246.ま、元気が出たなら、なんでもいいや
だいぶ、調子を取り戻したみたいなみーよに連れられて、大食堂へ。
あら、あまりというより、ほとんど人がいないね。
都市に帰ってくるのが遅かったし、みーよが気を失っちゃって、スッタモンダあったからね。
これは、夕食抜きかなぁ?
「いえ、ご用意してありますので、どうぞ」
あ、メイドさんが気を利かせてくれた。そして例によって二人体制だ。
「ゴメン、待たせちゃってた? “残業”させちゃったよね?」
あ、共通語でも普通に残業はあるんだ。ちゃんと翻訳された。
「いえ、私たちは大聖女様の専属メイドですから」
へえ、そうなんだ。
ああ、部屋まで食事を持って行かなくてイイってみーよが言ってたから、こっちの手伝いをしながらあたしたちが食事に来るのを待ってるわけね?
モシャモシャと食べ飲みしているあたしを見つめながら、みーよがため息。
どしたの? 食べないの? 食欲ないの?
わたし、聖女として、まだまだだなぁって?
そりゃそうでしょ?
誰も、そこまで期待してないと思うよ?
郁ちゃんまで、そんなこと言うんだって?
だって、イイ子ちゃん辞めたんでしょ?
じゃあ、みーよのやりたいようにやれば?
あたしたち、今まで通り、やりたい放題でいいんじゃないの?
なによーそんな吹き出すような事、言ったっけ?
ま、元気が出たなら、なんでもいいや。
自室に戻って、シャワー浴びて。
寝巻のポンチョにお着替えして。
同じように着替えたみーよも、もう眠くてしょうがない顔をしているね。
なによ、抱きしめて欲しいって?
しょうがないなぁ。
あたしたちは互いを抱きしめ合いながら、そのまま眠りに落ちた。
(つづくっ!)




