの動きを止めようとした用でもある。本来の俺なら「スゲー!賢~い!」とはしゃぎ喜ぶところだが、そんな気は起きなかった。マップを見ていたから後ろから前に近づいてくるのは分かっていた。それをコイツは、飛び掛かる姿勢をとった瞬間嘲笑ったんだ。実際に笑ったわけではないが「間抜けが・・」というような感じが伝わってきた。これも【意志疎通】の効果かな?



一方、デカイのは一瞬固まりはしたがすぐに吠えて手下に指示を出したようだ。犬がワラワラと襲いかかってくるので、俺はやり返すことにした。



大きく息を吸って「ガーーーッ!」と吠えたのだ。さっきコイツがやった【咆哮】は、魔力をのせて吠えるというものだったのでやってみた。するとピコーンピコーンといつもの音がなった。



○スキル

補助系スキル【咆哮】レベル3を取得しました。

補助系スキル【威圧】レベル3を取得しました。



襲いかかろうとしていた犬達は半数が止まっていた。残りの半数はそのまま襲いかかってくるので始末することに決めた。どっかのアニメの主人公が覚悟について語っていたのを思い出しながら、防具の性能確認もかねて体術のみで倒していく。



そんな中ヤツが逃げていく、つくづく嘗めたヤツだ。おそらく客観的に見たら賢いんだろう、群れを率いる・策を使える・状況判断が出来ると悪くない。


たが、気にくわない。


策を使うのは良いが相手を嘗めてるのが気にくわない。


策が破れたら自分は出てこずに、手下を向かわせるのが気にくわない。


止まって動けないものがいるなかで、一人でコッソリと逃げ出そうとしているのが気にくわない。



俺は即座に風魔法を使って加速、首の後ろを右手の手甲を使って思いっきり殴り付けて始末した。




ライムも2匹片付けたようで、体内に取り込んでいた。俺は襲ってこなかったもの達の方へ行き、【意志疎通】を意識して言った。


「お前達は見逃してやる。俺に襲いかかって来なかったからだ。俺は喰わないものはなるべく殺さん。俺に敵対しない限り好きにしろ、お前達の面倒をみるつもりはない。下手に人間に関わらずのんびり暮らすことをすすめる。以上!」



それを理解したからか、残ってたやつらは一目散に町から離れるように逃げていった。




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