75.やっぱ肉、肉よねー
夕食はいつもの保存食だと思ってたら、C級パーティーの狩人さんたちが、鹿を2頭仕留めてきてくれた。
この辺は野生動物がとても多いのだそうで、狩りが楽なんだって。
そういえば、この廃村を出てしばらく歩いてたら、オオカミの群れに跡をつけられたんだったわ。
獲物が多いってことは、肉食動物もたくさんいるってことだね。
手際よく捌いて、みんなに鹿肉が振る舞われた。
これはさすがに、あたしたちもお相伴に預かることにする。
焚火であぶって岩塩を振っただけだけど、やっぱ肉、肉よねー
調理していた野良聖女ズが、ドヤ顔してたけど、あんたらが仕留めた獲物じゃないでしょうに?
ま、こっちは肉が貰えればいいの。
余計な事は言わないに限るわね。
~ ・ ~
オーク集団との遭遇が近いので、警戒を怠らないように見張りの人数が二倍になった。
連中、夜襲が得意そうに思うんだけど、来ると分かっていれば対応は出来るみたいね。
昨夜のように、女性冒険者はひと固まりに。
あたしたちは、テントで就寝した。
緊張して眠れなかったらどうしようとか思ったけど、あたしに限ってそんなことは無いらしい。
まだ、その時ではない。
身体がそういうのを理解しているみたいで、休める時にキチンと休むんだね、あたし。
となりで眠るみーよの寝息を聞きながら、あたしも速やかに眠りについた。
(つづくっ!)




