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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移六日目っ! ~ お金は使ってナンボなのっ!

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52.職人さんに敬意を払うことは大切

挿絵(By みてみん)


 その足で、教会の建物の修理業者を訪ねて、正式に契約を結んできた。

 ここでも前金を求められたんで、半額の金貨5枚を支払ってきた。このお金はそのまま材料の調達に使われるみたいで、大層喜んでいた。

 例の契約用の魔法陣が掛かれた羊皮紙、ここでも活躍していた。

 大きな契約は、そうやって保証されるみたいね。

 そして、みーよはここでも業者さんを祝福していた。

 業者さん、明日は材料を調達するので、工事はあさってから入る。ちょうど暇していたんで、ありがたいよ、と感謝していた。

 朝と夕方の食事、なにか要望(リクエスト)はありますかと尋ねると。

 腹の足しになるものなら何でもいいけど、食べ応えがあるほうがいいな、と言われた。

 食べ応えねぇ。

 肉を調達したいな。狩りにでも行きましょうかね。狩場とか知らんけど。

 あたしたちの手元にあるお金は、あと金貨5枚と大銀貨3枚。あとは小銭。

 マム院長は大金貨1枚以上を持っているはず。

 使い込んでいないでしょうね? まさかね。

 残り金貨5枚を、施工終了後にマムちんが支払えば、お金関係は解決だね。


 年少さんに、屋台で売ってる鳥の串刺しを人数分買ってきてもらう間。

「こんなに良くしてもらって、ホントにいいの?」

 アリちゃんが、なんか恐縮してる。

「あたしの方こそ、お世話になってるんだし」

 ま、お金は無くなったら稼げばいい。そういうもんでしょ?

「あさってから、朝夕の食事、業者さんの分も作らなきゃならないんで、忙しくなるよ。遠慮なんかしてる暇、ないよ?」

 あたしはゴハンは作()ないしね。

「俺は、なにしたらいいんだ?」

 そーだね、そういう素直さは大事だねえ、シュラン君。

「忙しくなるんだから、アリちゃんの下働きはしてね。水汲みとか食器洗いとか、色々あるでしょ。あと、筋肉の使い方を意識して欲しいかな。こう動いたら、この筋肉を使う、なんてことを意識して欲しい」

「分かった」

 ホントに分かってんのかな?

 ま、オイオイ教えればいいか。

 あ、年少さんたちが嬉しそうに、串焼きを抱えて戻ってきた。そうだね、君ら、焼きたてを食べるのは初めてだったね。


 業者さん用の食材を市場で買い込んだので、もう1枚、金貨を消費した。

 荷車に、どんどん積み込む。

 値引きした分がほぼ吹っ飛んだけど、全部食べ切るわけでもないので、いいんじゃないの?

 あら、アリちゃんがブツブツと、お金足りるのかしらと呟いてる。

 あぁ、マム院長に似てきたんだねぇ。

 心配しなくても、全然大丈夫よ?

 とはいえさすがに、アギト・ナイフが戻ってきたら、ひと稼ぎしてこなきゃダメかもね。

 シェラン、シャラン、シュラン、あ、シュランでいいのか、ホントあたし名前覚えるの苦手なんだよね。“ラン”が付くのは覚えたんだけどね、に、武器を替えたの? と尋ねられた。

 あーこのショートソードね。

 朝、あたしの鍛錬を熱心に見学してたもんね。

「アレは研ぎに出してるよ。あと、あたし好みにグリップも調整して貰ってる」

「へえ…」

 そういうことも、するんだ。と感心された。

 そう? 普通でしょ?

 鍛冶屋の小柄で不愛想な親父と、なんか気が合いそう、という話もした。

 シュランにとっては未知の話で、考えもしなかった世界らしい。

 単純に、武人への憧れみたいなもんかな?

 少年だねえ。青春だねえ。思春期だねぇ、は、関係ないか。

 調整代として金貨1枚掛かったね、というと、目を丸くしていた。

 そうだね、君らの新品のお洋服と同じ値段だね。

 でもね、職人さんに敬意を払うことは大切。

 敬意の払い方は、太っ腹にお代を支払う事。

 で、そうするためには、稼がないとねぇ。

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