238.あとは、大根役者次第だねぇ
大根役者は、気絶したまま、牢屋行き。服や荷物はちゃんと預かっておくよ。
お付きの隷属させられてた男たちは、そのまま一緒に、やってきた船に連れて行った。
向こうの船長さんに、トゥーンカ卿が御乱心なされたので、しばらく牢屋で預かっておくとサーリット司令官が告げた。
船長もなんか持て余していたみたいで、そっちが責任持ってくれるなら構わないとのこと。態度と扱いのギャップが激しいね。
もうちょい聞いてみたら、あの大根役者の代わりは、結構いるらしい。都市の竜宝珠だったっけか、その正規守護者じゃなくて、代理ですらなく、補佐のうちの一人で。
で、勝手に抜け出して、この船に無理やり乗ってやってきて、ポートビリアの領主の座に収まろうともくろんだのだそうです。一体、何やってんだ?
ただ、首輪付きの男たちの所有権はあの大根役者にあるので、そっちで最後まで面倒を見て欲しい、だってさ。
この人たち、凄い装備してるけど、元々は奴隷だったらしい。
身請けして自由民にする代わりに、隷属の首輪を付けさせられた、だって?
それじゃ奴隷と同じ、いや、奴隷以下ジャン。
でも、逆らえないのね。
メンドクサイね。
隷属の首輪は、持ち主から離れていようと、効力自体は変わらない。
ただし、近くにいて直接命令しないと、難しい事は遂行できない。
で、無理には外せない。外そうとすると、首が絞まる。
なので、大根役者から隔離しておけば、とりあえず安全なのね。
よって、武装を解除させて、配下の警備兵に頼んで、街の復興の手伝いをさせることにしたみたい。
あとは、大根役者次第だねぇ。




