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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移三十三日目っ! ~ ポートビリアの問題が、解決っ!

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273/279

273.あの子たちの面倒を見てあげないと、ね

 捕虜たちを送り届けた騎士団の大隊も、無事に戻ってきて。

 夕方、サーリット領主が、みーよに都市全体への会見放送を準備させて。

 領主代理として、防衛隊長だったハンドゥを紹介。

 守護結石の守護者代理として、宮廷魔導士だった幼女シーチャンも紹介。

 行政長官として、代理の肩書が取れたエンダナも公に示した。

 明日、皇龍公国準騎士団は都市を発って帰路に就くが、なにか緊急事態が生じた場合は、再び駆けつけるので、安心して復興に励んで欲しい、と演説していった。


 その夜、一階のフロアを全部開放して、お別れのパーティーが催された。

 立場とか関係なくの、立食パーティーだった。

 最初のわだかまりが無くなって、ポートビリアの武官や文官と、皇龍公国の騎士団が打ち解けた雰囲気の、談笑の場になっていた。

 あたしたちも、色んな人から声を掛けられた。あ、料理長もわざわざ来てくれたよ。俺の料理を美味しそうに食べてくれてありがとう、だってさ。

 いや、本当に美味しかったよ。任務でこっちに来るときには、ぜひともここの大食堂に寄らせてもらうよ。


     ~ ・ ~


「明日、行っちゃうの?」

 守護結石の塔で過ごす、最後の夜。

 幼女のお世話をするあたしに、寂しそうな顔が向けられる。

「そうだね」

「一緒にいてくれないの?」

「そうだね」

「……さみしいよ」

「あたしもだよ」

 ふっさふさの髪の毛を梳いてあげながら、幼女の温もりを確かめるあたし。

「向こうにも、オマエと同じような子が二人いるんだ」

「そうなの?」

「可愛い愛弟子も二人いる。他にも、元気な女の子と、オークの捕虜になってた女の子。そして、聖女になれなくて悩んでる子もいるよ」

「そうなんだ」

「あの子たちの面倒を見てあげないと、ね」

「……そっか」

 向き直って、なんか、納得したらしい幼女。

「また会える?」

「約束はできないけど、多分、会えると思うよ」

 現代に帰ったら、またここに来れるかは、自信ないなぁ。

 でも、まあ、会える気はする。根拠ないけど。

 この子、もっとスゴクなるような、そんな気がするから。

「シーチャン、ここで頑張るからね」

「うん、そうだね」

 くそぉ、可愛いなこの子。出来るなら連れて帰りたいんだけどなぁ。

 むぎゅっと抱きしめてあげると、くすぐったそうにキャッキャと笑った。


 その夜、夢を見た。

 覚えてないけど、温かい夢だったと思う。

 いい夢だったと、思う。


挿絵(By みてみん)



                         (つづくっ!)

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