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Sweet Bomb NEXT  ~ 今度は異世界で大暴れっ!  作者: 白河・DG・夜舟
転移二十九日目っ! ~ ポートビリアで大暴れっ!

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231.「付き人イクミ殿、お願いがあるのだが」

挿絵(By みてみん)


 みーよのお仕事が一段落ついたんで、執務室に呼ばれてコーヒータイム。

 なぜか、テイル副官もくっついてくる。

 アンタさ、さっきまでビール呑んでたのに、そのままコーヒーまで飲むあたしに、付き合う必要あるの?

 ……ま、いっか。

 で、サーリット司令官も、どこからともなく現れた。

 この人は、美味しそうなものに対する嗅覚が優れているらしいね。

 ってか、執務室の壁際に、すでにコーヒーメーカーセットを常備してるのね。

「本当はオラクルの執務室に備えるつもりだったけど」

 そうか。ここの大聖女を退任すると、消えちゃうんだろうね。

 なので、期間限定になるよね。

 そんなコーヒーを、司令官殿が実に美味しそうに飲んでるね。

 で、お話があるのね?

 あたしに用事なのね?

 取り巻き君、団長に言いつけてやるとか言ってたもんね。

「付き人イクミ殿、お願いがあるのだが」

 ほら来た。

 みーよが、あたしを思いっきり怖い顔で睨んでくる。

 全くもーホントに世話が焼けるんだからー

 うん、ゴメン。

 ……あんまり反省してはいないけど。

「拙者との訓練に付き合って頂けぬだろうか。むろん、大聖女殿の立ち合いのもとで、だが」

 みーよの立ち合いで?

「付き人は、聖女の祝福によって、最大限の力を発揮できるのであろう?」

 ま、そりゃそうだけどね。

「なんでもあり、で、いいの?」

「無論だ。“聖戦方式”であれば、命の危険はあるまい」

 うん、そうなんだけど。

「コッチは出来ても、ソッチが聖戦に応じられなくない?」

「ワシが立ち会えば問題なかろう?」

 テイル、だっけか。僧職者なんだろうけど、そんなこと出来るの?

「それで結構です。でも、その……」

 へえ、出来るんだ。

 でも、みーよが何か、口ごもっている。

「うちの付き人、本当に強いので。手加減というか、八百長させても、よろしいですけど……でも、郁ちゃんだからなぁ」

 あたしが強すぎて、司令官殿を叩きのめしちゃうって事だよね。

 でも、八百長……あたしには無理かもね。

「いや、そのような配慮は不要だ。聖女殿、何か勘違いしておられるようだが」

 まっすぐ、みーよの顔をみる司令官。

「拙者は伊達に“不退転”と呼ばれている訳では、無いのだよ」

 へえ、なんか自信ありげだね。

「……んもう、郁ちゃんってば。

 ……判りました。お受け致します」

 あら、顔がニヤついてるって、バレちゃってた?

 そりゃ、まあ、分かるか。

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