表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移五日目っ! ~ 弟子を取ったり、求婚されたり、色々あるのよっ!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/57

42.弟子にして下さいっ!

挿絵(By みてみん)


 朝ごはんは、昨日の残りにパンを追加したもの。

 あと、ちびちゃんたち以外は年齢関係なく、全員にエール。

 アルコール、気にしないの? ま、腐りにくいから、いいのかな?

 どうも、お酒というよりは飲み物、水代わりで栄養補給みたいなものらしいわね。

 食べていると、男の子たち二人に、じっと見られる。

 何よヤダ恥ずかしいわね、今朝の事は忘れて。ちょっと夢中になりすぎちゃっただけなのヨ。

「イクミ姉ちゃん、俺たちを」

「俺たちを」

「弟子にしてくんないかな?」

「弟子にして下さいっ!」

 あーそっちかー

 顔は、真剣。真面目なんだねぇ。

 二人で朝から稽古の真似事も、そうだね、昨日、遊び半分であたしが組み打ちを教えた影響だねぇ。

 ん-どーしよう?

 マム院長にアイコンタクト。

 どんなもんでしょう?

「私は、いいと思いますよ。付き人イクミの実力は、充分に理解しましたから」

 そんな、にこやかに見つめなくても。

 みーよも、頷いてる。

 しゃーない、面倒見てやるかー

「あたしが暇な時だけね。まあ、あたしがいなくても練習できるように、手ほどきはしてあげる」

「あ、ありがとうございます!」

「あ、ありがと……」

 なによ、そこ、照れるところ?

 年少さんが素直な気持ちを表しているのに、思春期なお子さまはこれだから面倒だわね。

「闘う訓練は、4種類あるんだけど。あたしが教えられるのは、個対個、個隊複数だけね。複数対複数、複数対個は、兵士になりたいとか、いつもグループで行動する場合。あたしにはその辺の指揮もやり方も分かんないわ」

「兵士?」

「そーね。兵士は集団行動をいかに揃えるか、指揮にいかに従うかが肝心だから」

「俺、兵士になんかなりたくないよ」

 年上の思春期が、渋い顔をする。

「別にならなくてもいいでしょ? 自分の力を伸ばすことは、何をやるにしても必要だよ。ん-君は、付き人の訓練とか、してたんじゃないの?」

「訓練?」

 そう、闘う訓練(トレーニング)

 だって聖女様をお守りするのが、付き人のお役目なんでしょ?

 闘う訓練(イメトレ)位、するんじゃないの?

 マム院長は頭が固そうだけど、だからこそ、その辺は抜かりないんじゃないの?

「訓練なんか、しないよ? だって聖女様の祝福を受ければ、大抵の敵は倒せるんじゃねーの?」

「でも、祝福無しでも、強い方がやっぱりいいよなって、兄ちゃん言ってたじゃん」

「余計な事言うなよー」

 なんか、年少さんの直球を食らってよろけた思春期が、変なこと言ってるゾ?

「あれ? そういうもんなの? あたし、みーよの祝福なんて、受けたことないよ?」

 男の子たちが、固まった。

 女の子たちも、院長先生も、固まった。

 ちびちゃんたちだけは、何のこと、という感じでキョトンとしている。

「イ、イクミ姉ちゃんさ、オークたちを討伐したんだ、よな?」

「そーだけど? あんときは、あたし、まだみーよの付き人じゃなかったし」

「……」

「……」

「マジ、かよ」

「ありえない、です」

「聖女ミヨ、説明なさい」

 あれ、院長、そこ、怒るところ?

「いえ、あの、その、必死だったものですから……」

 みーよがなぜか、しどろもどろだよ。

「勇敢に戦う付き人に、祝福(ブレス)の一つも授けないとは、あぁ全く情けない。こんな聖女に育てた覚えなど、無いのですよ!」

 あーまーそれはしょうがないじゃない?

「マムちん、あんまり怒らないであげてーザコなオークはともかく、隊長ちゃんにはちゃんと(スキル)を使ったからさ?」

「技?」

「そ。あんなの大したことないって。だから、祝福(バフ)? あれば便利だし、なければないで、何とかするよ?」

 みんな、口をポカンと開けたまま、あたしを見つめている。

 ん? あたし、またなんか、ヤラかしちゃった?

「え? だって、戦士(ファイター)なら、あーいう魔物(モンスター)と普通に戦うんでしょ? あたし、変? 普通じゃないの?」

「だって、あなたは女性じゃありませんか」

「女の子は、何も無しに戦ったりなんかしないのでは?」

「イクミねーちゃんはスゴイんだからいいんだよー」

「いいんだよー」

 あれ、世代別でキレイに意見が分かれたわね。

 小さい子供(ちびちゃん)は性別なんて関係ない。

 大きな大人(常識人)は性別はとても大切と。

 この世界の人は、女性は直接戦ったりしない、という認識なんだねぇ。

 でもさ、図体ばかりでかくて威張るしか能のない男どもなんて、何の役に立つのよ? イラなくない?

「い、いや、俺たちもイクミねーちゃんにちゃんと教わるから」

「頑張るよ、僕」

 そっか、そーだね。イラないとか、言われないようにしないとね。

 頑張れ、男の子。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ